インドの超巨大男根崇拝(2.5m)!カジュラーホー「マタンゲーシュワラ寺院」のシヴァリンガはインド一周の旅で最大だった

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インド一周の旅で一番大きかったリンガ!!!!!

インドの超巨大男根崇拝(2.5m)!カジュラーホー「マタンゲーシュワラ寺院」のシヴァリンガはインド一周の旅で最大だった

・インドのカジュラーホーで官能的な男女交合像(ミトゥナ像)を鑑賞しよう
・マタンゲーシュワラ寺院はカジュラーホー寺院西群の有料区域内から直接行けない
・マタンゲーシュワラ寺院内には巨大で神々しいシヴァリンガが祀られていた
・シヴァの象徴がなぜ男根なのか、インド人に質問してみた
・マタンゲーシュワラ寺院でまさかのインド人だと間違われた
・マタンゲーシュワラ寺院のシヴァリンガと雄牛のナンディン

・インドのカジュラーホーで官能的な男女交合像(ミトゥナ像)を鑑賞しよう

ぼくはインド一周の旅の中で首都のデリー、タージマハルのあるアーグラを巡り、次なる町のカジュラーホーへやって来た。カジュラーホーは何と言っても世界遺産の寺院群が有名で、内外の壁面に敷き詰められた数え切れないほどの彫刻が圧巻だった。その中でも特に世界に類を見ない男女交合像(ミトゥナ像)は見応えがあり、ぼくたち全ての人間の根源となる本能的行為を炎天下のインドの大地の上で見せつけられると、何とも言えない眩暈を起こしそうなクラクラした気持ちになった。

官能的すぎる男女交合像!インドのカジュラーホーで数え切れないエッチなミトゥナ像を鑑賞した

カジュラーホー寺院西群へ入るためには外国人は600ルピーの入場料が必要。インド人は30ルピーなのでその値段は20倍となりとんでもない外国人差別だが、インドを旅するとこの外国人入場料は日常茶飯事なのでいちいち怒っていても仕方ない。高額な入場料の先には古代インドの官能の世界が待っているので、文句も言わず大人しくお金を支払った。

古代からのヒンドゥー教寺院がよく保存されているカジュラーホー寺院西群のほとんどは当然有料区域内にあるのだが、その中でもたったひとつだけ無料で入れるというお寺が存在した。それが「マタンゲーシュワラ寺院(Matangeshvara Temple)」というヒンドゥー寺院である。

なぜこの寺院だけ無料なのかというと、この寺院だけは他とは異なり今でも祈りの場所として地元のインド人が参拝しに来るからだという。つまりはカジュラーホー寺院西群の中で唯一今も生きている、人々が祈りを捧げるための観光客用ではない寺院だということだ。それがわかるととても興味が湧き、ぜひどのような寺院なのか参拝してみたくなった。

 

 

・マタンゲーシュワラ寺院はカジュラーホー寺院西群の有料区域内から直接行けない

マタンゲーシュワラ寺院はカジュラーホー寺院西群の有料区域内とは繋がっておらず、有料区域内から直接行くことができないので、カジュラーホー寺院西群の官能的な彫刻群を十分に鑑賞し終わって一旦外に出てから、普通の無料のお寺を参拝するような感じでマタンゲーシュワラ寺院までの通り道を探して訪れる必要がある。カジュラーホー寺院西群の有料区域とマタンゲーシュワラ寺院は隣接しているのですぐ隣に見えており、そのまま有料区域内から行けそうな気がしてしまうが、その間には柵が設けられていて決して通れない作りとなっていた。

 

・マタンゲーシュワラ寺院内には巨大で神々しいシヴァリンガが祀られていた

 

