醜女の山の神に祀られた木造男根の羅列!三重県南伊勢町斎田「山の神」は男根崇拝的な秘境神社だった

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三重県にも男根だらけの「山の神」神社があった!!!!!

醜女の山の神に祀られた木造男根の羅列!三重県南伊勢町斎田「山の神」は男根崇拝的な秘境神社だった

・日本の山の神はかなりブサイクな女神
・日本の山の神は男根が好き
・日本の山の神が男根好きなのは本当だと島根県「八重垣神社」で確認できた
・秋田県「マタギ資料館」で学んだ山の神とマタギの関係性
・三重県南伊勢町斎田の秘境神社「山の神」を訪れてみよう!
・三重県秘境神社「山の神」の男根崇拝は不思議な呪術的雰囲気
・山の神に捧げられた大小形状様々な木造男根の羅列
・素朴すぎて正体のわからないもうひとつの石の祠
・三重県の秘境神社はぼくに偽物ではない癒しをくれる

・日本の山の神はかなりブサイクな女神

日本の山の神の伝説はすごく面白くて興味深い。ぼくが初めて日本の山の神のことを知ったのはアニメーションの「日本昔ばなし」を見た時だった。日本の山の神はめちゃくちゃブサイクな女の神様で、川の水面に映った自分の顔が醜いことに大きなショックを受けて山にひきこもってしまったらしい。結局村人たちが山の神よりブサイクな顔を持つ「オコゼ」という魚を見せたことで、山の神の機嫌は元通りになったそうだ。それゆえに今でも山の神様にはオコゼを祀る風習が残っているという。

山の神とオコゼの関係を徹底解説!山の神様がブサイクな醜女であるというのは本当か?

なんだか突拍子もない話だしどういう経緯でそうなったのかはよくわからないが、とにかく日本の山の神様はブサイクな女神様だということを、ぼくは「日本昔ばなし」から学んだ。

 

 

・日本の山の神は男根が好き

その後も日本で生活していると、さらに面白い山の神様の噂を聞いた。山の神様はブサイクなので男に縁がないから、山に向かって男根を見せると喜ぶというのだった。日本の伝統的な漁師であるマタギの風習によると、山で思いがけずなくしものをした時は、山の神様のイタズラである可能性が高いので、自らの男根をさらけ出して周囲の大自然へと見せつけるのだという。そうすると不思議となくしものが見つかるのだそうだ。

山の神は男根がお好き?!日本の山の神様はブサイクな上にスケベな女性だというのは本当か?

逆に女性に対しては嫉妬深さを発揮するので、女性が山に入ることも許されないし、マタギが猟で山に入る前には、しばらくの間女性との交わりを断つのだという。

 

・日本の山の神が男根好きなのは本当だと島根県「八重垣神社」で確認できた

しかしぼくはこの話を聞いてほんまかいなとかなり怪しく思い、疑っていた。山の神様がめちゃくちゃブサイクというのもびっくりだったけれど、さらには男根が好きだなんて今まで日本で生きていて聞いたことがない。果たして本当にそんな伝説や言い伝えが残っているのだろうか。

しかし山の神が男根が好きだというのは真実だとを示す風景を、ぼくは「日本海沿いを北上する旅」の中で偶然目撃した。それは島根県の八重垣神社でのことだった。スサノオと稲田姫の伝説で有名なこの神社は、「鏡の池の縁占い」ができることで知られている。なんともロマンチックな雰囲気が漂っていそうなこの八重垣神社だが、そんな占いとも恋愛とも全く関係のなさそうな感じで、境内に堂々と巨大な木造の男根が祀られていた。そしてその巨大木造男根のあった祠こそが、「山神神社」だったのだ!

「日本の山の神は醜い女性でしかも男根が好き」という伝説は真実だと、島根県八重垣神社で確認できた

おー!本当に山の神は男根が好きだったのだなぁ、そして本当に日本人は山の神に男根を祀るのだなぁと、妙に感心してしまった。醜女の山の神が男根を好むという伝説は、まさにこの島根県八重垣神社境内の「山神神社」の木造巨大男根に裏付けされていたのだった。

 

・秋田県「マタギ資料館」で学んだ山の神とマタギの関係性

その後は「日本海沿いを北上する旅」で秋田県まで北上したが、そこで見つけた「マタギ資料館」ではやはり山の神にまつわる様々なマタギの風習や、山の神を中心としたマタギ世界のものの考え方について紹介されていたので興味深かった。やはり「マタギ資料館」で紹介されていた山の神の特徴も「器量の悪い女神」「嫉妬深い」「男性が好き」というものだった。島根県でも秋田県でも、日本であれば山の神の特徴は変わらないということなのだろうか。

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・三重県南伊勢町斎田の秘境神社「山の神」を訪れてみよう!

