アフリカ最初で最後の夜行列車だ!!!!!
料金,時間,曜日,車内まで徹底解説!タンザン鉄道に乗ってダルエスサラームからムベヤまで夜行列車の大移動をした
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・ぼくのタンザニアの旅路と移動手段まとめ
・タザラ駅でタンザン鉄道のチケットを事前に予約しよう
・美しくてフォトジェニックなタンザン駅
・タンザン鉄道の料金、運行曜日、所要時間、発車時刻などを徹底解説
・タンザン鉄道の1stクラスの室内、トイレ、洗面所などを紹介
・部屋食可能!安くて美味しいタンザン鉄道の食事が心に残った
・タンザン鉄道の旅の詳細をまとめたYouTube動画はこちら!
・ムベヤ駅ではザンビア、マラウイの国境行きのバスが待ち構えていた
・ムベヤではBeskydy Holiday Rentals – La- Domekに宿泊した
・タンザン鉄道まとめ
目次
- ・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
- ・ぼくのタンザニアの旅路と移動手段まとめ
- ・タザラ駅でタンザン鉄道のチケットを事前に予約しよう
- ・美しくてフォトジェニックなタンザン駅
- ・タンザン鉄道の料金、運行曜日、所要時間、発車時刻などを徹底解説
- ・タンザン鉄道の1stクラスの室内、トイレ、洗面所などを紹介
- ・部屋食可能!安くて美味しいタンザン鉄道の食事が心に残った
- ・タンザン鉄道の旅の詳細をまとめたYouTube動画はこちら!
- ・ムベヤ駅ではザンビア、マラウイの国境行きのバスが待ち構えていた
- ・ムベヤではBeskydy Holiday Rentals – La- Domekに宿泊した
- ・タンザン鉄道まとめ
- ・アフリカ縦断の大冒険の記事一覧はこちら!
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ共和国だ。この旅路の中でエジプトからエチオピアまでだけは飛行機を使ったものの、その他は全てバスか電車の陸路移動だった。アフリカ大陸縦断での陸路移動は街から街へ、国から国へと基本的に長距離移動となり、アフリカ大陸がいかに広大かを実感させられた。このブログではアフリカ大陸内の陸路移動を全て詳細にまとめていこうと思う。
・ぼくのタンザニアの旅路と移動手段まとめ
滞在した街 | 次の街への移動手段 | 途中の経由地 |
モシ | 長距離バス | |
ダルエスサラーム | フェリー | |
パジェ(ザンジバル) | ローカルバス | ストーンタウン |
ストーンタウン(ザンジバル) | フェリー+タンザン鉄道 | ダルエスサラーム |
ムベヤ | ローカルバス(マラウイへ) | 国境カサムル |
タンザニアで滞在した街、移動手段をまとめると上記のようになった。今回の記事ではこの中から、タンザン鉄道の詳細について解説していこうと思う。
・タザラ駅でタンザン鉄道のチケットを事前に予約しよう
ぼくたちはキリマンジャロが望まれるタンザニア北部の街モシから長距離バスでダルエスサラームに移動し、そのままダルエスサラームに1泊した後はフェリーでザンジバルへ移動した。ザンジバルには1週間ほど滞在予定だったが、ザンジバルからダルエスサラームに戻ってきた後はダルエスサラームには滞在せずに直でタザラ駅へと向かい、タンザン鉄道に乗り込むことにした。
タンザン鉄道に乗る当日にチケットを買うのは満席の可能性があるから危険だということで、ダルエスサラーム滞在中にタザラ駅へ赴きタンザン鉄道の予約を完了しておくことにした。ダルエスサラームで泊まっていた宿L&J Modern Backpackers KinondorからUberでトゥクトゥクを呼び、タザラ駅へと向かった。
・美しくてフォトジェニックなタンザン駅
タザラ駅はとても大きくて美しいフォトジェニックな駅だった。中国の協力で作られた鉄道のようで、ここタンザニアに限らずアフリカ全土で中国の影響力が大きいことを実感させられる。
