中国で最も美しい村!雲南省の塩馬古道の秘境・諾鄧(Nuodeng)はまるでおとぎ話の幻想的な世界

 

おとぎ話の世界に迷い込んだみたい!

中国で最も美しい村!雲南省の塩馬古道の秘境・諾鄧(Nuodeng)はまるでおとぎ話の幻想的な世界

・諾鄧までたどり着く道
・すべて手作りの諾鄧の宿が教えてくれた大切なこと
・古代からの姿をそのまま残している諾鄧
・おとぎ話の中にいるような諾鄧の光
・村の頂上にある儒教のお寺、道教のお寺
・諾鄧が一望できる絶景ポイント

・諾鄧までたどり着く道

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1枚のメモだけを頼りに、なんとか自力で中国雲南省の塩馬古道の秘境・諾鄧(nuodeng)までたどり着いた。

 

・すべて手作りの諾鄧の宿が教えてくれた大切なこと

食材も全部手作り!中国雲南省・諾鄧(Nuodeng)の素朴な料理が教えてくれる人間にとって大切なこと

宿の不思議と美味しい食事は料理が手作りだけではなく、野菜もハムも卵もすべて宿の家でとれたものを使っているすべてが手作りの味わいで感動した。こんなにも最初からすべてが手作りであるという尊い経験は、世界のどこでも経験したことがなかった。ぼくは中国の秘境・諾鄧に強く心惹かれていった。諾鄧こそが、ぼくたち先進国が失った大切なものをまだ保ち続けている桃源郷ではないかと感じたのだった。

 

・古代からの姿をそのまま残している諾鄧

 

諾鄧に感動したのは何も宿の料理が創造的で味わい深かったからだけではない。諾鄧の村自体が感動的なほどに美しかったのだ。

 

 

断崖絶壁に聳え立ち、素朴な石造りの狭路であるがゆえに一台の車すら通らない諾鄧の村。車の代わりに思き荷を背負って運んでいくのは、なんと馬だった。

 

 

まるで古い時代のおとぎ話の中の世界に迷い込んだかのような気持ちだった。そしてこの諾鄧が、紀元前より井戸からくみ上げた水を畑にまくことによって塩を作っているという「塩馬古道」として位置づけられているという歴史を思い起こさせた。

 

おそらく紀元前よりずっと同じような、馬が荷を運ぶ風景が諾鄧では今まで受け継がれてきたのではないだろうか。ぼくたちが今もなお見られるのは、諾鄧の紀元前の風景に相似しているのかもしれない。

 

 

・おとぎ話の中にいるような諾鄧の光

 

諾鄧に滞在するのは3泊の予定。丸々ゆっくり回れるのは2日間だ。ぼくはゆっくりと諾鄧の村を散策していく。

 

 

できることならアマゾンで購入した映像作品「茶馬古道」のように大地から塩を作っているという風景をこの目で見てみたい。茶馬古道は古代からチベットからネパールに向けてつながる交易路で「もうひとつの知られざるシルクロード 」とも呼ばれている。諾鄧において多用される「塩馬古道」の名は茶馬古道からの派生だと思われる。交易の重要な品物としては、茶の他にも塩があったのだ。

狭い石畳の静かな道を超えていく。淡い冬の光の中で、美しい中国の村を歩いていると、ぼくはふと4月に南仏プロヴァンスの美しい村々を回った旅のことを思い出した。

 

 

そうだ、この雰囲気は、南仏プロヴァンスの美しい村にとてもよく似ている。南仏の美しい村をめぐる旅はぼくにとって忘れられない特別な思い出だ。あんなにも美しい光、そして素朴な風景を見られるのは世界でも限られた地域だけだろう。どこにでもあるような似通った都会ではなく、素朴で辺境にある村に込められた美しさにこそ、人間として本当に必要な根源的な美しさが宿っていたのだ。

南仏プロヴァンスの美しき淡い光

諾鄧はこんなにも美しい村なのに観光客がまるでいない。たまに雲龍からの日帰り観光客をちらほらと見かけるが、ここに宿泊して長く滞在する中国人は少ないようだ。

 

ぼくはこの諾鄧の村に宿をとり、この身を諾鄧の雰囲気に丸々浸すための時間を設けたことを誇りに思うほど、諾鄧での時間は尊いものとなった。理由など語れるはずもなく、ただ諾鄧の静けさと、石畳と、馬の蹄の音と、あふれる光と、人の心がぼくにそのように自然と感じさせたのだった。本当に尊い感情は、言葉にできないときにこそ現れる。それはきっと、実際に訪れた者たちだけに知らされる光だった。

 

 

・村の頂上にある儒教のお寺、道教のお寺

 

断崖絶壁につくられた諾鄧の村には坂道や階段が多い。集落よりももっと坂道を登っていったところには、子供達のための学校があり、そして最も高い位置には静かなお寺が聳えていた。

 

 

お寺への世界へと侵入するための優雅な中国風の門。諾鄧のこの門は雲南省西部地域で現存する最大で最も歴史がある木製の門で、清朝につくられ、飛び立とうとする龍が特徴的であるという。

 

 

その門の先の階段をずっと上がっていくと、「文廟秋陽」という儒教思想の創始者・孔子を祀っているお寺。諾鄧村の孔子廟は、建築スタイルが巧妙で格調高く、古風でかつ優雅であると記されていた。

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立派なお寺なのに訪れる人は誰一人ない。ぼくと、光と、風と、木々と、神さまだけ。そんな静けさが、この上なく心地よく感じた。

 

 

文廟秋陽の隣には、道教のお寺がある。儒教、道教のお寺が並んでいるというのが実に中国らしい。神社と仏教寺院が主な日本とは、一見似ているように見えても全くの異国を訪れていることを思い出させる。この道教のお寺に立派に聳え立つ「玉皇閣星座図」が見応えがあり、明朝につくられた古代有名な道教の宮だったという。三層の楼閣式の道教建築は雲南地域では非常に珍しい。正殿の最高層に現存する格天井絵画「二十八星座図」は諾鄧の一品と言われ、古代中国の天文、芸術、建築などの研究に役立つという。

 

 

「二十八星座図」。ぼくたちは天文学といえば西洋のものばかりを教わるが、中国の天文学はあくまでも中国らしくて興味深い。

 

ここにも誰一人訪れる人はおらず、静寂に包まれている。

 

 

・諾鄧が一望できる絶景ポイント

 

最も高い位置でお寺を見た後は、逆にどんどん坂と階段を下っていく。最も下にある駐車場付近から見上げる、断崖絶壁に佇む諾鄧の姿はより一層美しい。諾鄧の中を散策している時には見えなかった全貌が、ここからは明らかになる。

 

 

諾鄧の村は断崖絶壁ばかりでなく、下の平野にも小範囲で広がっている。探検してみよう!

 

昔の村らしく乱雑とした小道をどんどん進んでいく。たまに上がったり下ったりしながらたどり着いた階段からの諾鄧の眺めが絶景だった。

本当に素晴らしいところへ来てしまったんだなぁ!そういえば、塩はどこにあるのだろう。

 

 

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