滝の水が全部温泉!秋田県の秘境「川原毛大湯滝」は人生最高の温泉体験だった(10月でも入れたよ)

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日本一周の旅をしてきて、最高の温泉はここだ!!!!!

滝の水が全部温泉!秋田県の秘境「川原毛大湯滝」は人生最高の温泉体験だった(10月でも入れたよ)

・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅
・秋田県の秘境にある幻の「温泉の滝」を目指そう!
・「河原毛大湯滝」までの道路情報、駐車場情報
・10月の河原毛大湯滝の看板「入浴には適していません」
・紅葉の万華鏡を眺められる「河原毛大湯滝」までの散策
・ついに幻の温泉の滝「河原毛大湯滝」が姿を現した!
・「河原毛大湯滝」の更衣室情報
・「河原毛大湯滝」は大自然が人間に与えてくれる天然温泉の恵みだった
・「河原毛大湯滝」は水着で入る?全裸で入る?
・神様になった気分になれる断崖絶壁中腹のもうひとつの湯船
・人生最高の温泉体験「川原毛大湯滝」の様子をぜひYouTube動画で!
・日本一周で最も感動した秘湯は断トツで「川原毛大湯滝」

・ぼくの「日本海沿いを北上する旅」+「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅

こんにちは!世界一周+日本一周の旅を続けている水色です。

ぼくは今までの人生で日本海沿いの地域をほとんど旅したことがなかったので、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国にも行けず旅人としてはこのまま日本を深めるしかないという絶好の機会に、日本海沿いを北上する車中泊の旅を決行した!

岡山県、広島県、山口県、佐賀県、長崎県、福岡県、大分県、熊本県、島根県、鳥取県、兵庫県、京都府、福井県、石川県、富山県、新潟県、山形県、秋田県、青森県、フェリーに車ごと乗り込んで北海道函館まで渡り、そのまま北海道の最北の離島、礼文島の澄海岬を「日本海沿いを北上する旅」の最終目的地とした。

そのまま北海道をぐるっと一周し、再びフェリーに乗って青森県へ!青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、岐阜県、山梨県、静岡県と「太平洋沿いを南下する旅」を完遂した。

結果的にぼくは7月〜11月までの間ほぼ4ヶ月かけて「日本海沿いを北上する旅」「太平洋沿いを南下する旅」=日本一周の旅を達成したことになる。この旅ブログ「ミズイロノタビ」では、あまりに感動的で素晴らしすぎた日本一周の旅の一部始終を公開しようと思う。

 

 

・秋田県の秘境にある幻の「温泉の滝」を目指そう!

ぼくがこの日本一周の旅で見出した日本の素晴らしさのひとつは、無料で入れる大自然の中の温泉「野湯」の文化だった。北海道の道東で秘湯・野湯の魅力を発見して以来、ぼくは北海道一周・車中泊の旅「太平洋沿いを南下する旅」の途中でできる限り多くの秘湯・野湯に挑戦しようという意志を持って旅を継いでいた。

そんな中グーグルマップを開いて見ていると、なんと秋田県に「温泉の滝」があるという情報が目に飛び込んできた。その滝の水は全部温泉でできていて、まさに温泉のお湯が滝となって壮大に落ちてくるというのだった!しかもその温泉の滝には自由に入ることができ、無料で大自然の中で、本物の滝に打たれながら入浴できるというのだ!

本当にそんな場所があるのだろうか?!ぼくはこれまでに北海道の道東から道南、青森県、岩手県と旅を続けてきたが、野生的でささやかな秘湯・野湯を見つけることはあっても「温泉の滝」なんてそんな壮大で夢のような温泉がこの世に存在するなんて、にわかには信じられなかった。これは絶対に秋田県へ行って確かめなければならない!という訳で、岩手県から秋田県の「温泉の滝」まで行くことに決めた。しかしこの岩手県から秋田県までの間の道のりは巨大な山脈がそびえ立っており、山越えが大変だった!

強酸性の巨大露天風呂!山の真ん中の須川高原大露天風呂「大日湯」で日帰り入浴してきた

岩手県から秋田県へ行くのにこんなに大変な山越えをするとは思っていなかったぼくは、山の道路の中腹付近で疲れ果てたので、ここで車中泊することにした。幸いなことにこの「栗駒山」のドライブ道の中腹あたりには、深い山の真ん中であるにもかかわらず須川高原大露天風呂「大日湯」という温泉があったので、ここで入浴してから栗駒山で車中泊することにした。この「大日湯」は強酸性の温泉が溢れんばかりに流れ来る広大な露天風呂で、地球と大地のパワーを感じ取れる思いがした。

日本一の紅葉の絶景!栗駒山の紅葉の万華鏡の中をドライブした

また八幡平の紅葉の絶景に続きここ栗駒山のドライブウェイでも、偶然に紅葉の万華鏡の中をドライブすることができて感動的だった。

横から吹き出てくる大迫力の間欠泉!小安峡大噴湯で地球は活発に生きていることを実感した

また「温泉の滝」へ行くまでの途中にあった小安峡に立ち寄り、断崖絶壁の側面から噴出する温泉の絶景「小安峡大噴湯」を目の当たりにして、ここでも地球と日本の大地がまるで生き物のように活発に活動している勢いと熱量を、直接実感することができて感動した。

