ひとつの村にひとつの鼓楼!中国最大の美しき風雨橋のあるトン族・程陽村の素朴な周囲を散策してみた

(この記事には広告が含まれる場合があります)

 

少数民族の観光的ではない素朴な生活がここに…!!!

ひとつの村にひとつの鼓楼!中国最大の美しき風雨橋のあるトン族・程陽村の素朴な周囲を散策してみた

・程陽村までの険しい道のり
・素朴な程陽村の周囲を散策しよう
・程陽村では4つの鼓楼を見学できた
・海を超えて文化の繋がりを感じられる石敢當文化
・程陽村の素朴な風景
・夜の壮麗な風雨橋を眺めに

・程陽村までの険しい道のり

中国貴州省の少数民族・トン族の肇興村(肇興侗寨)滞在に終わりを告げ、次に向かったのは同じくトン族の程陽村だった。肇興村(肇興侗寨)から程陽村への個人移動は、この旅中で最も難易度が高いと感じるほどに難しかったが、それもインターネット上にまったく情報がないせいでもあり、なんとかそこらへんの中国人に中国語で聞きまくり、必死の思いでたどり着いた。

難易度高し!肇興村(肇興侗寨)から個人で中国最大の風雨橋のある程陽村まで移動する方法を徹底解説

トン族の程陽村は、中国最大の風雨橋があることで有名であり、ぼくはこの橋にずっと憧れていたので、この目で見ることができて感無量だった。もはや自分がどこにいるのかもわからないほどの中国の山奥にまでひとりで公共バスを使いながら赴き、美しき楼亭をたたえた風雨橋を見たときに、自分もやっと旅人らしくなってきたと感じた。

中国最大の風雨橋!トン族・程陽村のまるでお城みたいな中国の木造橋が壮麗すぎた

程陽村の中華料理店では、ロシアのイルクーツクと同じく、またしても間違って変な茹でられた野菜を注文してしまい、ロシア中華料理店の悪夢が蘇ってくるようだった。

ロシアの悪夢が再び蘇る!中国・程陽村の中華料理屋さんで間違って茹でられた野菜を注文しちゃった(2回目)

 

・素朴な程陽村の周囲を散策しよう

風雨橋さえ見られれば大満足だったと思っていたぼくは程陽村に1泊しかしない予定だったので、宿についてすぐに観光を始めた。

風雨橋のある程陽村の周囲には、いくつかの集落が存在しているようだった。それはブラブラ歩いているだけで自然とたどり着いてしまうほどに近く隣接している集落たちだった。

 

 

・程陽村では4つの鼓楼を見学できた

 

トン族の伝統では、基本ひとつの村にひとつの鼓楼があるらしい。肇興村(肇興侗寨)は例外中の例外で、ひとつの村に5つの鼓楼があることがここにしかないほど珍しいようだ。鼓楼はこれまでの人生で見たこともないほどに珍しい種類の美しい建築物で、本当に中国貴州省の少数民族の村でしか見られないのだろうと感じた。

 

 

ぼくはこの程陽村周辺で合計3つの鼓楼を見たので、「程陽村」とおおまかに名付けられているものの、実際は3つの村が寄り集まってできている地域ということだろうか。3つの鼓楼はよく似ていて、特にそれぞれに特徴があるようではなかった。

 

 

肇興村(肇興侗寨)と違ったのは、肇興村(肇興侗寨)の鼓楼は実にたくさんのトン族の男性が集まっておりその中に入れなかったのに対し、素朴な程陽村周囲の鼓楼は人も少なく自由に中に入れる気軽さがあった。中にはトン族のおじちゃんがどうぞ入って見て行ってと優しく言ってくれるような鼓楼もあった。

 

ぼくは鼓楼の中へこの程陽村で始めて入り、その天井の美しい幾何学模様に心奪われ、その木造の建築様式に親しみを覚えた。木でできた建物に安らぎを覚えるのは、東アジアに共通した気持ちなのかもしれない。中に置いている不思議なものたちにも好奇心を掻き立てられた。

 

 

・海を超えて文化の繋がりを感じられる石敢當文化

程陽村には肇興村(肇興侗寨)と同じく石敢當を発見した。沖縄にしかないと思っていた石敢當がこんな中国の山奥でも見つかるなんて、なんだか不思議な気分だった。中国で生まれた石敢當の文化が、海を渡って琉球諸島という小さな碧く美しい島まで伝えられたと実感するだけでとてもロマンがある。旅をするには人間だけではなく、それに伴い文化も大いなる旅路を広げているのだった。

ぼくたちは自分は日本人だ、あいつは中国人だと見なしながら親しんだり憎んだりしているが、文化という側面で人間を眺めれば、あらゆるものは繋がりを描いているのだ。

「石敢當」は沖縄にしかないというのは本当か? 〜世界の中で発見した石敢當〜

 

・程陽村の素朴な風景

 

集落と集落の間には、中国最大の風雨橋ほどではないものの、もうひとつの立派な木造の橋が存在し渡ることもできる。中ではお土産やさんが並んでおり、結構押しの強い店員さんからたくさん声をかけられる。

 

 

橋を渡ればそこには、さらにのどかな風景が広がる。

 

橋が修理中で渡れない場所もあった。

 

 

・夜の壮麗な風雨橋を眺めに

夕食を食べた後は、風雨橋の夜の風景を見に行った。1泊しかできなかった程陽村。夜の風雨橋を眺められるのは、この日限りのことだった。

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

 

関連記事