谷山浩子や手嶌葵や木村弓!ジブリ女性歌手の旅歌は旅を情緒深く豊かにする

 

谷山浩子や手嶌葵や木村弓!ジブリ女性歌手の旅歌は旅を情緒深く豊かにする

・ジブリ女性歌手の素敵な旅歌の紹介
・「ゲド戦記」作曲の谷山浩子による「バザール」(イラン)
・「コクリコ坂から」の手嶌葵による「さよならの夏」(ポルトガル、南フランス、南イタリア)
・「千と千尋の神隠し」の木村弓さんによる「アルハンブラの思い出」(南スペイン)
・「千と千尋の神隠し」の木村弓さんによる「銀のしずく」(北海道)

・ジブリ女性歌手の素敵な旅歌の紹介

ジブリの主題歌に起用されている女性歌手にはジブリ以外にあまり知られていないことも多いが、彼女らの作品を探してゆくと意外と旅人の魂に共鳴する作品、異国での旅情をふさわしく彩ってくれる作品であふれている。誰にも知られることがないからこそ、自分だけが知っているような気がしてちょっぴり嬉しいような、ジブリ女性歌手の旅歌をぼくの旅の思い出と共にご紹介しよう。

 

 

・「ゲド戦記」作曲の谷山浩子による「バザール」(イラン)

異国情緒あふれるイランの旅の思い出。イスラム教のモスクが立ち並び、壁には見たこともないような緻密で精細なモザイク模様、そして街のいたるところに見える門や通りはまるでモスクの屋根のようなドーム型。詩的で美しいイランの国に似合う、日本の歌なんてあるのだろうか。iPhoneの中に、このイランのとてつもなく深遠な異国情緒に見合う曲が果たしてあるのかとさがし求める。あった!ジブリの「ゲド戦記」で「テルーの唄」を作曲した谷山浩子の「バザール」という歌だ。イランでも商店街のことを「バザール」と呼び、その名前だけでも異国情緒が漂ってくる。

 

”夜明け前 眠るバザール
人気のない街角
石畳踏んで歩く わたしの靴音

コロンコロンコロン コロンコロンコロン

靴音は誰を呼ぶ 愛しい人の名前
胸の中 遠く近く こだまは返るよ

コロンコロンコロン コロンコロンコロン

わたしの恋は秘密の箱の中

だけどあなたにだけはわかるはず

あなたの青い眼差しの中
幾千回も寄せては返す海が見える

ここはどこ 夢のバザール
どこにもない街角
夢の中ならばきっと あなたに会えるね”

 

ぼくはこのような種類の音楽を谷山浩子の「バザール」以外で聞いたことがない。これは一体なんという種類の音楽、あるいはアレンジなのだろうか。静寂に満ちていて、怪しくて、囁くような歌声、それでいて神聖な雰囲気。まさにイランの雰囲気にピッタリなのだ。本当に不思議なことだが、この歌を聞いているとイランのエスファハーンで、ラクダの骨でできた実に美しい青い小箱を発見して買ってしまった。模様なイスラム芸術の幾何学模様。まさに歌詞の通りに、恋をこの秘密の小箱に入れられてしまいそうだ。

 

”空に映れ 水に響け 空気に染まれ みどり
静かな腕に力を込めて たたけ風のドラム”

 

この不思議な音楽の雰囲気は、谷山浩子のオリジナルアルバム「水の中のライオン」の流れの中で次の曲「風になれ 〜緑のために〜」へと引き継がれて、怪しく、暗く、静寂に満ちた神聖な空気のままでアルバムは終わる。この「風になれ 〜緑のために〜」と一緒に聞けば、神秘的な雰囲気はより一層引き立てられる旅になる。もっといえばアルバム「水の中のライオン」を聞きながらイランを旅することがオススメだ。

created by Rinker
Yamaha Music
¥2,619 (2020/08/05 19:45:20時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
Yamaha Music
¥3,274 (2020/08/05 19:45:20時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
¥3,180 (2020/08/05 19:45:22時点 Amazon調べ-詳細)

イランの美しき鏡の予言!無意識下の創造はやがて来る未来を暗示する【1/2】

ペルシアの鏡【1.5/2】

自我を打ち砕かれる聖域!イランのイスラム教モスクの内部は人を映し出さない鏡面の宇宙だった【2/2】

 

・「コクリコ坂から」の手嶌葵による「さよならの夏」(ポルトガル、南フランス、南イタリア)

夏の南欧、地中海沿岸の旅をするなら、絶対的に手嶌葵の「さよならの夏」がオススメだ。「さよならの夏」はジブリ映画「コクリコ坂から」の主題歌。この歌は地中海の海辺の街をゆるやかに散歩するときのために作られたのではないかと思うほどに、素敵に旅情を深めてくれる。今ここで聞いても、地中海の日差しと白い家並みが浮かんでくるようだ。

 

”光る海に かすむ舟は
さよならの汽笛 のこします
ゆるい坂を下りてゆけば
夏色の風に会えるかしら

わたしの愛 それはメロディ
高く低く歌うの
わたしの愛 それはかもめ
高く低く 飛ぶの

夕日の中呼んでみたら 優しいあなたに会えるかしら

誰かが弾く ピアノの音
海鳴りみたいに聞こえます
遅い午後を 行き交う人
夏色の夢を 運ぶかしら

わたしの愛 それはダイアリー
日々のページ綴るの
わたしの愛 それは小舟
空の海を ゆくの

夕日の中ふり返れば あなたはわたしをさがすかしら

散歩道に 揺れる木々は
さよならの影を落とします
古いチャペル 風見の鶏
夏色の街は 見えるかしら

昨日の愛 それは涙
やがて乾き消えるの
明日の愛 それはルフラン
終わりのない言葉

夕日の中巡り会えば あなたはわたしを抱くかしら”

