目の前でライオンの狩りが見られて大迫力!!!!!
ライオンの狩り成功の瞬間を目撃!マサイマラ国立公園は珍しい野生動物の宝庫だった
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・マサイマラ国立公園のサファリツアー1日目で見られた動物たち
・幸運!オスライオンがバッファローの狩りに成功した瞬間を目撃した
・オスライオンがバッファローを仕留める瞬間のYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園では陸、空、水に住む様々な動物を観察できた
・道を塞ぐオスライオンのYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園のサファリツアー2日目で見られた動物たち
・マサイマラ国立公園で見られた動物達が大集合したYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園で宿泊したテントはかなり快適
・マサイマラのテント内部のYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園でマサイ族の村へは行かなかった
目次
- ・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
- ・マサイマラ国立公園のサファリツアー1日目で見られた動物たち
- ・幸運!オスライオンがバッファローの狩りに成功した瞬間を目撃した
- ・オスライオンがバッファローを仕留める瞬間のYouTube動画はこちら!
- ・マサイマラ国立公園では陸、空、水に住む様々な動物を観察できた
- ・道を塞ぐオスライオンのYouTube動画はこちら!
- ・マサイマラ国立公園のサファリツアー2日目で見られた動物たち
- ・マサイマラ国立公園で見られた動物達が大集合したYouTube動画はこちら!
- ・マサイマラ国立公園で宿泊したテントはかなり快適
- ・マサイマラのテント内部のYouTube動画はこちら!
- ・マサイマラ国立公園でマサイ族の村へは行かなかった
- ・アフリカ縦断の大冒険の記事一覧はこちら!
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
アフリカ大陸縦断の旅の第3ヶ国目ケニアではサファリツアーに参加することを決め、首都ナイロビで宿泊したKahama Hotelに紹介されたBaboon Budget Safarisという旅行会社で6泊7日のサファリツアーを申し込んだ。料金は頑張って値下げ交渉をして750ドル(交通費、宿泊費、水1日1L、食費全て込み、ガイドへのチップのみは別途支払う必要あり)、日程としてはナクル湖国立公園に1泊、マサイマラ国立公園に3泊、アンボセリ国立公園に2泊という予定となっていた。
アフリカ初のサファリなのでどんな感じなのか見当もつかないまま、ついにサファリツアー初日を迎えた。早朝時間通りにKahama Hotelへ送迎バスが迎えに来てくれ、ナイロビのシティ・センターにあるBaboon Budget Safarisのオフィスまで向かった。そこでサファリ用の車に乗り換え、ガイドのケビンを紹介された。ケビンはドライバー兼サファリのガイドとなっているので、1日が終わると彼にチップを支払うのが習慣らしい(1日5ドル〜10ドルが相場ということだった)。
治安の悪いシティ・センターを早々と抜け出して、まずはナクル湖国立公園で人生初のサファリツアーに参加。そこで1泊してから次はマサイマラ国立公園を目指した。ナクル湖国立公園からマサイマラ国立公園までの移動は3時間ほど。この日はただの移動日で、翌日から2日連続でマサイマラ国立公園のサファリツアーへ出かけることになった。
・マサイマラ国立公園のサファリツアー1日目で見られた動物たち
マサイマラ国立公園はケニアを代表するサファリで、多様な肉食動物をはじめケニアで最も多くの野生動物が見られることで有名だ。そしてその評判に違うことなく、マサイマラは幸運にもぼくたちに素晴らしい野生動物のドラマを目の前で見せてくれたのだった!
マサイマラ国立公園のサファリツアー1日目は早朝6時半に集合とかなりの早起きだった。前日のナクル湖国立公園のサファリツアーはぼくと、一緒に旅をしている台湾人の哲ちゃんと2人だけだったので気を遣うことなく広々と快適に過ごすことができたが、この日の人数は満員の8人。やっぱり2人の後の8人だと車内がかなり狭く身動きも取り辛く感じたが、人数はもはや運次第なので仕方ない。
まず最初に見かけたのはトピの群れ。ぼくは最初インパラと思っていたが全然違うらしい。こういう鹿系は種類がたくさんいてややこしかった。
ジャッカルも発見!キツネみたいで可愛いと思いきや、イヌ科の動物らしい。
バッファローの親子。バッファローってよく人間の方を向いてくれるイメージ。気性が荒いらしいけれど可愛い。
次に見つけたのはハグロゲリという鳥さん。何だか鳩みたい。アフリカにしかいないらしい。
そしてサファリと言えばライオン!草原の中でのんびり過ごしているメスライオンの群れを発見!しかし全然動かないのであまり写真が撮れなかった。本当にずっと寝ていてまさに猫みたい。
次に出会えたのは何と2匹のチーター!しかしチーターも木陰でずっと寝そべっているだけで自慢の俊足を見ることができなかった。ライオンと言い、猫系はずっと寝てるイメージ。
起きて頭を上げているところを頑張って撮影。
イボイノシシさんの群れが目の前を通り過ぎた。
次に現れたのは、昨日に引き続き1匹のヒョウ!やっぱり昨日と同じようの木の上にいる!木の葉に隠れてよく見えないけれど、よく見ると何とヒョウの横には鹿の死体のようなものがぶら下がっている!
