クフ王のピラミッドの内部が意外すぎたんだけど!!!!!

クフ王のピラミッド内部は2800円のサウナ!ギザの三大ピラミッドでエジプトらしい絶景写真を撮りまくった
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・ピラミッドの絶景が見渡せるおすすめホテルCrowne Pyramids view inn
・ついに人生初のピラミッド観光に出発
・クフ王のピラミッドが高い!ピラミッドの料金一覧表
・ピラミッドへの道はきちんと整備されていて快適に歩けた
・ギザ三大ピラミッドの並んでいる順番
・クフ王のピラミッドは暑い、狭い、キツいの三重苦のサウナだった
・ギザの三大ピラミッドと写真が撮れる最高の撮影スポット
・ミニピラミッドの可愛いお土産
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅

ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
・ピラミッドの絶景が見渡せるおすすめホテルCrowne Pyramids view inn

ついにアフリカ大陸横断の旅の第1ヶ国目のエジプトにやって来た。エジプトと言えば真っ先に思い浮かぶのがもちろんピラミッド!ぼくたちはベランダからピラミッドの絶景が見渡せるCrowne Pyramids view innに宿泊した。1泊1部屋朝食付きで42ドルと格安で、3人で泊まったので1人当たり14ドルだった。


すぐ近くに聳え立つ巨大なピラミッドの風景を見ながら朝食を食べていると、これが夢なのか現実なのかわからなかった。朝食も多種多様で豪華なのだが、中東の味覚という感じでそんなにめちゃくちゃ美味しいということはなかった。中東ってご飯美味しくないよね、多分日本人の味覚に合っていないような気がする。しかし無料の朝食だから食べなければ損なので、いっぱい食べて観光のためのエネルギー補給を怠らなかった。
・ついに人生初のピラミッド観光に出発

ぼくは1人で日本からカイロまでやって来たが、台湾人の友達2人と合流し3人でカイロ観光をスタートさせた。カイロ観光2日目は、ついにホテルから見えるあのピラミッドへと出かける!ピラミッドへはホテルから徒歩でも行けそうなほど近かったが、エジプトではUberを使えば格安で移動できるのでUberでピラミッドまで向かった。世界中の誰もが知っているピラミッドだが、一体どんな場所なのだろうか。そもそもピラミッドって砂漠のど真ん中の辺境にあるイメージだったが、こんな風にホテルから気軽に行ける場所にあるなんて驚きだ。
・クフ王のピラミッドが高い!ピラミッドの料金一覧表

ピラミッドの入口には観光客がいっぱい

ギザ三大ピラミッドの入場料一覧

ギザ三大ピラミッドのチケット
ピラミッドの料金表はこんな感じ。大人の入場料は540ポンド(1600円くらい)。それはまだいいが、注目すべきはクフ王のピラミッドが900ポンド(2800円くらい)するという事実だった。たっか!高すぎる!!!先進国とかならまだ理解できるがエジプトの物価はとても安いので、それと比べると余計に高額に思えてしまう。しかしせっかくはるばるやって来たピラミッド!おそらくもう一生来ることはないだろうし、世界最大のピラミッドとして世界中で名高いクフ王のピラミッドくらいは入っておいて後悔はないだろうという結論に達し、泣く泣く540+900=1440ポンドを支払うことにした。エジプトの有名観光地はどこもクレジットカードしか受け付けていないので要注意!
さてこんなに物価が超絶安いエジプトで2800円もの大金を払って、クフ王のピラミッドの内部では果たしてどれほど素晴らしい光景を見せてくれるのだろうか(あまりに大金すぎて期待でもしていないと心を正常に保てない)。
・ピラミッドへの道はきちんと整備されていて快適に歩けた

ぼくが想像するピラミッドって砂漠のど真ん中にあって、いくつもの砂丘を何とか乗り越えて辿り着くというイメージがあった。もしくは砂漠の中を歩いて行くのが困難なので、お金を払ってラクダに乗ることでようやく辿り着くみたいな。しかし実際のギザの三大ピラミッドのエリア内は全くそんな雰囲気ではなく、普通に舗装された道を気楽に歩いて見て回れるという感じだった。あまりの快適さに気が抜ける思いがしたが、確かに世界的に有名なこんな観光地はきちんと整備されていて当たり前なのかもしれない。


ラクダ乗りの商人もいっぱいいて、かなりしつこくラクダを売り込んでくる印象だ。エジプト人はインド人、モロッコ人と並んで世界三大ウザい国民のひとつに含まれているが、それほどまでにウザいと言われる由縁のほとんどはこのピラミッドのラクダ商人なのではないだろうか。はっきり言ってラクダなんかに乗らなくても十分快適に観光できるので、ラクダというのはピラミッドにおいて記念撮影用の観光的な乗り物に過ぎない印象だった。
・ギザ三大ピラミッドの並んでいる順番


