超古代の男根女陰石像!和歌山県「歓喜神社」「白浜美術館」で世界中の生殖器崇拝を確認できた

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日本の超古代の生殖器崇拝の姿がここに!!!!!

超古代の男根女陰石像!和歌山県「歓喜神社」「白浜美術館」で世界中の生殖器崇拝を確認できた

・日本一周の旅をして、日本各地の生殖器崇拝の熱心さに驚いた
・果たして和歌山県にも生殖器崇拝は存在しているのか
・和歌山県「歓喜神社」の駐車場、入場料情報
・「歓喜神社」の不思議な形の椅子と猫さん
・あまりに国際的!「白浜美術館」では世界各国の生殖器崇拝の形を確認できた
・「歓喜神社」の巨大陰陽石は子孫繁栄、夫婦円満のご利益がありそうだった
・巨大男根だらけの「奉納殿」は男性的な迫力に満ちていた
・「歓喜神社」の「神籬の跡」では、古代からの岩石崇拝と生殖器崇拝が交わり合っていた
・「歓喜神社(阪田神社)」の1300年の歴史と、日本神話における「国産み」の生殖
・1300年前から、そして縄文時代から生殖器崇拝は受け継がれている
・「歓喜神社」のお土産屋さんは、生殖器的な商品で満ち溢れていた

・日本一周の旅をして、日本各地の生殖器崇拝の熱心さに驚いた

2020年の日本一周・車中泊の旅で最も衝撃だったことは、日本全国にはいくつもの生殖器崇拝(特に男根崇拝)という祈りの姿が隠されているということだった。日本の祈りの形態といえば、仏教寺院や神道神社、自然崇拝などしかないと思い込んでいたが、日本をしっかりと深く見つめてみると、もっと生々しい野生的で正直で情熱的な祈りの姿がきちんと残されていることに驚愕したし、感動的ですらあった。

考えてみればぼくたち人間は一人残らず男女の生殖器の結合から生まれたのだから、自らの生命の根源である生殖器を崇拝し祈りを捧げるということは、会ったこともないお釈迦様や見たこともない神様に祈りを捧げるということよりも、ずっとまともで自然な信仰の形態だと言えるのかもしれない。人間にとって最も基本的で、最も自然で、最も根源的であることを示唆するように、生殖器崇拝は日本の全国各地で確認することができた。

 

 

・果たして和歌山県にも生殖器崇拝は存在しているのか

しかしこれほどまでに日本各地の生殖器崇拝に驚いたのは、今までの人生でぼくがこのような生々しい祈りの形態を見たことがなかったからだった。もしも小さい頃から自然と生殖器崇拝に触れていたとすれば、何も今さら珍しくもない生殖器崇拝に驚き感動することもなかっただろう。こんなにも全国各地に点在しているのに、どうしてぼくは今まで生殖器崇拝を見たことがなかったのだろうか。たまたまだろうか。それともぼくの生まれ育った場所にだけ、生殖器崇拝が存在していなかったのだろうか。

調べてみるとぼくの生まれ育った和歌山県にも他の日本の地域と同様に、やはり生殖器崇拝が点在しているようだった。しかしそれは白浜とか、割と南の方にあるらしい。ぼくの故郷は和歌山県の北の大阪に隣接している場所なので、白浜のある紀南は山の向こうの遥か遠くにあり、よっぽどの機会がなければ行くこともないだろうと感じていた。しかしたまたま2021年に紀南旅行をすることになり、せっかくの機会なので、白浜で生殖器崇拝されている神社を参拝してみることにした。

 

・和歌山県「歓喜神社」の駐車場、入場料情報

その神社は「歓喜神社」という名前だった。なんともわかりやすく清々しい名前だが、古くは「阪田神社」と呼ばれていたようだ。「歓喜神社」の駐車場は無料、「歓喜神社」の入場料は500円だった。

ぼくが今まで日本各地で見てきた生殖器崇拝の神社というのは、かなり素朴で入場料がかかるなんて考えられなかったので意外だった。しかしどうやら「歓喜神社」は一種の観光地と化しているらしく、その500円で神社を参拝できるだけではなく、なんと「白浜美術館」という美術館も見学できるということだった。生殖器崇拝の神社と美術館というのは、一体どういう関係があるのだろうか。

