うわ〜大雪が降って来た〜〜〜!!!!!
お遍路一標高の高いお寺!第66番「巨鼇山 千手院 雲辺寺」は雪の中の五百羅漢像と巨大毘沙門天が幻想的だった
・グーグルマップが教えた第66番雲辺寺までの道は極めて狭くておまけに雪まで降ってきた
・駐車場から第66番雲辺寺までの長い雪の山道
・第66番雲辺寺本堂
・第66番雲辺寺大師堂
・第66番雲辺寺境内の様子
・第66番雲辺寺の巨大毘沙門天像
・第66番雲辺寺の五百羅漢像
・第66番雲辺寺お納経(御朱印)
・第66番雲辺寺御影、御姿
目次
・グーグルマップが教えた第66番雲辺寺までの道は極めて狭くておまけに雪まで降ってきた
ぼくがお遍路で最も嫌だった車道を選べと言われたらならば、この第67番大興寺から第66番「巨鼇山 千手院 雲辺寺(きょごうざん せんじゅいん うんぺんじ)」への車道がそのひとつに必ず入るだろう。グーグルマップが教えてくれた第67番大興寺から第66番雲辺寺までの道は、とにかく狭かった!どれくらい狭かったかというと、狭すぎて対向車が来たら絶対に立ち往生してしまうだろうというほどの山道だった。途中までは普通のコンクリートの狭路だったが、ある時から狭いのに加えて突如土の獣道になったので泣きそうだった。なんと行ってもこの第66番雲辺寺は標高911メートル地点にあり、四国霊場お遍路の88の寺院の中で最も高い位置になるのだ。それゆえ必然的に山道を進むことになる。
しかし実際第66番雲辺寺から山の麓へと帰るときには、普通に整備された広い道路を通って帰れたので、行きの際にはグーグルマップが運転しやすい広い車道よりも、早い時間でたどり着ける極めて狭い車道を示してくれてぼくたちがそれを選択して運転してしまったということなのだろう。お遍路の車旅ではグーグルマップを信用しすぎると大変な目に遭うということを思い知らされた瞬間だった。幸運なことに、ぼくが第66番雲辺寺へと極めて狭い車道を運転していた際に、対向車が来ることはなかったので助かった。
今まで運転したこともない極めて狭い車道を運転していただけでも困惑しているのに、標高が高い第66番雲辺寺へ行く途中で雪まで降って来てますます心が乱された。沖縄から持って来たぼくの車のタイヤは雪に全く対応してはいないからだ!まじで冗談にならないほど雪が降って来て、天気予報は四国でも雪が積もる予想、実際に雪が周囲に降り積もって来て、車が滑って事故でも起こしたらどうしようという不安に苛まれながらも、なんとか第66番雲辺寺へとたどり着いた。こんなに苦労してたどり着いた第66番雲辺寺の駐車場は無料ではなく500円もしたので残念だった。
ここはかつて遍路ころがしと呼ばれるほどの難所だったが、ロープウェイができたので訪れやすくなったという。ロープウェイの値段は往復2060円!
・駐車場から第66番雲辺寺までの長い雪の山道
このお寺は駐車場からお寺までも極めて遠く、どこまでも降り積もる雪に包まれながら木々の生い茂る静寂な山道を上っていく。台湾人の哲ちゃんは雪が珍しいのでめちゃくちゃ喜んでテンションが高かったが、日本人のぼくは雪の怖さを知っているので彼のテンションについていくというよりもむしろ不安だけが心の中に広がっていた。
・第66番雲辺寺本堂
・第66番雲辺寺大師堂
・第66番雲辺寺境内の様子
・第66番雲辺寺の巨大毘沙門天像
第66番雲辺寺の境内を巡っていると遠くの方に、山の下を見下ろすように立てられた巨大な仏像が見えたので行ってみることにした。その巨大な仏像の正体は、毘沙門天像だった。
・第66番雲辺寺の五百羅漢像
巨大毘沙門天像へと向かう間に、五百羅漢像を見つけた。五百羅漢像とは御釈迦様の弟子の像のこと。四国お遍路では第5番の地蔵寺でも五百羅漢像を見学できた。
ぼくはこういうなんかやたらといっぱい像が並んでいる姿は、日本人はあまり好きではないかと感じるのだがどうだろうか。日本人はお寺に真ん中にポツンとひとつの仏像がある方がありがたがるのではないだろうか。なんかこういうのって中国的センスなのではないかと思って台湾人の哲ちゃんに聞いてみると、実際彼はこの五百羅漢像をすごく気に入っていた。
・第66番雲辺寺お納経(御朱印)
・第66番雲辺寺御影、御姿
はるばると 雲のほとりの 寺にきて 月日をいまは ふもとにぞ見る