プレトリアのネルソン・マンデラ像がデカい!!!!!

プレトリアの治安は大丈夫?ユニオン・ビルで世界一巨大なネルソン・マンデラ像に出会った
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅はついに最終章へ
・南アフリカ共和国の首都プレトリアの最高政府機関ユニオン・ビルとは?
・ユニオン・ビル前のネルソン・マンデラ像は世界一の大きさ!
・プレトリアの治安は大丈夫?
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅はついに最終章へ
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
ぼくたちはついにアフリカ最後の国・南アフリカ共和国に入り、大自然と大都会が見事に融合した美しきケープタウン、内陸国レソトも巡り、次に訪れたのは南アのプレトリアという街だった。別名ジャカランダ・シティーとも呼ばれるこの街は春には紫の桜が咲き誇ることで有名で、9月下旬に訪れたぼくたちも少しだけ紫の桜のお花見をすることができた。
・南アフリカ共和国の首都プレトリアの最高政府機関ユニオン・ビルとは?


南アの首都には3つがあり行政府があるプレトリア、司法府があるブルームフォンテーン、立法府があるケープタウンの3つの都市がそれぞれの首都機能を担うという変わった仕組みを取っている。しかし各国大使館が多くあることから、プレトリアが事実上の首都となっている。
プレトリアにあるユニオン・ビルは大統領官邸の役割もある南アの政府庁舎で、行政の中枢が置かれている建物だ。1910年にイギリスの4つの植民地が統合され南アフリカ連邦が誕生した際に建てられ、英国風+地中海風のクラシックな折衷建築が特徴的となっている。



中に入ることはできないがユニオン・ビルはプレトリアの丘に建っており、眺めもよく広大な庭園もあるのでプレトリアの定番の観光スポットとなっている。この周辺にはジャカランダの街路樹も沢山並んでいるということで、紫の桜を求めていたぼくたちももしかしたら咲いていないかと確認するためにユニオン・ビルを訪れたが、多くの観光客が訪れていた。
ホテルの人がユニオン・ビル周辺にはジャカランダがいっぱい咲くと教えてくれたのだが、残念ながら9月下旬の季節ではいくらユニオン・ビルと言えども紫の桜を見ることはできなかった。しかしその代わりに威厳と歴史あるユニオン・ビルの建物と、よく管理された美しい庭園を見学することができた。
・ユニオン・ビル前のネルソン・マンデラ像は世界一の大きさ!
ユニオン・ビルは1994年にネルソン・マンデラの大統領就任式典が行われた場所でもあり、南アの有色人差別であるアパルトヘイトが終焉し、白人支配からの平和的な政権移行を象徴する歴史的な場所としても重要だ。





ユニオン・ビル前の庭園の真ん中には、9メートルにも及ぶネルソン・マンデラの銅像が建てられており、巨大すぎてとても迫力がある。これは何と世界最大のネルソン・マンデラ像だという。世界最大のネルソン・マンデラ像が南ア政府の最高機関であるユニオンビルの前に立っているというのは、非常に象徴的だ。
このネルソン・マンデラ像は両腕を広げたポーズを取っており、「受容」「和解」「平和」を意味しているとされる。ネルソン・マンデラはアパルトヘイトによる白人への報復ではなく、共存を推し進めた。彼は大統領就任前に27年間投獄生活を送ったが、その中で復讐心を手放す覚悟をしたという。彼は「憎しみを抱き続けていたら、私は本当に自由にはなれなかった」と語っている。このネルソン・マンデラ像はそんな彼の精神世界を表現しているとされる。
・プレトリアの治安は大丈夫?

ユニオン・ビルへはぼくたちが泊まっていたホテルたInani Hotel Morning Starから徒歩で向かった。プレトリアはケープタウンやブルームフォンテーンなどの他の南アの都市と同様にあまり治安が良くないとされ、街中を歩く際には細心の注意を払っていたが、日本人男4人で歩いている分には何も問題なさそうな雰囲気だった。
ただやっぱりここは何となく危なそうだとか、ここは歩くのをやめておこうとか、そういう直感というか治安を察知する能力は旅において重要で、プレトリアでも男4人で歩いていればほとんど問題なさそうだったが、唯一国立動物園周辺は何となく危ないと感じた。ぼくたちはユニオン・ビルから国立動物園まで歩いて移動したが、国立動物園前の通りは何だか治安が不穏な感じがしたので、行きは徒歩できたけれど帰りはUberを呼んでInani Hotel Morning Starまで帰った。Uberもそんなに高くないので、無理をしたくないのであれば常にUberを使ってもいいかもしれない。
Inani Hotel Morning Starの周辺も人通りが少ないので最初は心配だったが、滞在中に近くの国立自然史博物館に行ったり、スーパーマーケットのある繁華街を歩いてみても特に問題はなかった。慎重に歩けば大丈夫という点では、ケープタウンと同じ感じなのかもしれない。
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