8時間以上働いたら時給が増えるなんて知らなかった!!!!!
時給2万円が2万5千円に!8時間以上働くと労働基準法37条1項による割増賃金が生じることをMC世田谷区案件で学んだ
・メディカル・コンシェルジュには時給2万円の世田谷区案件がいっぱいあった
・世田谷区案件の時給は2万円だが、8時間以降は2万5千円になった
・労働基準法37条1項で定められている割増賃金について
・ぼくが世田谷区案件で得たものは高額給与と重要な法律の知識
目次
・メディカル・コンシェルジュには時給2万円の世田谷区案件がいっぱいあった
ぼくは今、どこの病院にも組織にも属さないフリーランス医師としてコロナワクチンバイトだけをしながら生計を立てている。2021年6月からコロナワクチンバイトを開始し、それ以来ずっと休まずに2022年になった今もワクチン業務を続けているが、給料の相場を見ていくと1、2回目の接種よりも3回目接種の方が低くなっている印象だ。1、2回目接種の時には時給2万円以上の案件をよく見かけたのに対し、3日目は時給2万円案件などほとんど見かけなくなってしまった。3回目であっても日給としては高額な案件もあるが、それは労働時間が長いから高いのであって時給換算すれば低めだということも珍しくない。ぼくはどんなに拘束時間が長くても気にならないのでどうせなら日給をたくさんもらえる案件の方がいいだろうということで、時給が少し低くても労働時間が長く日給が高い案件を選ぶ傾向にあった。
そんなコロナワクチン接種3回目の状況下において、唯一時給2万円案件を大量に保持している医師派遣サイトがあった。それはメディカル・コンシェルジュ(MC)である。メディカル・コンシェルジュは東京都の世田谷区案件を独占しているらしく、オンラインサイトには時給2万円の世田谷区案件がずらりと並んでいて迫力があった。1〜2回目は大していい案件がないので利用していなかったが、3回目になって他よりもかなり好条件の案件が激増したのでメディカル・コンシェルジュをかなり使うようになった。最初にメディカル・コンシェルジュを利用したのは、交通費も宿泊費も全部出すから静岡県富士宮市へコロナワクチンバイトに行ってくれという案件があったので、ぼくはその案件を利用して壮大な富士山を眺めながら12日間の静岡暮らしを楽しんだ。会場にいるMCの職員さんもみんな丁寧で親切で優しかったのでメディカル・コンシェルジュに対してとても好印象を抱いた。
次に利用したのはメディカル・コンシェルジュの世田谷区案件だった。時給2万円案件を4件申し込んで3件通ったので、メディカル・コンシェルジュは使えると確信した瞬間だった。MRTのように応募した案件が99%通るのは難しいようだったが、それでもかなり高い確率で時給2万円案件を確定してくれたので大満足だ。
・世田谷区案件の時給は2万円だが、8時間以降は2万5千円になった
メディカル・コンシェルジュは案件が確定すると自宅に労働条件の書かれた紙「業務指示書」が送られてくるというアナログな特徴があった。その「給与」の項目を見てぼくは目を疑った。そこには
1時間あたり20000円 超過25000円/時
と書かれていた。超過とはすなわち8時間を超える労働をした場合には、8時間以降の時給が2万円から2万5千円に上がるということを意味するようだ。えーそうなの?!嬉しいけれど、そんなこと全然知らなかった!わざわざこんな風にややこしい設定がなされているということは、何か法律でそうしなければならないと定められているだろうか。
・労働基準法37条1項で定められている割増賃金について
調べてみると
使用者が、第33条又は前条第1項の規定により労働時間を延長し、又は休日に労働させた場合においては、その時間又はその日の労働については、通常の労働時間又は労働日の賃金の計算額の2割5分以上5割以下の範囲内でそれぞれ政令で定める率以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない。
と労働基準法37条1項で定められているという。すなわち1日に8時間以上労働した場合には、時給を25%〜50%上げるようにと労働基準法で決まっているということだ。
・ぼくが世田谷区案件で得たものは高額給与と重要な法律の知識
ぼくの世田谷区案件の労働時間は9時間15分であり8時間を超過していたので、メディカル・コンシェルジュはこの労働基準法37条1項に準じて8時間を超えた分の労働の時給を通常の2万円から25%増の25000円にしてくれたということなのだろう。なんて素晴らしい!
メディカル・コンシェルジュ世田谷区案件は時給が20000円と高額な割に9時間15分も働かせてくれるので、日給にしても相当好条件だと思っていたが(普通に計算すれば20000×9.25=185000円)、8時間を超えた労働時間の時給は25000円にしてくれることが発覚したので、本当の日給は20000×8+25000×1.25=191250円ということになりさらに好条件になることがわかった。そしてそこに3000円とか5000円とかの交通費も出してくれるのでメディカル・コンシェルジュの世田谷区案件はワクチン3回目案件の中でもトップクラスの良質案件だった。
このような高額良質案件を提供してくれただけではなく、きちんと労働基準法37条1項という法律を守った給料を出してくれたメディカル・コンシェルジュに感謝しかない。残念ながら時給20000円という好条件は4月で終わってしまったが、それも変動の激しいコロナワクチンバイトの世界において需要と供給のバランスという観点から致し方ないことだろう。ぼくがメディカル・コンシェルジュの世田谷区案件で得たものといえば、高額な給料とそして労働基準法37条1項という法律の知識だ。給料は生活していくうちに花のように儚く散っていくだろうが、労働基準法37条1項の法律の知識は宝石のようにいつまでの残り、いつの日かぼくの身を助けるだろう。目の前にあるお金という幻想に惑わされることなく、時間を貫くことのできる本当に価値あるものだけを見極めて大切に護り抜くことが重要だ。
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