小安峡で偶然見つけた秋の味覚!駐車場にある「あぐり館みなせ」のスイートポテトが絶品だった

小安峡の駐車場には「あぐり館みなせ」という売店があり、ここではスイートポテトや山菜おこわなど、安くて美味しい手作りの秋の味覚の食べ物がたくさん売られており、「温泉の滝」へ行くための嬉しい食料確保ができた。

 

・「河原毛大湯滝」までの道路情報、駐車場情報

 

グーグルマップに従って秋田県の温泉の滝「河原毛大湯滝」へ向かっていくと、徐々に道幅が狭くなっていく。どうやら「河原毛大湯滝」は秋田の山奥の辺境に位置しているようだ。車がすれ違えるかどうか怪しいほどの道をどんどん進んでいくと、ついに「河原毛大湯滝」の駐車場へとたどり着いた!

 

「河原毛大湯滝」の駐車場は無料で、適度な広さもあった。周囲は栗駒山と同様に、秋らしい紅葉の色彩に満たされていて日本の秋を満喫できる。駐車所のまわりは硫黄の匂いがするいわゆる「地獄」のような風景が広がっており、ここが温泉地であることを実感させられる。地元のおじさんは進入禁止の地獄の方へと入っていき、自分でスコップで温泉を掘って入浴を楽しんでいるらしかった。ぼくもおじさんについて行こうかと思ったが、とにかく温泉の滝を見るのが先だと思って「河原毛大湯滝」への順路を進んで行った。

 

・10月の河原毛大湯滝の看板「入浴には適していません」

ここで衝撃的だったのは「河原毛大湯滝」までの看板の下に書かれた注意書きだった。なんと「現在、大湯滝は水の量が多く、温度が低いため、入浴には適していません」と書かれているではないか!!!!!

ガーーーーン!終了のお知らせ!せっかくこんな秘境までやってきたのに!!!ぼくが「河原毛大湯滝」を訪れたのは、具体的には10月19日だった。やっぱり10月中旬だと時期的に遅すぎた???しかし本当に入浴できないのか、自分の目や肌で確かめないことには信じられない。この注意書きだってかなり色あせているので、実際一年中ここに掲示されている可能性だってなきにしもあらずだった。なんとか入浴できることを願って「河原毛大湯滝」までの散策路を歩いていく。

 

・紅葉の万華鏡を眺められる「河原毛大湯滝」までの散策

駐車場から「河原毛大湯滝」までの道のりは軽いハイキングコースだった。しかし平らな道や下り坂が多いので全然キツいということはない。周囲の紅葉の絶景を眺めながら歩いているとむしろ時間を忘れるくらいに心地よい散策となった。10分ほど歩いていくと、ついに「河原毛大湯滝」へと到着する。

 

・ついに幻の温泉の滝「河原毛大湯滝」が姿を現した!

 

断崖絶壁から流れ落ちる2本の壮大な滝!!!!!そしてまさにあの滝からは湯気が立ち込めている!温泉だ!!!まさにこの滝は温泉でできているのだった!!!

 

流れ落ちる滝の水からできている川に足を浸してみると、本当に温かい温泉で最高に気持ちがいい。決して”熱い”という温度ではないが、これくらいの温度なら十分入浴できるだろうとぼくは判断した。「入浴には適していません」なんて嘘ではないだろうか。そもそもぼくは熱い温泉が苦手なので、これくらいがちょうどいいと考え入浴してみることにした。

 

・「河原毛大湯滝」の更衣室情報

「河原毛大湯滝」にはなんとちゃんと更衣室が用意されていた。歩いてたどり着いた後に、川を渡るとすぐにこの更衣室を発見できる。きちんと男性と女性に分かれている。訪れる人も少なく本当に更衣室が必要なのか謎だったが、一応更衣室で水着に着替えて温泉の滝へと向かった。

ぼくの他に訪れている人はおらず、それゆえもちろん入浴している人も見られなったので、自分自身の肉体をリトマス紙として入浴できるか確かめてみる他はない!

 

・「河原毛大湯滝」は大自然が人間に与えてくれる天然温泉の恵みだった

10月中旬の「河原毛大湯滝」は、普通に入浴することができた!やっぱりあの「入浴には適していません」という看板は嘘だった!というか、ぼくにとってかなりの適温の温泉だった。熱くもなく、ぬるすぎもせず、ずっとこの温泉の滝で過ごしていられると感じるような、素晴らしい温度だった。

2本の滝の下には滝壺が形成されており、この滝壺がまるで湯船のようで、滝の下に2つの天然の湯船が用意されているようで快適に入浴できた。まさに大自然からの贈り物だ!こんなに壮大で絶景の温泉に無料で入れるなんて信じられない!大自然はなんと慈悲深いのだろうという感謝の思いが心の中で嵐のように巻き起こっていた。滝修行というと山岳宗教の厳しい水の冷たさを彷彿とさせるが、この滝でならばいくらでも快適に滝修行ができそうだ。滝に打たれるという行為も、天然のシャワーで身を清められているような清々しい思いがした。マジで気持ちいい温泉!ずっとここにいられるんだが!!!!!

