雨崩の大冒険は終わらない!旅は塩馬(茶馬)古道の秘境・中国雲南省の諾鄧(Nuodeng)へと引き継がれた

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新しい中国の大冒険が始まる!

雨崩の大冒険は終わらない!旅は塩馬(茶馬)古道の秘境・中国雲南省の諾鄧(Nuodeng)へと引き継がれた

・チベットの桃源郷の後は、塩の村へ
・「茶馬古道」に教えられた知られざるもうひとつのシルクロードの姿
・上海人が教えてくれた塩の村の秘境「諾鄧」を目指そう

・チベットの桃源郷の後は、塩の村へ

カンボジアで中国一周したことものある香港人に教えてもらった、中国雲南省のガイドブックにも載っていない桃源郷「雨崩」での体験は、ぼくにとってあまりに神秘的で忘れられないものとなった。ガイドブックに載っているところも楽しいけれど、実際にその国を濃厚に旅した旅人にどこがよかったのかを尋ねて、その国の人しか知らないような秘境に行ってみることの方がはるかに神秘的で美しい旅を織り成せるのだということに気づいた。

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雨崩に行った後の旅路は全くの未定だったが、今度は雨崩で出会った上海人のシェイミンに「塩の村」があるのだということを聞かされてぼくの心は躍った。ぼくは中国雲南省とは大地から塩を取っている場所だという幻想的で不思議なイメージがあったからだ。

 

 

・「茶馬古道」に教えられた知られざるもうひとつのシルクロードの姿

そのイメージはアマゾンで買った素晴らしい映像作品「茶馬古道」によるものだった。中国雲南省からネパールに至るまで、古代からの交易のための遥かなる旅路があり、それは知られざるもうひとつのシルクロード「茶馬古道」と呼ばれているそうだ。「茶馬古道」という名前は、中国の人々がプーアール茶などの茶をチベット人の馬と交換するためにはるばるヒマラヤを越えて行き交う道であることに由来しているのだという。

茶馬古道の要衝には、ぼくの大好きな麗江や大理など中国雲南省の主要な街も含まれている。

ぼくが直感でこれは買わなければならなかった映像作品「茶馬古道」のDVDは、それはそれは浪漫あふれる旅心くすぐられる神秘的な映像作品だった。ぼくがまたさらに中国雲南省への憧れを強く深めるのに一役かった映像と言えるだろう。

その中でも印象的だったのは、中国の少数民族の未婚の少女が、大地に水をまいて乾燥させ塩を作り出すという、いわば「塩の畑」の場面だった。内陸地である中国雲南省でも、深い井戸から水を汲んできて畑にまいて乾燥させれば、そこに塩が出来上がるのだという。この「塩の畑」の場面は結構主要な場面として登場していて、最終的には少数民族の塩作りの未婚の少女が結婚式を挙げるという形で終わっていた。

塩は「茶馬古道」においても重要な交易品であり、それゆえにこれほど長い尺を用いて塩の畑の場面を収録したものと思われる。それを見て以来ぼくの頭の中では「中国雲南省=茶馬古道=塩の畑」という方程式が勝手に出来上がってしまっていた。

 

 

・上海人が教えてくれた塩の村の秘境「諾鄧」を目指そう

しかし、ガイドブックに沿って旅をしているだけでは、一向に塩作りの場面に遭遇する機会などない。そもそも映像に映っていた場所とぼくの旅している場所は全然雰囲気が違った。塩の畑はもっと田舎の秘境っぽい場所にあるはずなのだ。だからといって雨崩のような神秘的な高山の奥地にあるチベットの秘境というわけではなく、なんというかもうちょっと暖かそうで東南アジアっぽい場所だった。

あのような塩の畑は映像作品内だけのもので、もはや発展した中国の歴史の中に埋もれてしまって消滅してしまった文化かもしれないと半ば諦めかけていた時に、雨崩で出会ったシェイミンがぼくにいい情報をくれた。彼は中国雲南省を旅し尽くし、ミャンマーに近い秘境で塩の村を訪れてきたというのだ!なんという運命的な情報!もはや彼はぼくに塩の村を伝えるために神様に遣わされた伝道師であるとしか思えない!

その村の名前は「諾鄧」であるという。

…いったいなんと読むのだろう。諾は承諾の諾だからダク?じゃあ鄧は…???

困ったぼくはシェイミンに読み方を聞いた。Nuodeng。ヌオデンと読むらしい。NuodengとGoogle検索してみる。古代から残っているような、まさに歴史ある「茶馬古道」の名にふさわしい素朴で美しい村の姿が画面上に現れた。Nuodengでは塩が有名であり、それゆえか「茶馬古道」よりも「塩馬古道」の村として位置づけられているようだ。

よし!!!雨崩の後には諾鄧に行くしかない!!!!!絶対にこの村に行ってやる!とぼくの心は決心に燃えていた。しかしまたしてもガイドブックにも載っていなければインターネットにも情報がほとんどない状態。いったいどうやってたどり着けばいいのだろうか。

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