敷地内に入るとまず最初にあの有名なスフィンクスの像が見えてくる。全長57m、高さ20mでファラオや髪を守護する聖獣とされる。カフラー王の時代に作られたとされ、アラブ人の侵入後に鼻が削られ、イギリスには顎髭を奪われ、その顎髭は今大英博物館に展示されているという。



クフ王の像(エジプト考古学博物館)
スフィンクスを左手に舗装された道路を歩いて行くと、次に出現するのは最大であるクフ王のピラミッド。紀元前2550年頃に建てられ、1辺の長さは230m、本来の高さは146mだったが頂上部がなくなったため今は137mとのこと。



カフラー王の像(エジプト考古学博物館)
次に出現するのはカフラー王のピラミッド。紀元前2520年頃に建てられ、1辺の長さは215m、高さは143mだという。3つの中ではこれが最も保存状態がよく美しいピラミッドに見える。


メンカウラー王の像(エジプト考古学博物館)
最後に見えて来るのはメンカウラー王のピラミッド。紀元前2490年頃に建てられ、1辺の長さは103m、高さは65.5m。3つの中ではとても小さく、損傷も激しい印象。

メンカウラー王のピラミッドの裏にはもっと小さなピラミッドも3つ並んでいた。こんなミニピラミッドまであるなんて、ピラミッドに実際に来てみるまでは知らなかった。
・クフ王のピラミッドは暑い、狭い、キツいの三重苦のサウナだった


まずはクフ王のピラミッドの立ち寄り、2800円もしたチケットを提示してピラミッドの内部へと進入していく。ピラミッドの中って一体どうなっているのだろうか、予想も付かない。クフ王ピラミッドの内部への入り口はかなりわかりにくかったが、道路とは反対側の面から入ることになっていた。

クフ王のピラミッド内部の感想を端的に言うと暑い、狭い、キツいの三重苦だった!まさか2800円もの大金を払ってこんなに大変な目に遭うとは思わなかった!

クフ王のピラミッドの内部へ入ると、擦れ違うのも困難なめちゃくちゃ狭い通路がずっと続いていて、狭いだけならばまだいいのだが、何と狭い上に登っていく仕組みになっていたので、狭くて辛い階段をただひたすらに登るという運動を強いられてしまった。2800円も払ってこんなことしたくない!しかも狭くてキツい上にピラミッド内部はサウナのように暑く、汗が額を流れ落ちていくのを感じた。自然の鍾乳洞なんかに入ると夏でもとても涼しいのでピラミッドの中もそんな感じかと思いきや、それとは真逆の蒸し暑い熱気が漂っていた。

階段の頂上には王の玄室があり、石の棺が展示されていた。もちろんこの中にクフ王のミイラが入っていたのかと思いきや、クフ王のミイラは見つかっておらず、石の棺の中は空っぽだったようだ。

クフ王のピラミッドは登るのも大変だが、降りるのも同様に大変だった。身を屈めながら足元に気をつけたり、擦れ違うだけの十分なスペースがなく登ってくる人を待ったりしながら何とか外まで脱出することができた。ぼくたち3人は本当にサウナみたいだったねと話し合い、こんな猛暑のエジプトで誰もサウナになんか入りたくなかったよねと虚しく笑った。クフ王のピラミッドは、まさに2800円するサウナだったのだ。
クフ王のピラミッド内部の詳細な様子を撮影したYouTube動画はこちら!
・ギザの三大ピラミッドと写真が撮れる最高の撮影スポット


せっかくはるばるエジプトのピラミッドへ来たからには上手に記念撮影することが重要だ。ギザの三大ピラミッドが全て綺麗に入る写真スポットはどこかと探し回ったが、入り口から最も遠くに位置するメンカウラー王のピラミッドの背後には広大な砂漠が広がっており、そこは3つのピラミッドがしっかりと入る素晴らしい写真が撮れる絶景スポットだった。



やっぱりここは人気があるらしく、ラクダ乗りの勧誘がしつこかったり、写真撮影目的にラクダに乗った観光客が砂漠を渡ったりしていた。
・ミニピラミッドの可愛いお土産


お土産屋さんに売られていた綺麗な色彩の石でできたミニピラミッドは3ドルと安かったので購入してみた。
こんな感じで無事にピラミッド観光を終えたぼくだったが、当日の夜に熱が出てうなされたので、これは聖なるクフ王のピラミッドが高額サウナだったなどと失礼な感想を抱いた呪いだと思い、心の中でクフ王に謝罪したら翌日には熱が下がっていた。
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