 

・「歓喜神社」の不思議な形の椅子と猫さん

お金を払って入場すると、まずは不思議な石製の手形の椅子が並んでいた。可愛い猫さんがいたので一緒に記念撮影!この椅子どんな意味があるのか謎だけど、この椅子に座るとまるでセクハラされているように思わなくもない。

 

・あまりに国際的!「白浜美術館」では世界各国の生殖器崇拝の形を確認できた

神社の前に大きな「白浜美術館」が聳え立っていたので、参拝の前にこちらを見学!「歓喜神社」のおまけの美術館だろと全く期待もしていなかったが、意外なことにこの「白浜美術館」はめちゃくちゃ国際的ですごく面白かった!!!

「白浜美術館」に展示されているのはインドやネパール、チベットなどの彫刻や絵画がメインだった。全く生殖に関わらないヒンドゥー教・チベット仏教的な宗教芸術もあったが、やはり「歓喜神社」に併設されているだけあって、目を見張るのは生殖にまつわる展示の豊富さだった。ヒンドゥー教はそもそもシヴァ神を男根として崇める傾向があり、ヒンドゥー圏を旅していると「リンガ」と呼ばれる男根女陰結合像を街中でしばしば目撃する機会があった。またチベット仏教圏には「性的ヨーガ」と呼ばれる密教的な修行の形態があり、さらにヤブコムと呼ばれる男女結合仏像も有名だ。

この「白浜美術館」でもヤブコム像や、様々な男女結合の彫刻、絵画を見ることができて面白かった。まさかこんな和歌山県の白浜で、ヒンドゥー教やチベット仏教の文化に触れることができるなんて思いもよらなかっので、思いもよらない国際的な雰囲気がとても新鮮に感じられた。

またそれ以外にも台湾やインドネシアなど、主にアジア地域の生殖的な彫刻や絵画が展示されていて興味深い。やはり当然のことだが人間の生命の根源が生殖器である限り、日本だけではなく世界中で生殖器崇拝がとても自然に頻繁に行われていたようだ。この「白浜美術館」ではアジアの展示が中心だったが、アジア以外の世界ではどのようになっているのか興味深いところではある。また異国だけではなく、日本の各地方における土着の神々と生殖の関係性も感じられる面白い美術館だった。

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・「歓喜神社」の巨大陰陽石は子孫繁栄、夫婦円満のご利益がありそうだった

「白浜美術館」を見終わったら次は「歓喜神社」だ。「歓喜神社」は入った途端から巨大な石の男根像と女陰像が仲良く並んでおり、流石に期待を裏切らなかった。陰陽石の背後には「おさすりして夫婦円満を祈願してください」と書かれている。なんともご利益がありそう!

 

・巨大男根だらけの「奉納殿」は男性的な迫力に満ちていた

次に現れたのは男根だらけの「奉納殿」だった!中はこれでもかと言わんばかりに木製の男根で埋め尽くされている。特に真ん中で立派に聳え立っている木造の男根はあまりに巨大で、おそらく身長よりも高そうで迫力があった。

 

 

・「歓喜神社」の「神籬の跡」では、古代からの岩石崇拝と生殖器崇拝が交わり合っていた

しかしこの「歓喜神社」のメインは、「奉納殿」の巨大な男根群ではなかった。「奉納殿」から坂を少し上っていったところに「歓喜神社」の中心「神籬(ひもろぎ)の跡」がある。この「神籬の跡」には日本の他の地域では見られないような不思議で神聖で、そして古代的な生殖器崇拝の姿を確認することができた。

