ギリシャはマジで男根だらけだった!!!!!
ギリシャは男根の国!ギリシャ全土のお土産屋さんではカラフルな男根グッズが堂々と売られていた
・ギリシャは「遺跡の国」「猫の国」そして「男根の国」だった
・ギリシャ全土のお土産屋さんで見られたカラフルな男根グッズたち
・衝撃!カラフルな男根のお土産はギリシャ全土に広がっていた
・集客用?ギリシャ全土で男根のお土産が売られていた理由の考察
目次
・ギリシャは「遺跡の国」「猫の国」そして「男根の国」だった
ぼくは2022年10月〜11月にかけて、約1ヶ月半かけてギリシャ全土を旅してきた。1ヶ月半も旅をしていると、ギリシャというのがどのような国かというイメージが自分の中で徐々に出来上がってくる。
まずギリシャは「遺跡の国」だった。アテネやテッサロニキなどの主要都市のみならず、本土から離れた小さな離島にさえ紀元前の遺跡が広がっており、現代の街並みと人々の生活と古代の遺跡が見事に共存している不思議な様子は、まさにギリシャに来たからこそ見られる独自性のある情景だと感じられた。
また旅を続けていると、ギリシャは「猫の国」だと強く実感させられた。とにかく猫がやたらと多い!犬はほとんどいないのに猫がそこらじゅうでのんびりと寛いでいる。今回の旅では猫との交流や思い出がものすごく多かった。旅の出会いや巡り会いの縁は人間だけではなく、動物にまで及ぶのだということをギリシャの旅を通じて学び取った。猫好きの人は素敵な猫との出会いや触れ合いが待っているので、ぜひギリシャを訪問してほしいと感じる。
そして最後に痛感したのは、ギリシャは「男根の国」だということだ。
・アテネのお土産屋さんで見られたカラフルな男根グッズたち
それは何も古代ギリシャの彫刻が全て裸体で男根を丸出しにしているからとかいうくだらない理由ではなく、ギリシャ全土の街中で本当に男根を目撃する機会が多かったのだ!それはもちろん本物の肉体における男根ではなく、お土産物屋さんに並べられた木造の男根だった。
ギリシャで男根のお土産を見つけるのは全く難しくない。というかこちらがそんなもの見たくないと思っていても、ギリシャを旅したならば否が応でも必ず目撃することになるだろう。それくらい男根のお土産は大量に店先に展示され、道行く観光客を驚かせたり恥ずかしがらせたり喜ばせたりしていた。
最初ぼくが男根のお土産を見たのはアテネだった。パルテノン神殿の周囲にあるお土産物屋さん通りに、やたらとカラフルで派手で綺麗なキーホルダーがあちこちに飾られているなぁと思ってよく見てみると、紛れもなくそれは男根の形をしていた!こんなに堂々と男根のお土産が売られているなんてことある?!
しかも堂々と売られているだけではなく、明らかに他のお土産よりも派手で明らかに他のお土産よりも目立っている。木製の男根に施された派手でカラフルな模様はやや呪術的で、ギリシャのお土産でよく見かける魔除けの目(イーヴィル・アイ,evil eye)がしばしば描かれている。また花や蝶々や魚など自然の中の美しさまで表現されている男根もあり、何だかお洒落な芸術作品のようだ。サイズは短小なものから巨大なものまで勢揃いしており、用途としてはどうやら栓抜きのようだ。また栓抜きばかりではなく、男根型のキーホルダーやオリーブ石鹸やマグネットまで何でも揃っている。
こんな男根のお土産がそこらじゅうのお店で売られていたので、アテネって一体…と衝撃を抑え切れなかった。アテネはぼくのギリシャの旅の最初の街だったので、やっぱり都会って変なものが多いのだなぁと思いながらアテネを後にした。しかしその後ギリシャ一周の旅を通して、この「アテネって一体…」という思いは「ギリシャって一体…」という思いに変わっていく。
・衝撃!カラフルな男根のお土産はギリシャ全土に広がっていた
この木造の男根栓抜きは、アテネだけではなくギリシャ中のお土産屋さんで売られていたからだ!本当に誇張ではなく、ギリシャ本土のみならず全ての離島でぼくはこの男根栓抜きを目撃した。
興味深かったのは地域によって、多少男根の模様が異なっていたり独自性があったりしたことだ。アテネにはアテネの、クレタ島にはクレタ島の、ロードス島にはロードス島の男根の模様があるように感じられた。
アテネの男根
クレタ島ハニアの男根
クレタ島レシムノンの男根
クレタ島イラクリオンの男根
サントリーニ島の男根
ミコノス島の男根
ロードス島の男根
…ぼくがなぜギリシャを「男根の国」と呼びたいが、ご理解いただけただろうか。
・集客用?ギリシャ全土で男根のお土産が売られていた理由の考察
ギリシャを去った今でも不思議に思う。一体なぜこんなにもギリシャには男根のお土産で溢れていたのだろう。ギリシャの既婚者の性交渉率が世界一高いことと何か関係でもあるのだろうか。ギリシャでは他にもヘルマという顔と男根だけの像を見かけたり、デロス島の遺跡に巨大男根の像が聳え立っていたりして古代からの男根崇拝の気配を漂わせていた。
ぼくは日本一周・車中泊の旅を通じて数多くの日本の男根崇拝の姿を目撃してきたが、現在のギリシャでは生きた男根崇拝の祈りの姿を見かけることはなかった。ギリシャ正教という一神教の台頭が、古代より続く純粋な生殖器崇拝を消滅させてしまったのだろうか。しかしどんなに一神教の勢力が抑圧しようとも、古代より続く土着的で直感的で本能的な生殖器崇拝・男根崇拝の思いがギリシャの人々の精神の根底にまだ眠っており、それがお土産の木造男根という形で表面化しているのかもしれない。
しかしもっと単純明快に考えれば、男根のお土産はいい客寄せになるのだろう。男根というものは人々の注意を引く途轍もない潜在的なパワーを秘めているからだ。もしも全裸の男性が目の前に立ちはだかったとして、真っ先に見てしまうのはどこだろうか。その答えが男根だというのなら、ギリシャの木造男根のお土産は理にかなっている。男根のお土産はどこの店でも、店頭の最も目立つ場所に配置されていた。人間がどうしても男根に注目してしまうという変え難い本能的な性質を利用して、道行く人々の注目を木造男根によって店へと集めることにより、ギリシャのお土産屋さんは効率の良い集客に成功しているのかもしれない。
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