別に大して何もないだろうと思われたこのマタンゲーシュワラ寺院には、驚くべきものすごいものがあった。それは高さ2.5mの巨大リンガだ。これほどまでに立派で巨大なリンガを、ぼくはインド一周の旅の中でも目撃することがなかった。地元の人はこれはインドで最大のリンガだろうと自慢していたが、インドは広いのでどうやら最大ではないようだ。しかし最大ではないにしてもかなり巨大なものに間違いはなく、寺院内の荘厳な雰囲気も相待って神々しさを感じさせられるほどだった。

 

 

リンガ自体はインド旅行をしていれば全く珍しいものではなく、ヒンドゥー教の破壊神シヴァの象徴である男根を表現しているので、インドのそこらじゅうのヒンドゥー教寺院の中心に祀られているのを度々発見した。日本で言えばお地蔵さんのように道端にリンガが立っていたりするので、それほどインド人には存在していて当たり前で親しみ深い存在なのだろう。しかし大抵の場合それは小さくて背の低いものが多く、大きくても自分の腰ぐらいまでのものしか見たことがなかった。

 

 

しかしこのカジュラーホーのマタンゲーシュワラ寺院は違う。軽く自分の身長を超えており、それどころか身長の2倍はありそうだ。インドでは神聖なものに色鮮やかな花を添える習慣があり、この巨大リンガにも黄色い花輪がかけられていて美しい。リンガには日本人には読めない文字が黄金色で書かれており(ヒンドゥー語?)、シヴァ神を意味しているものだという。その文字の上にはこれまた何かよくわからないグラフのような四角い図形が。何が何だかわからないけれど、何が何だかわからない方が異国を旅している感が出て神秘的で嬉しい。

 

 

リンガの底にはヨーニ(女陰)が設置されており、男女の生殖器の結合を表現している。

 

 

インド人たちは目の前に立ちはだかる巨大リンガに祈りを捧げ、幸福を祈っている。人よりも大きなリンガを見たのはこれが初めてだったので、その圧倒的な迫力に威厳を感じ、畏怖の念を覚えた。

 

狭い寺院内にはおまけのように設置された可愛いミニリンガも。

 

・シヴァの象徴がなぜ男根なのか、インド人に質問してみた

この寺院内で日本語を話せる怪しいインド人男性に会ったので、ずっと気になっていた質問を投げかけてみた。すなわちシヴァは”破壊”の神様なのに、なぜシヴァの象徴が生命を”創造”する男根(リンガ)であるのかという問いだ。

そのインド人が言うのは「シヴァは破壊の神様であると同時に、エッチの神様でもある。だから男根として祀るのだ」と言われて、そうなのかと納得した。本当にこの答えが正しいのか定かではないが、ヒンドゥー教を信仰する一インド人の意見として耳を傾ける価値はあっただろう。

シヴァ=エッチの神様?!ヒンドゥー教の破壊神シヴァの象徴がなぜ男根(リンガ)なのかインド人に質問してみた

 

・マタンゲーシュワラ寺院でまさかのインド人だと間違われた

マタンゲーシュワラ寺院の中ではやたらとインド人のおばちゃんにヒンドゥー語で話しかけられた。どうやらぼくのことをインド人だと思っているようだ。どこからどう見てもインド人には見えないと思ったが、インドで日焼けしてインド人のような風貌に変わったのだろうか。上記のシヴァリンガについて質問したインド人男性の説明によると、インド人にも色々な顔があり、チベット系のインド人なんかは日本人と同じような顔つきをしているので、それでぼくのこともチベット系のインド人と思っていたということだった。インド人にも様々な顔があるんだなぁ。まさか自分がインドの旅の中でインド人と間違われる機会なんてないと思っていたので驚いた瞬間だった。

 

 

・マタンゲーシュワラ寺院のシヴァリンガと雄牛のナンディン

 

マタンゲーシュワラ寺院の境内に鎮座するお猿の神様(ハヌマーン)。

 

境内に設置された小さなリンガたち。シヴァ神の象徴であるリンガの前には、シヴァ神の乗り物である雄牛のナンディンが休んでいる。

 

 

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