きっとヒョウが狩りをして獲物を木の上まで運んだのだろう。このようにライオンもチーターもヒョウも似たようなイメージを持っていたぼくだが、ライオンとチーターは地上で寝ている、ヒョウは木の上で暮らしているという特徴の知識をこのサファリツアーによって獲得することができた。ヒョウって木登り得意なんだなぁ、しかも自分だけじゃなくて獲物まで持って上がれるなんて身体能力が半端じゃない!
ゾウさんの大群を発見!悠然と歩く姿を見るとアフリカの大地にやって来たという実感が湧く。
またしてもメスライオンの群れに遭遇!やっぱり草原でのんびりお昼寝している。今回はかなり近くに寄れたのでいっぱい写真を撮ることができた。
・幸運!オスライオンがバッファローの狩りに成功した瞬間を目撃した
そして今日のクライマックス!なんとかっこいいオスライオンを発見!しかも2匹も!メスライオンの群れと違って活発に動いており、その辺を行ったり来たりしているのでその点でも大満足だったが、何とこの2匹のオスライオンの見どころはそれだけでは終わらなかった!
どうやら2匹で協力して狩りをしようとしている様子!狙っているのはバッファローの群れ。バッファローなんてライオンより大きく見えるのに捕まえられるのだろうか。いくらサバンナの王者ライオンと言ってもバッファローの大群に突っ込むなんて無謀なことはせず、群れの最後を歩いてくる1匹のバッファローに狙いを定めるというちゃんとした作戦があるようだ。野生動物って賢い!群れの最後尾をノロノロと歩いてくるバッファローは孤立させやすいので、まずは1匹のライオンが狙いのバッファローに突進していき、慌てて逃げたバッファローを群れから離れさせる。そして孤立してしまって助けも呼べない狙いのバッファローを、もう1匹のライオンが執拗に追い詰めて、ついにぼくたちの目の前でバッファローの狩りに成功した!
このようにライオンはチームプレイで狩りをし、それぞれにきちんと役割があるということにとても驚いた。今回で言うと狩りのチームは2匹のオスライオンのみだったが、狙いのバッファローを群れから引き離す役と、群れからはぐれたバッファローを追い詰めてとどめを指す役の、2つの役割がきちんと決められているようだった。言葉も交わせないのにどうやってこの2匹はそれぞれの役割を決めたのだろうか。やっぱり成り行き?
そして狩りの方法も見事だと感じた。ライオンよりもバッファローの方がかなり巨大に見えたので、どう考えてもバッファローの方が力が強くどうせ狩りは失敗に終わるだろうと思ってしまったのだった。しかしライオンはバッファローの殺し方をきちんと知っているらしく、最初から意図してバッファローの首を狙い、首に噛みついた後はバッファローが倒れるまで決して口を離さなかった。バッファローを仕留めるためには、首を狙って一撃必殺すべきだとわかっているのだ!首に噛みつけば死んでしまうというのは、気道狭窄のために窒息するからだろうか、それとも動脈から大量出血するからだろうか。そしてライオンの読み通り、バッファローの巨体はしばらくして地面に倒れ込んでしまった。こういう野生のライオンって、バッファローの狩りのためには首を狙うべきだという知識をどうやって獲得するのだろうか。やっぱろ親の狩りの方法とかを見て学ぶのかな?野生動物の知恵をまざまざと見せつけられる体験だった。
そしてバッファローの狩りに成功した2匹のオスライオンは、その後目の前で嬉しそうにムシャムシャとバッファローを食べ始めた。チームプレイが功を奏し、頭と体を使って見事に仕留めた獲物を食べるのは極上の時間だろう。バッファローなんて全然美味しそうに見えないけれど、どんな味がするのだろうとぼくはライオンになってみたい気分だった。ちなみにライオンの狩りが成功する瞬間を見られるのはかなりのレアケースらしく、ぼくたちは本当に幸運だったみたいだ。狩りを試みるのを見ることはできても、成功するのは極めて稀らしい。
・オスライオンがバッファローを仕留める瞬間のYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園では陸、空、水に住む様々な動物を観察できた
これまでで既にオスライオンの狩りの大成功の場面に加え、チーターもヒョウもメスライオンの群れも見られたし、マサイマラって見応えありすぎじゃないと驚いたが、マサイマラのポテンシャルはまだまだこんなところでは終わらなかった!
