ついに高度3200mへのトレッキングが始まる…!
中国雲南省の桃源郷・雨崩を目指して!飛来寺から西当村への乗合バスでトレッキングの出発点へ到着
・今回のあらすじ
・要らないものを袋に詰め込み飛来寺の宿で預かってもらう
・飛来寺で買えるものは買っておこう
・飛来寺から西当村への乗合バスの旅
・ついに雨崩へのトレッキングの玄関口、西当村に到着!
・今回のあらすじ
雨崩へ向かうために、香格里拉から途中の飛来寺までバスで向かい、飛来寺で1泊して次の日の朝に、乗合バスで雨崩へ向かうためのトレッキングの起点となる西当村を目指した。
・要らないものを袋に詰め込み飛来寺の宿で預かってもらう
飛来寺で泊まった安宿「飞来寺卡瓦格博酒店」でなんと雨崩に行っている間、荷物を無料で預かってくれるということだったので、雨崩の滞在に不要なものをすべてバックパックから取り除き、袋に詰めるとなんとバックパックよりも巨大な容量となった。
自分は要らないものばかりを携えて旅行しているのかと少々落ち込んだが、東南アジア一周してからこんな中国の秘境を訪れてしまったので仕方ない。飛来寺は標高が高く気温も0度以下で、とても東南アジアで着ていた服が役立つような環境ではなかったので、半袖半ズボンはすべて要らない袋に詰め込んで、ホテルのご主人に渡した。
・飛来寺で買えるものは買っておこう
飛来寺で1泊した次の日、8時〜8時半の間に乗合バスが来てくれるということなので待っていると、きちんと時間通りに来てくれた。ぼくが最初の乗客であり、その次に中国人の青年を乗せた。彼は中国人には珍しく英語が堪能であり、ひさびさに会話が大体成り立つ人を見つけて嬉しかった。
彼と一緒に近くで朝食を取った。彼からの情報によると、雨崩は秘境なのですべての品物が高く、必要なものは飛来寺で買っておくべきだと助言してくれたので、その通りに彼とスーパーマーケットで大量のお菓子を買い込んだ。しかし慌てていたあまり、なんと同じパンの詰め合わせを2袋も買ってしまい困惑したが、どうしようもないので諦めてそのまま乗合バスで西当村へと向かった。
・飛来寺から西当村への乗合バスの旅
飛来寺から西当村まではすぐに着くのかと期待していたが、普通に1時間半ほどはかかった。
途中で雨崩に行くためのチケットを購入する。55元と書かれているが、みんな60元取られていた。もちろん現金のみ。中国のどこでもそうだが、日本のクレジットカードは使えない。このチケットは雨崩へ入る前にも見せるポイントがあるので、決してなくしてはいけない。
香格里拉から飛来寺までの道の景色が壮大すぎたので。もはや景色に驚くことはないだろうと思っていたが、飛来寺から西当村までの道のりもそれに負けずとも劣らぬ大迫力で見応えがあった。
整備された山道をクネクネと進んでいたが、チケット売り場の先からチベット人の小さな村が広がっており、道も塗装されていないでこぼこ道になっていった。途中でチベット人たちがついでに乗せてくれという感じで手を上げながらバスを待っている。ぼくたちの乗合バスは5人乗っていてほぼ満席だったので1人のチベット人のおばちゃんを乗せてあげることしか叶わなかった。
途中でチベット人のおばちゃんと運転手との会話が車内で繰り広げられていたが、中国人青年に聞くと、彼らはチベット語で話しているのでまったく理解不可能であるということだった。同じ国の国民なのに会話がわからないなんて、日本ではありえないなと思った。
・ついに雨崩へのトレッキングの玄関口、西当村に到着!
西当村は別名西当温泉と呼ばれているらしく、途中で流れている川は温泉であると中国人青年が教えてくれた。出発してから1時間半ほどしてついに西当村へ到着し、香格里拉からの長い未知なる旅を終えて、やっとここから雨崩の村へのトレッキングをはじめられるのだった。しかし、ここからもまったく未知の冒険!どうなるだろう.