 

・「河原毛大湯滝」は水着で入る?全裸で入る?

ぼくが入浴していると、何人かの人々が「河原毛大湯滝」を訪れてきた。みんな温泉に入らないで眺めて写真を撮るだけで帰る人の多い中、やはり若くて元気な若者とかおじさんたちが温泉に入ってきたりして、一緒に秘境の絶景温泉を楽しんだ。ぼくからしたらこんな秘境まで来て、こんなに気持ちよくて快適な温泉に入らないで写真だけ撮って帰るなんて信じられないと、入浴している温泉の中から感じていた。

ぼくが思ったのは「河原毛大湯滝」は水着で入るものなのか、裸で入るものなのかということだった。公共の場所で女性なども当然来るので水着を着るものだろとぼくは思い込んでいたが、日本では温泉には裸で入るという潔い文化がある。ここは温泉の滝なのでもちろん裸で入っても許されるのだろうか。ほとんどの人は水着で入っていたが、中には全裸で入浴している若者(もちろん男性)などもいて、温泉の滝の楽しみ方は人によって様々であるらしかった。

ぼくも日本人なので本当は水着を着て温泉に入るのなんて嫌だったし、滝壺の湯船の中にいれば肉体が他人に見えることもないので、彼に倣って裸になってもよかったがなんとなく気が引けて水着のまま入っていた。本当に快適で心地よすぎて、1時間くらい滝壺の温泉に入浴していたが、ふと上を見上げると、2つの滝のうち向かって左側の滝が、一度途中の断崖絶壁にぶつかってから下へと落ちて来るのが確認できた。すなわちその一度ぶつかっているところに、もうひとつくらい滝壺の湯船ができていそうな予感がした。

もうひとつの隠された湯船があると予想される場所は断崖絶壁の中腹くらいの場所だったので、あそこまで登っていけば人の目も気にせず水着を着ないで日本人らしくさらに快適に温泉の滝が楽しめるかもしれないと感じ、そこまで断崖絶壁を登っていくことにした。

 

・神様になった気分になれる断崖絶壁中腹のもうひとつの湯船

 

断崖絶壁の中腹にあるもうひとつの湯船までは、険しい断崖を実際に登っていくか、そこへと通じる坂道を伝って歩いて到達することも可能だった。険しい断崖は登れないこともないが、温泉で濡れていて滑りやすくなっていて危険なので、歩いてたどり着く方が無難だと思われた。ぼくは断崖を登って行くのも、歩いて行くのも両方挑戦したが、歩いてく方が安全だし楽だと感じた。

 

この断崖絶壁の中腹にある湯船が、また最高に気持ちよかった!さっきまでは温泉の滝の下で滝に打たれながら入浴していたが、今度はそんな人々を眺めながら上空から入浴するという、まさに下界を見下ろす神様の視界を得たような気分だった。実際には断崖絶壁の中腹には上下に分かれて2つの隠された湯船が形成されていたが、上の方が水しぶきが激しかったので、下界を見下ろせる下の湯船の方が入浴していて快適だろう。誰にも邪魔されないプライベートな空間で、美しい山の風景を見下ろしながら温泉に入る時間は至福のひとときだった。

 

 

・人生最高の温泉体験「川原毛大湯滝」の様子をぜひYouTube動画で!

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・日本一周で最も感動した秘湯は断トツで「川原毛大湯滝」

温泉のお湯が流れ落ちる絶景の滝「川原毛大湯滝」がぼくはひどく気に入り、なんと6時間以上もここの温泉で入浴してしまっていた!それほど本当に大好きだったし、「太平洋沿いを南下する旅」で巡ってきた数多くの秘湯・野湯の中でも、ここが断トツのナンバーワンだった!ていうか人生最高の温泉体験だった!!!食べ物を持って来るのを忘れたので6時間ずっと何も食べないままだったが、そんなことも全然気にならないくらい夢中になって大自然の恵みを戯れていた。自分の車で日本一周したからこそ来ることができた秋田県の秘境!もう一生で二度と来られないかもしれないけれど、「川原毛大湯滝」の思い出は宝石のようにいつまで経っても心の中で輝き続けるだろう。

6時間経って暗くなってきたので仕方なく車に戻ると、車の中には「あぐり館みなせ」で買ったスイートポテトと山菜おこわが待っていた!どれも秋の味覚を存分に楽しめる味わいで最高に幸せな気分だった。温泉の滝という大自然の恵みを堪能した後で、さらに大自然からの恵みとしての秋の味覚に心満たされる、旅というのはなんて素晴らしく美しい瞬間を与えてくれるものなのだろうと、日本の大自然と旅する炎に感謝した。

この日は最高の秘湯「川原毛大湯滝」を発見して満足したまま一日が終わるかと予想されたが、なんとこの後さらに神秘的で不思議な出来事がぼくの身に降りかかって来るのだった!

 

 

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