ここはケニアとタンザニアの国境近くにある泥川。川の岸辺には何と大量のカバの群れが休んでいた。
陸での休憩が終わって川に入っていくカバさんたち。
赤と青のめちゃくちゃカラフルなトカゲ。
そして何とワニまで出現!この辺りは普通に歩けたけれど、空腹のワニが襲ってきたりしないのだろうか。
赤と黒の色が特徴のアオツラジサイチョウ。
大きなダチョウが草原の中で立ち尽くしている。
またしてもオスライオンが出現!しかもなぜか道の上で休んでいるから車が通り抜けられない!仕方がないのでゆっくりとライオンが動いてくれるのを待つ。
しばらくするとのしのしと移動し出し、草原へと帰っていった。その姿にはさすがの王者の貫禄があった。
ホロホロ鳥はフォルムがやっぱり可愛い!
最後の最後にキリンさんの群れも発見!今日はアフリカらしい動物を見過ぎたと感じるほど見まくったので、本当に大満足のサファリツアーになった。マサイマラってすごいと感動してしまうほどだった。終了したのは夕方の6時くらいだった。
・道を塞ぐオスライオンのYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園のサファリツアー2日目で見られた動物たち
この1日目があまりに凄すぎたのか、2日目のマサイマラ国立公園のサファリツアーは正直平凡だなと感じてしまった。しかしそれも目が肥えてしまっただけというか、1日目の運が良すぎたせいなので贅沢な感想であると言わざるを得ない。
この日のサファリツアーのメンバーはぼくと哲ちゃんの2人だけだったので、ナクル湖国立公園と同様にかなり快適な車内からサファリを楽しむことができた。実はもう2人ポーランドから来た老夫婦が前日に引き続き参加予定だったが、サファリのガタガタ道に披露して欠席することになったのだ。確かにアフリカのサファリのガタガタ道は車内の姿勢がかなり不安定になり思ったよりも気力と体力を使うことになる。老夫婦が前日のサファリに疲れ切ってしまったというのも納得だ。「旅は体力のある若いうちにしておく方がいい」というのは、案外本当なのかもしれない。
今日も出会えたトピさん。
今日も美しいカンムリヅルさん。
地面に立っているミーアキャットが可愛い。
悠然と道を渡るキリンさん。
微動だにしないダチョウさんたち。
ゾウさんの大群再び。
ポツンと1匹だけサバンナを歩く孤独なゾウさん。巨体なゾウさんが小さく見えてしまうほど、アフリカのサバンナは広大だ。
ねじれた角が特徴的なアンテロープさん。やっぱり鹿系の動物は見分けるのが難しい!
こっちは小さくて可愛いガゼルの群れ。
アオサギさん。ジブリの最新映画「君たちはどう生きるか」を彷彿とさせる。
サファリで見た動物の中で最も美しかったのは、このライラックブッポウソウという鳥さん。羽の色彩がまるでオパールの宝石みたいにカラフルでいつまでも眺めていたかった。
やっぱり今日も草原でずっと寝ているメスライオン。
昨日の見事なオスライオンの狩りの現場にも再訪!バッファローの死体はそのまま草原に横たわっており、1匹のオスライオンがのんびりと過ごしていた。何日間に分けて食べるのかな?
サファリツアー中の昼食は、ガイドのケビンがランチボックスの袋を持ってきてくれていた。この袋の中身はサンドイッチにチキン、フルーツ、ジュースなど多種多様で大満足だった。車から降りて、肉食動物に気をつけながらサバンナで食べるランチはどことなく緊張感があった。
・マサイマラ国立公園で見られた動物達が大集合したYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園で宿泊したテントはかなり快適
マサイマラ国立公園の滞在はテント泊だった。テントと聞いて心配していたが、もはや普通の宿の建物と何ら変わりのないようなしっかりした巨大なテントだったので安心した。テントにトイレも付いていたし、シャワーのお湯もちゃんと出た。
食事はバイキング、普通に美味しいし、フルーツもあって嬉しい。日替わりなので飽きることもなかった。
・マサイマラのテント内部のYouTube動画はこちら!
・マサイマラ国立公園でマサイ族の村へは行かなかった
マサイマラ国立公園周辺にはかの有名なマサイ族をそこかしこで見ることができたが、ぼくたちのメインの目的はサファリツアーだったし、エチオピアで少数民族はお腹いっぱいという感覚だったので、村を訪問などはしなかった。
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