インドのイスラム建築が美しい!首都デリーにあるムガル帝国時代の世界遺産「赤い城」を見学した

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インド・デリーのイスラム建築が美しい!!!!!

インドのイスラム建築が美しい!首都デリーにあるムガル帝国時代の世界遺産「赤い城」を見学した

・ムガル帝国時代のイスラム建築「赤い城(Red Fort)」を見学しよう
・地下鉄の駅から赤い城までの道のり
・赤い城の外国人入場料はインド人入場料の15倍!
・日本人観光客はインドでやたらと話しかけられる
・赤い城の見事なラホール門と楽しいお土産屋さん
・赤い城の敷地内は手入れされた心地良い空間が広がっていた

・ムガル帝国時代のイスラム建築「赤い城(Red Fort)」を見学しよう

インドはヒンドゥー教の国だと学校の授業で習ったことがあったが、実際にインドを訪れてみるとヒンドゥー教以外にも様々な宗教が信仰されていることがよくわかった。例えば世界的にも有名なタージ・マハルなどの美しいイスラム建築が観光客を魅了しているし、南インドへ行くと西洋支配の拠点となった歴史の影響でキリスト教会を非常に多く見かけることになる。出家者が全裸で修行するという不思議なジャイナ教というインド独自の宗教も発展しているし、インド北部は世界宗教である仏教が誕生した地域でもある。

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インドの宗教の割合としてはヒンドゥー教徒が約80%、イスラム教徒が約15%、キリスト教徒が約2%、仏教徒が0.7%、ジャイナ教徒が0.4%であるという。ぼくが40日間かけてインド一周の旅をした感想でもやはりインドではヒンドゥー教が圧倒的に信仰されているという熱量を感じたが、イスラム教の王朝に支配された歴史も長いらしく見事なイスラム建築に出会う機会も多かった。ぼくのインド一周の旅はインドの首都デリーから始まったが、デリーにも「赤い城(Red Fort)」というイスラム教を信仰するムガル帝国時代の城塞があり、インドの旅の最初から素晴らしいイスラム建築を目の当たりにすることができた。

 

 

・地下鉄の駅から赤い城までの道のり

赤い城へは地下鉄を利用して行くことができた。地下鉄のYellow Lineに乗り込み「Chandni Chowk」という赤い城の最寄駅で降車し、徒歩で赤い城まで向かった。地下鉄の駅から赤い城まで向かう賑やかな通りには人力車が数多く立ち並び、かなりしつこく付いてくる人力車ドライバーもいたので注意が必要だった。

 

・赤い城の外国人入場料はインド人入場料の15倍!

赤い城の外国人料金は600ルピーで約960円くらい!インドの物価から考えるとかなり高額な印象だ。それに比べてインド人の入場料は40ルピー!

15倍も値段が違うなんてひどい外国人差別だと感じるが、これに怒っていてはインドの旅を楽しむことは不可能だろう。なぜならこの先インド一周の旅をした中で、インドの世界遺産など主要な観光地には全て外国人料金の設定が設けられており、大抵は外国人600ルピー、インド人40ルピーとされている場所を嫌というほど目撃することになるからだ。この理不尽な外国人料金に慣れないことには、インドの旅に心から満足することはできないだろう。インドの見応えのある素晴らしい観光地は、まさにぼくたちのような外国人旅行者のお金によって支えられているのだ。

 

・日本人観光客はインドでやたらと話しかけられる

 

赤い城の城壁は本当に赤く、これは赤砂岩による色彩なのだという。

城壁沿いを歩いていると沢山のインドの学生から「ハロー!」などと言って挨拶された。ここがぼくのインドで最初の主要観光地だったので初めて知ったが、日本人はインドのどの観光地へ言ってもインド人観光客にやたらと話しかけられたり一緒に写真を撮ろうと誘われるので、面倒でもインド人と親しく交流しようとする広い心を持つことが重要だ。インドを旅行する日本人なんていっぱいいるはずだから珍しくも何ともないと思っていたが、まさかこんなにインド人に話しかけられるなんて思いもよらなかったしかなり意外だった。ぼくはイランにいる時と同じくらいの頻度で、インドでも話しかけられたような気がする。

 

赤い城の前には簡単な遊園地もあった。

 

・赤い城の見事なラホール門と楽しいお土産屋さん

 

赤い城に入ると目の前に立ちはだかる立派なラホール門!あまりに巨大すぎてカメラに収まりきらなかった!

 

ラホール門を通り過ぎるとそこにはお土産屋さんが立ち並んでいた。インドで初めて見る様々なお土産に心が躍った。旅の初日なので重くなるからお土産なんて買うことはできないけれど、インドにも色んなお土産があるんだなぁ。お城の中にお土産屋さんがあるなんて思わなかった。

 

 

・赤い城の敷地内は手入れされた心地良い空間が広がっていた

 

お土産屋さんの通りの後には、広くて美しいイスラム建築の世界が広がっていた!色彩は赤や白がメインで、中東のイスラム国家のような青や緑の色とりどりの幾何学模様があるというわけではなかったが、滑らかな曲線の建築様式は明らかにイスラムモスクと同じものだとわかる。青や緑の華やかで美しい色彩のイスラム建築は中東やアフリカ地域のもので、インドなどの南アジアにおけるイスラム建築では赤や白の落ち着いた色彩が主流なのだろうか。

 

 

赤い城の敷地はかなり広く、穏やかで静かな公園を散歩しているような気分だった。赤い城はタージ・マハルも建てたムガル帝国第5代皇帝「シャー・ジャハーン」が、アーグラからデリーへ遷都した後の居城だったそうだ。インドの昔の王様はこんな広い場所に住んでいたんだなぁすごい!

赤い城の敷地外ではやかましい車のクラクションやウロウロしている牛、しつこいインド人の客引きなど混沌とした世界が広がっていたのに、赤い城の中はきちんと手入れされていて心地よく、インドから抜け出した別世界の天国ようだった。

 

赤い城のイスラム建築を見ていると、スペインのアンダルシア地方のコルドバで見たメスキータを思い出した。メスキータもイスラム教のモスクとして建てられた歴史があるので、インドとスペインという遠く離れた場所であってもイスラムという感性で繋がり合うことがあるんだなぁと感心した。

 

 

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