火の声
誰もが火を持っている たったひとつの火を隠して歩いている 内なる火の声を聞くことが ぼくたちの生きていく意味だ 火を絶やすことなかれ 火を遠ざけることなかれ 美しい火に濁世の泥をかけて 灯りを…
誰もが火を持っている たったひとつの火を隠して歩いている 内なる火の声を聞くことが ぼくたちの生きていく意味だ 火を絶やすことなかれ 火を遠ざけることなかれ 美しい火に濁世の泥をかけて 灯りを…
襟裳岬は光でいっぱいに満たされていた そのまま五木寛之さんの「仏教への旅」の映像を流しながら 海沿いに車を走らせた 心地よい光たちと、気温と、風と 五木寛之さんは絶望から始める人生にこそ希望が…
北海道の知床半島で鮭の遡上を見て、写真を撮り、衝動的に詩を織りました。 北海道の知床半島で鮭の遡上を見て、衝動的に詩を3つ作ってみた「妨げる柵」「命よりも」「真の敗者」 ・妨げる柵 ・命よりも ・真の敗者 …
何かを隠している森 何かを宿している森 何かを担っている森 わたしはただ おそれをなす 美しい光に迷い込みながら 森は気配を生み出し続け やがてわたしの魂をさらうだろう わたしはそれを恵みだと…
ブログ更新途絶えてしまったー!!!!! ブログ更新全然できない!日本一周して感じたジョイフルのない絶望感 ・車中泊のススメ ・ぼくの日本一周の旅はジョイフルと共に ・日本海沿いを北上する旅の道中で消滅したジ…
破壊だけでは生きられない すべてを否定した後でぼくたちは 凍りついた自らをいたわるように 何もかもをこの腕から生み出す 創造だけでは生きられない つくり上げた美しさに振り向きもせず ただ燃え盛…
旅立ちは転生への道 美しい風にあおられながら 「どこから来てどこへ行くのか」 誰もがその答えを待っている 答えは乾いた砂漠の風の中 答えは碧い海原の行方 ぼくたちは瞳を閉じる そして果てしなく…
少年が絶対的な存在を生きるとき 彼はまだ巡礼の道に気づかない 燃えさかる一瞬の炎を貫き通して 広さのない点でしか世界を見出せない あちらからこちらへと渡るからこそ はるかなる巡礼の道は示される…
誰にも気付かれないように 旅の支度は始められる どこへ行くかと問われないために いつ帰るかと聞かれないために 旅立ちを知らせる風の住処を 自分自身でも知りはしない いつでも飛翔を遂げられるよう…
祖国も異国もこの地で混じり合う 誰がこの地を祖国と名付けたのだろう わたしの祖国はどこにもありはせず はるかなる異郷だけが瞳に映される 異国を彷徨えばわたしは異物だと 開き直って人を慈しむこと…