四国八十八ヶ所霊場・遍路巡礼0日目!始まりを高野山・奥の院に定め、2020年のお遍路を逆走(逆打ち)する

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2020年お遍路逆走の旅の始まりだー!!!!!

四国八十八ヶ所霊場・遍路巡礼0日目!始まりを高野山・奥の院に定め、2020年のお遍路を逆走(逆打ち)する

・四国のお遍路とは何か?
・同行二人(どうぎょうににん)とは何か?
・お遍路のための納経帳を買いに高野山へ行こう
・高野山奥の院でもらった人生初のお納経(御朱印)がかっこよすぎて興奮した
・お遍路でもらえる御影・御姿について
・閏年の2020年にはお遍路を逆打ちして自らをご利益で満たそう

・四国のお遍路とは何か?

ぼくはすべて車中泊で、なるべくお金と時間のかからない四国お遍路巡礼の旅を始めようと着々と準備を進めていた。お遍路とは四国にある88ヶ所の弘法大師(空海)にまつわるお寺を歩いて回ることで、弘法大師に近づき弘法大師の功徳を得ようとする古くからの日本の巡礼の形である。讃岐の国(香川県)を生まれ故郷とする弘法大師にまつわる多くの史跡や祈りが、四国には散りばめられているのだ。

四国の88の寺院を巡礼した後は、弘法大師が入定(今もなお永久に生き続けていること)していると信じられる和歌山県高野山の奥の院を参拝することも習慣となっているらしい。ぼくが四国をほとんど訪れたことがないのに、なぜかお遍路に親近感を感じられるのは、ぼくの生まれ故郷が高野山の麓の町であり、さらにぼく自身が高野山の奥の院が世界で最も素晴らしい場所だと感じていることに由来しているのかもしれない。

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・同行二人(どうぎょうににん)とは何か?

同行二人(どうぎょうににん)とは、たとえ四国の88の寺をひとりで巡礼していたとしても、そこにはいつも弘法大師の姿があり、共に歩きながら巡礼しているという意味である。またたとえ誰か友達や家族と共に巡礼していたとしても、その巡礼はその個人と弘法大師の2人だけのものだという意味も含まれている。金剛杖が弘法大師の代わりであるとも言われる。

ぼくに関していえばスペイン巡礼で800km歩いてみて、杖は巡礼の役に立たないという感想を率直に抱いたので、もちろん今回も持ち歩くことはないだろう。

 

 

・お遍路のための納経帳を買いに高野山へ行こう

 

88ヶ所の寺を参拝すると、お納経(御朱印)というものをいただく習わしであるという。そしてそれをもらい受けるためには「納経帳」というのがあれば記念にもなるし非常に便利だということだった。しかしぼくはこの人生の中で、御朱印に興味をお持ったこともなかったし、それゆえに納経帳というものも持ち合わせていなかった。おそらく四国お遍路巡礼の各寺院で購入できるのだろうが、せっかく高野山の麓に住んでいるのだから、高野山で買っていこうと思い立ち、車で高野山まで納経帳を買いに出かけた。

 

高野山奥の院の空気は、いつ来ても霊験あらたかで清らかだ。ぼくは高野山奥の院の納経所で、四国八十八ヶ所霊場・お遍路巡礼用の納経著を2000円で購入した。奥の院では3つのデザインを提示され、最も”四国っぽい””高野山っぽい””空海っぽい”ということを基準に、緑に金色の模様の入った納経帳を選んだ。本来ならば青色が好きなので青色を選びそうになったところだったが、なぜだか今回だけは日本の山脈を表現しているようなデザインを選び取った。

 

・高野山奥の院でもらった人生初のお納経(御朱印)がかっこよすぎて興奮した

高野山奥の院で、人生初めてのお納経(御朱印)を貰い受けた。この時知ったのは、ご納経は300円必要だということだった!結構高いな!300円×88って、相当な金額では…と計算しそうになった脳を悲しくなって自ら止めた。お遍路はお金の問題ではなく、弘法大師と巡礼するという神聖な行為だから別に300円も惜しくはないのだ!しかし300円という大金をお寺に納めるのだから、それ以上は何も支払う必要もないだろうとも考えていた。

この奥の院でもらった納経というものが、予想外にかっこよかったのでめちゃくちゃ興奮した!!!これが日本の巡礼の証か!!!!!かっこよすぎやろ!!!!!

ぼくはやはり漢字というものが好きだ。漢字は絵のようでもあり、芸術的で感動する。納経というのは、朱色のハンコに加えて、そこに墨で習字を施してくれるもののようだ。書道というものも、東アジア民族が世界に誇るべき素晴らしい文化だろう。美しい文字が魂と力とを凄まじく表現しているなんて、表意文字の残された漢字文化圏独特の神秘的な文化だろう。

 

 

・お遍路でもらえる御影・御姿について

お納経を書いてくれたおじちゃんは、四国のお遍路について色々教えてくれた。お納経をもらえるのは朝の7時から夕方の5時まで。各お寺で300円支払ってお納経をもらうと、一緒に御本尊の印刷された紙をもらうことができ、お遍路中にそれが自然に集まっていくのだという。その紙のことを御影(おみえ)・御姿(おすがた)というらしい。四国のは白黒で無料だが、高野山のはカラーで有料だよと言われた。

 

 

・閏年の2020年にはお遍路を逆打ちして自らをご利益で満たそう

さらに今年の2020年は閏年なので、お遍路を1番から88番のように順に回るのではなくて、88番から1番のように逆に回ると、普段よりもご利益が3倍もらえるという情報も教えてくれた。なんで3倍なのかよくわからなかったが、弘法大師は今でもなおお遍路を順行しているので、こちらが逆の方向に巡礼すると、必ずどこかで一度は弘法大師に出会えるからだという説明を受けた。

なるほどわかったようなわからないような感じだったが、せっかくたまたま2020年の閏年にお遍路するという運命を与えられてさらにご利益増し増しというならば、敢えてそこで順行するだけの理由は見当たらないだろう。ぼくは四国お遍路を逆走して、弘法大師に出会うことに決めた。お遍路はどこの寺から始めてもいい仕組みらしい。どのお寺から逆走を開始しようか。

ちなみにこのお遍路の逆走のことは「逆打ち」と呼ばれているらしい。普通は四国88ヶ所を回り終わってから高野山を訪れるので、最初に高野山でお納経をもらったことは、究極の逆打ちの始まりと言えるのだろうか。

 

 

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