日本一周の旅をして、いくつかの山の神の姿を目撃しその輪郭に触れてきたが、関西に生まれ育ったぼくは日常生活において山の神の存在を知ることは一切なかった。関西には山の神の伝説は存在していないのだろうか。

調べてみると三重県南伊勢町斎田という秘境のようなところに「山の神」という神社があるということがわかったので、ドライブして行ってみることにした。グーグルマップで調べてみても本当に「山の神」とだけ書いてあるだけで、レビューの数も少なく、訪れる人もほとんどいない正真正銘の秘境神社のようだった。

冬の気配も去った3月の桃源郷のような暖かな日和の日に、ぼくは車で和歌山県から奈良県を通り過ぎ、三重県まで入って行った。途中の奈良県曽爾村というこれまた秘境のようなところで珍しくて美味しい猪肉のランチをいただけてとてもいい思い出になった。

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・三重県秘境神社「山の神」の男根崇拝は不思議な呪術的雰囲気

 

三重県「山の神」は周囲にほとんど何もないような山の麓に位置していた。神社の隣には清流のせせらぎが聞こえ、美しい春の気候も相まって本当に天国のような心地いい空間だった。ここではどんな「山の神」の側面が見られるのだろうか。

 

「山の神」の神社に入ってまず目の前に飛び込んできたのは、壮大な岩石を背景として祀られている巨大な木造の男根だった!やはり山の神と男根は密接に繋がっており、それは島根県であろうが秋田県であろうが三重県であろうが、日本であれば変わらない普遍的な山の神の特徴であるようだった。さらに祀られているその角度はまさに堂々と天に向かって勃起しているかのようで、あらゆる人間の生命と文明の根源としての威厳を保ちつつ、この先の未来において生命を大いに繁栄させようとする生々しいエネルギーに満ち溢れている。

さらに巨大木造男根の下には「日天八王子」「月天八王子」「咄 口天 口光 口鬼」という謎の呪文が!これらの呪文は一体何のことを言っているのか、インターネット上で調べてみても全くわからなかった。「日天八王子」「月天八王子」というのは、12の方角を守護しているとされる仏教的な十二天の「日天」「月天」のことだろうか。

「咄 口天 口光 口鬼」に関しては「咄」という漢字以外は日常でもほとんど使われないような文字のようだった。一応意味としては「咄」は驚き発する音、「口光」は金属が強くぶつかった時の音のことを指すらしいが、他の漢字に関しては意味どころか変換にすら出てこなかった。もしかしたら日本に伝わってきていない中国語なのかもしれない。

一応ひとつだけインターネット上で出てきた情報によると「咄 口天 口光 口鬼」は“だってんこうき”と読み、斉田地区からの資料によると“だってんこうき”は、魔物との悪縁を断ち切る神の呪文なのだという。変換にも検索にも出てこない漢字を駆使した謎の呪文って不思議すぎる!さらに巨大木造男根と謎の呪文のお札の下には鹿の角が2つ祀られていて、さらに古代的な呪術の印象が強まった。

 

・山の神に捧げられた大小形状様々な木造男根の羅列

 

さらに幻想的で不思議な世界観は続き、何とその先には、断崖絶壁に沿って立てかけられた巨大木造男根の羅列が!数えきれないほどの巨大木造男根が神の祠に向かって並べられている様子は、まさに男根が大好きな女神である山の神の機嫌を取るために、男性の肉体が生贄として捧げられているようでもある。

 

断崖絶壁に並べられた巨大木造男根は大小様々で形も異なり多様性が感じられる。しかしよく見てみると、最初に祀られていた木造男根よりも完全に男根的な形はしておらず、男根になりかけものや作りかけの途中のものが並んでいるのかもしれないという印象を受けた。男根のように見えるけれど男根ではないような、男根になりかけだけれどまだなり切れないような、男根であることと木であることの境界線上にいるような、幻想的な男根の胎児たちが並んでいる姿は、きっと世界中のどこでも見られないような珍しい光景なのだろう。

 

・素朴すぎて正体のわからないもうひとつの石の祠

清流を渡るとまたもうひとつ素朴な石の祠と鳥居があったが、これがもはや何を祀っているのか誰にもわからなかった。ただただ誰も訪れることのない神秘的な静けさが、「山の神」の周辺に満ち満ちていた。

 

 

・三重県の秘境神社はぼくに偽物ではない癒しをくれる

 

石の祠の先には、いくつもの桜の花が咲き誇っていた。本当に天国に来たみたいだなぁとぼくは心の中で何度も思った。

 

三重県の秘境神社には本当に心安らかになれる場所が多いと、ぼくは今回の小旅行からも、そして過去の紀伊半島をめぐる旅からも確信していた。三重県の秘境は、ぼくたち日本人が古代から純粋に祈りを捧げてきたもの正体を教えてくれる。ぼくは祈りの根源に触れることで心が癒される。

それは世間で言われているような、浮世のシステムに組み込まれ消費させることを目的とした偽物の穢れた癒しではなく、素朴で ぼくから何も奪い取らない真性の癒しだった。

 

 

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