・タンザン鉄道の料金、運行曜日、所要時間、発車時刻などを徹底解説
ぼくたちがタザラ駅でタンザン鉄道の予約をしたのは2024年8月1日だった。タンザン鉄道はタンザニアからザンビアへ行ける鉄道のはずだったが、この時はメンテナンスの影響で国境付近のタンザニアの街ムベヤまでしか行けないという状況だった。せっかくならばザンビアへ行けなくてもタンザン鉄道を経験してみたいということで予約を決意。駅のおじさんにタンザン鉄道の詳細を確認した。
ダルエスサラーム発ムベヤ着のタンザン鉄道が運行しているのは、火曜日と金曜日だけだ。座席は1stクラスから3rdクラスまであり、1stクラスはベッド付きの4人部屋、2ndクラスはベッド付きの6人部屋、3rdクラスは普通の座席のようだ。火曜日は24時間、金曜日は20時間でムベヤへ着くらしく、金曜日の方が急行なので早いという。どちらも発車時刻は15:30。1日中乗るということなのでぼくたちの中から3rdクラスの選択肢は除かれた。
料金は火曜日と金曜日で異なり、以下の通りとなっていた。
1stクラス | 2ndクラス | |
火曜日 | 44200シリング(2450円) | 36800シリング(2040円) |
金曜日 | 53000シリング(2940円) | 44100シリング(2440円) |
そんなに値段も変わらないのでぼくたちは1stクラスを選択、日程的に金曜日の列車にした。
タンザン鉄道のチケットがあまりにレトロで可愛かった。このチケットめちゃくちゃ欲しかったのだが、下車の際に回収されてしまって残念だった…。
・タンザン鉄道の1stクラスの室内、トイレ、洗面所などを紹介
2024年8月9日の金曜日、タンザン鉄道に乗る日がやって来た。タンザン鉄道はよく遅れるらしく何と2日間遅れた人もいるようなので、きちんと今日乗れるかどうか不安だったが、何とか2時間遅れの5時半に出発することができた。よく考えたら2時間遅れというのもひどいけれど、それでよかったと思わせられてしまうところにアフリカ旅の味わいがある。
1stクラスは上下2つずつのベッド合計4つに机がひとつ、扇風機もあって快適だった。コンセントの穴はあったものの壊れていて充電ができなかったが、たった1泊なので問題はなかった。窓も壊れかけていて開閉しにくいなど古さの目立つ車両だった。この部屋には基本的にぼくと、一緒に旅していた台湾人の哲ちゃん以外は誰も来なかったので過ごしやすかった。
トイレの他に洗面台もあったので便利だった。トイレは排泄物がそのまま線路に落ちる仕組みになっていて、ロシアのシベリア鉄道を思い出した。この仕組みのトイレは衛生の問題上、駅に停車中は使用できないことになっているので注意が必要だ。トイレットペーパーはないので持参しよう。タンザン鉄道に乗らなくても、トイレットペーパーはアフリカの旅では必需品だ。
シャワーはないと言われてしまった(たった1泊なので浴びる予定はなかったけれど)。
・部屋食可能!安くて美味しいタンザン鉄道の食事が心に残った
タンザン鉄道には食堂車もあるようだが、食堂車に行かずとも部屋に食事係の人がやって来て、朝食昼食夕食のすべての注文を取ってくれるようなシステムになっていた。当然食事は部屋まで運んでくれた。朝食はチャイがついて4000シリング(220円くらい)、チャイ単体は1000シリング(55円くらい)と安価だった。昼食、夕食のメニューは同じでビーフは5000シリング(280円くらい)、チキンは6000シリング(330円くらい)とこちらも全く高くなくて驚いた。アフリカではどこでもビーフよりもチキンが高いので不思議だった。
朝食はこんな感じ。
昼食、夕食はこんな感じ。
ぼくは昼食と夕食にチキンしか食べなかったが、これが本当に心に残るほど美味しかったのでとても印象に残っている。このタンザン鉄道に限らずタンザニアの食事ってフルーツがいっぱいだし、ザンジバルのシーフードの味付けやいちごミルクのアイスキャンディーに至るまでぼくの好みのものが多かったので、タンザニア=食事が美味しい国としてぼくの心に刻まれることになった。
・タンザン鉄道の旅の詳細をまとめたYouTube動画はこちら!
