ぼくが旅に出る理由7 〜魂の破滅〜
絶望することなしに旅立つことはできない あなたが怯えて動き出せずにいるのは 何もかもを失ったことがないから 守りたいと庇うものに価値がないことも知らずに 魂を滅ぼされることなしに飛翔することはできない 誰に…
絶望することなしに旅立つことはできない あなたが怯えて動き出せずにいるのは 何もかもを失ったことがないから 守りたいと庇うものに価値がないことも知らずに 魂を滅ぼされることなしに飛翔することはできない 誰に…
大海原の旅路から帰った鮭たちが 生まれ故郷の川を探し当てるように まさにそのようにして人間も 行くべき世界を知らずにいられるだろうか 解き放たれた精子たちが 迷いなく卵へと突き進むように まさ…
世界中にはたくさんの 美しい宝石のような風景が眠っている まるで夢の中を彷徨い歩くように それぞれの美しさを褒め讃えてゆく たとえカメラを置き去りにしても ぼくは世界の巡礼をやめないだろう 胸…
誰もが火を持っている たったひとつの火を隠して歩いている 内なる火の声を聞くことが ぼくたちの生きていく意味だ 火を絶やすことなかれ 火を遠ざけることなかれ 美しい火に濁世の泥をかけて 灯りを…
襟裳岬は光でいっぱいに満たされていた そのまま五木寛之さんの「仏教への旅」の映像を流しながら 海沿いに車を走らせた 心地よい光たちと、気温と、風と 五木寛之さんは絶望から始める人生にこそ希望が…
北海道の知床半島で鮭の遡上を見て、写真を撮り、衝動的に詩を織りました。 北海道の知床半島で鮭の遡上を見て、衝動的に詩を3つ作ってみた「妨げる柵」「命よりも」「真の敗者」 ・妨げる柵 ・命よりも ・真の敗者 …
何かを隠している森 何かを宿している森 何かを担っている森 わたしはただ おそれをなす 美しい光に迷い込みながら 森は気配を生み出し続け やがてわたしの魂をさらうだろう わたしはそれを恵みだと…
ブログ更新途絶えてしまったー!!!!! ブログ更新全然できない!日本一周して感じたジョイフルのない絶望感 ・車中泊のススメ ・ぼくの日本一周の旅はジョイフルと共に ・日本海沿いを北上する旅の道中で消滅したジ…
破壊だけでは生きられない すべてを否定した後でぼくたちは 凍りついた自らをいたわるように 何もかもをこの腕から生み出す 創造だけでは生きられない つくり上げた美しさに振り向きもせず ただ燃え盛…
旅立ちは転生への道 美しい風にあおられながら 「どこから来てどこへ行くのか」 誰もがその答えを待っている 答えは乾いた砂漠の風の中 答えは碧い海原の行方 ぼくたちは瞳を閉じる そして果てしなく…