 

ぼくはこの「さよならの夏」の”古いチャペル 風見の鶏 夏色の街は 見えるかしら”という歌詞に導かれ、風見鶏のありそうなポルトガルへの人生初の一人旅を決行したのだった。

旅立つことはすなわち死ぬことと同じ:初めての一人旅はポルトガルの思い出

その後も南フランス・プロヴァンスのマルセイユ、南イタリア・アマルフィーへと駆け下りる階段でこの「さよならの夏」を聞いて、この歌は今、目の前に広がるこの美しい風景を見て作られたんじゃないかと考えてしまうほどに、旅の景色と調和していて感動的だった。何度聞いても飽きることなく、この「サヨナラの夏」は新しい景色の中で聞くたびに、生まれて初めて聞いたような感動がよみがえってくる。ぼくはもっとこの「さよならの夏」が似合う国や景色を旅したい。あふれる光と碧く愛おしい海に、この一生でもっと出会いたい。

created by Rinker
Yamaha Music
¥2,350 (2020/08/05 19:45:23時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
¥5,436 (2020/08/05 19:45:24時点 Amazon調べ-詳細)

 

また彼女の最新のオリジナルアルバム「Ren’dez~vous」と「青い図書館」はアルバム全体をどちらも名作!どちらもレトロで懐かしい種類のお洒落な雰囲気が漂っている。「1000の国を旅した少年」「NOMAD」や発売の後にドラマ主題歌でヒット作品にもなった「明日への手紙」も収録されている「Ren’dez~vous」は全体的に洋風な旅情に満ちている。「青い図書館」は神秘的で静かな雰囲気の短調の音楽が多く、実はイランの旅では谷山浩子の「水の中のライオン」と共にこの「青い図書館」をよく聞いていた。イランの旅情によく合っていた哀愁漂う作品。

created by Rinker
ビクターエンタテインメント
¥3,054 (2020/08/05 19:45:24時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
ビクターエンタテインメント

手嶌葵「さよならの夏」〜静かで美しいヨーロッパの海辺の街で聞きたい歌がある

アマルフィへとくだる階段が夢の世界みたいで時が止まった

アマルフィはオレンジとレモン香る素敵な港町

南仏プロヴァンスの美しき淡い光

 

・「千と千尋の神隠し」の木村弓さんによる「アルハンブラの思い出」(南スペイン)

日本最大の大ヒット作品ジブリの「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を歌っていた木村弓さん。彼女の歌は「いつも何度でも」以外知らないという人が多いかもしれないが、ぼくは彼女のすべてのCDを持っていて、神秘的で唯一無二の歌声と清らかな楽器の音に満たされた彼女の作品はいずれも名作だ。

ぼくが彼女の歌と旅の関係で忘れられないのは、ずっと訪れたいと憧れていた南スペインアンダルシア地方のグラナダの街のアルハンブラ宮殿の思い出だ。丘の上から夕日に照らされたアルハンブラ宮殿を眺めながら、ぼくは木村弓さんの「翼」というアルバムに入っている「アルハンブラの思い出」の歌を聞いていた。そのまんまの歌をそのまんまの情景の中で聞いたわけだが、こんなアンダルシアの大地にも似合う日本の歌が存在してくれていることに感謝していた。

ちなみに木村弓さんは「千と千尋の神隠し」の主題歌だけでなく、なんと「ハウルの動く城」の主題歌「世界の約束」の作曲も担当しており、このオリジナルアルバム「翼」には彼女の歌う「世界の約束」が収録されている。ちなみに「世界の約束」はアルバム「流星」の中にも収録されており、アレンジも歌い方も全然違うので聞き比べても癒されるかもしれない。

created by Rinker
徳間ジャパン
created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
¥5,091 (2020/08/05 19:45:27時点 Amazon調べ-詳細)

真っ赤な嘘!台湾の九份が千と千尋の神隠しのモデルの街であるというのは本当か?

 

・「千と千尋の神隠し」の木村弓さんによる「銀のしずく」(北海道)

ぼくが彼女の歌の中で最もこの世の真実を表していると感じるのは「銀のしずく」という歌である。

“銀のしずくふるふるまわりに
金のしずくふるふるまわりに
銀と金とは金と銀とは
メビウスの輪となって果てしなく”

この不思議な歌詞がずっと大好きで多大なる魅力を感じ、ずっと聞き続けていたのだがこの歌詞がアイヌの歌から来ているのだと偶然知って衝撃を受けた!その結果として北海道のアイヌの資料館を訪ねたほどだ。歌と旅は、思いも寄らない形で、しかし運命的につながってゆく。

「アイヌ神謡集」の著者・知里幸恵銀のしずく記念館に行ってきた

created by Rinker
徳間ジャパン
created by Rinker
徳間ジャパン
¥2,591 (2020/08/05 09:12:20時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
岩波書店
¥638 (2020/08/05 19:45:28時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

世界をさまよう全ての旅人へ!旅人の心に響く中島みゆきのオススメ旅歌50選

コロナで海外旅行できない旅人へ!中島みゆきの「夜会」映像作品を鑑賞して魂の旅立ちを果たそう

アフリカからオーロラまで!旅しながら聞きたい松任谷由実/荒井由実/ユーミンの上質な旅歌20選

宇多田ヒカルを聞きながら旅しよう!宇多田ヒカルの味わい深い旅歌7選

コロナ自粛で退屈している旅人へ!世界一周する旅人が読みたい旅の本・写真集15選

 

関連記事