・ムベヤ駅ではザンビア、マラウイの国境行きのバスが待ち構えていた
結局タンザン鉄道は遅延に遅延を重ね、夜の8時くらいにムベヤに到着した。実はぼくたちはここムベヤで1泊するつもりでBooking.comから宿を予約していたのだが、もっと遅れることもザラにあるみたいなので万が一遅延で泊まれないことを考えると、ムベヤでの宿の予約は慎重に行うべきかもしれない。
またぼくたちはここムベヤで1泊してから朝にならないと次なる国マラウイの国境へと移動できないと思っていたのだが、何と到着したムベヤ駅には親切なことに2台のバスが待ち構えており、ひとつがザンビアとの国境行き、ひとつがマラウイとの国境行きだった。ということはムベヤ泊まらなくてもタンザン鉄道を降りてそのまま国境に行けたのか!知らなかった!
しかし夜8時の今から国境へ行っても国境が開いているとは思えないし、国境の町に宿があるのかないのか全くわからなかったのでムベヤで夜を過ごしてから、次の日明るいうちに国境へと向かう方が安全だろうとは思う。それでも多くの人がこの時間から、国境の町へ向かうためにバスに乗っていたので大丈夫な可能性は高い。
・ムベヤではBeskydy Holiday Rentals – La- Domekに宿泊した
ぼくたちがムベヤで宿泊したのはBeskydy Holiday Rentals – La- Domekという宿。新しくて広くて快適で、1泊朝食付きで15ドルと値段も安いし、とてもいい宿だったけれどムベヤ駅からかなり遠いことが難点だった。もっとムベヤ駅から近い宿にしてもよかったかも!けれど宿の近くにマラウイ国境行きのバスが出るバスステーションがあったので、翌日の移動は便利だった。スタッフもとても親切だし、総合的にはおすすめの宿!ムベヤ駅から宿までのトゥクトゥクは5000シリング(280円くらい)だった。しかもかなりわかりにくい場所にあるので、事前に宿に連絡してもうすぐ到着すると伝えておいた方がいいかも。地元のトゥクトゥクドライバーの人も迷っていた。
・タンザン鉄道まとめ
・タンザン鉄道の運行は火曜日と金曜日。
・どちらも出発時刻は時刻は15:30。
・ダルエスサラームからムベヤまでの所要時間は火曜日24時間、金曜日20時間。
・タンザン鉄道は基本遅れる。
・タンザン鉄道にはベッド付き4人部屋の1stクラス、ベッド付き6人部屋の2ndクラス、座席の3rdクラスがある。
・それぞれの曜日の料金はこんな感じ。
1stクラス | 2ndクラス | |
火曜日 | 44200シリング(2450円) | 36800シリング(2040円) |
金曜日 | 53000シリング(2940円) | 44100シリング(2440円) |
・タンザン鉄道には食堂車もあるが、1stクラスには係の人が部屋まで食事を運んでくれる。
・食事の値段は朝食4000シリング、チャイ1000シリング、昼食・夕食のビーフ5000シリング、チキン6000シリングだった。
・タンザン鉄道の食事は安いのにめっちゃ美味しい!
・ムベヤ駅にはザンビア、マラウイの国境行きのバスが乗客を待っていて、夜でもそのまま移動することができる。
・アフリカ縦断の大冒険の記事一覧はこちら!