「神籬の跡」に祀られているのはまさに自然の岩石!しかしその自然の岩石が、まさに男根と女陰が隣り合って鎮座しているように見えるから不思議だ。他の地方の生殖器崇拝のように、あまりに生々しい人工的な石や木の生殖器を祀っているわけではない。ただただそこに存在している大自然の岩石の形状に、人間が生殖器の姿を連想させて祈りを捧げているのだ。こんなにも自然で純粋な生殖器崇拝の姿を、ぼくは初めて目撃した。まるで人間にとって根源的な生殖器崇拝と、日本人が古来より受け継いできた大自然の岩石への信仰が一体となって、語りかけてくるような神聖さが感じられた。

生殖器を崇拝したいと思う情熱のあまり、木や石で人工的な生々しい生殖器を作り出してしまおうとするのは、ひとつの人間の素晴らしい芸術性の発露であり、止めることのできない野生的な宗教性の表現だろう。しかしどんなに生殖器を祀りたいからといって、自らの手で積極的に生殖器の形状を象ろうとはせずに、大自然の中に生殖器に似たものを発見し、男根と女陰がまさに隣り合っているかのような岩石に畏怖の念を感じながら、大自然からの啓示を受けるように受動的・消極的に祈りを捧げるというのも、人間の味わい深い信仰の姿のひとつだろう。ぼくはこの「歓喜神社」の「神籬の跡」の中に、人間と大自然と祈りの融合と調和を見たような気がした。

 

 

・「歓喜神社(阪田神社)」の1300年の歴史と、日本神話における「国産み」の生殖

説明によるとなんとこの「歓喜神社(阪田神社)」には、1300年の歴史があるという。

白浜阪田山の阪田神社は今を去る1300年以前敬神の念の厚き古代紀南の氏子達が万物根元たるの大元霊の大神様を白浜阪田山に奉祀したものでありますが、遠い昔大津波のため付近一帯海水に流されて以来荒廃して永い間埋もれおりましたが、昭和30年8月考古学者大阪学芸大学助教授島越氏発掘により調査の結果、社殿形式直前に祭祀したもので我国では異例な完全な形で祭壇の遺跡が発見されたので、古文化財としても誠に神道上においても貴重な遺跡であります。

また御祭神はイザナギ、イザナミであるという。やはり日本神話における

「あなたの身体はどのようにできているか」

「私の身体にはどんどん出来上がって、足りない処(女陰)が1箇所ある」

「私の身体にはどんどん出来上がって余っている処(男根)が1箇所ある。そこでこの私の成長して余った処であなたの成長して足りない処を刺して塞いで国土を生みたいと思う。生むのはどうか」

「それは善いことでしょう。それならば、私とあなたとで、この天の御柱の周りを巡って出逢い、みとのまぐわい(陰部の交わり)をしよう」

という「国産み」の物語を、古代から続く生殖器崇拝に絡ませたものだろうか。

 

・1300年前から、そして縄文時代から生殖器崇拝は受け継がれている

ぼくが日本一周の旅でさらに衝撃的だったのは、長野県の縄文時代の博物館で発見した、日本人が縄文時代から男根崇拝を行なっていたという事実だった。そんなに太古から脈々と生殖器崇拝が日本人の間で伝えられてきたことを知っていたので、白浜のいかにも古代的な生殖器崇拝が1300年前からのものだと知っても、そのようなこともあるだろうと特に驚くこともなかった。

いやらしいと退けられることもなく、卑猥だと破壊されることもなく、異国の宗教的感性に侵されることもなく、ただただ人間らしく、日本人らしく、野生的に、根源的に、脈々と生殖器崇拝が受け継がれてきたということは、この土地に住む人々が生命の発生の事実から目を背けることなく、誤魔化すことなく、きちんと真剣に生命の不思議と神秘に向き合ってきたという証ではないだろうか。

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・「歓喜神社」のお土産屋さんは、生殖器的な商品で満ち溢れていた

最後に「歓喜神社」のお土産屋さんに立ち寄ったが、これでもかと言わんばかりに生殖器的なお守り、絵馬、置き物で溢れていて見応えがあった。いろんなものが置いてあってすごく面白かったから、ぜひ現地でも確認してみてね!個人的には、天狗の鼻が立派な男根になっているお面がとても印象的だった。天狗の鼻ってやっぱりそういう風に見られていたんだなぁ。

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