格安ミニバス日帰り旅行!ルクソールからエドフ・ホルス神殿へ自力で観光する方法を徹底解説

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格安ミニバス日帰り旅行!ルクソールからエドフ・ホルス神殿へ自力で観光する方法を徹底解説

・ルクソールからエドフのホルス神殿へ自力で日帰りに挑戦しよう!
・エジプトの移動ではミニバスが安くて便利
・まずはルクソールのミニバスステーションからエドフまで移動
・エドフのミニバスステーションからホルス神殿まではトゥクトゥクで移動
・エドフのホルス神殿の入場料と所要時間
・商人に注意!エジプト人に騙されかけた復路
・ルクソールからエドフ・ホルス神殿へ自力で観光する方法まとめ

・ルクソールからエドフのホルス神殿へ自力で日帰りに挑戦しよう!

ぼくは今、アフリカ大陸縦断の旅をしている。最初の国エジプトでは、首都カイロでピラミッドやエジプト考古学博物館など典型的なエジプト観光を楽しみ、次に訪れた格安リゾート地ダハブでは生まれて初めてのスキューバダイビングに挑戦しライセンスを取得、そして一気に飛行機でエジプト南部まで飛んだ後は荘厳なアブシンベル神殿を参拝し、今度はナイル川に沿って北上し有名な観光地であるルクソールまで辿り着いた。

ルクソールの街自体にもルクソール神殿やカルナック神殿、ルクソール博物館や王家の谷など訪れるべき場所が満載だが、実はナイル川沿いにあるルクソール近郊の町にもいくつかの魅力的な神殿や遺跡が点在している。その代表がデンデラにあるハトフル神殿やエドフにあるホルス神殿などだ。ぼくはルクソールに7泊することにし十分な時間があったので、せっかくだからこのようなルクソールから日帰りで行けそうな近郊の古代遺跡にも立ち寄ってみたいと思っていた。

しかしこのようなルクソール近郊の遺跡は基本的にルクソール発のツアーに参加しないと行けないようだ。そしてもちろんこのような日帰り旅行の料金は高額となってくる。ぼくが宿泊していたホテルで紹介されたデンデラのハトフル神殿日帰りツアーは、近くにあるアビドス神殿と合わせて1人90米ドルとなっていた。先日は地元の人々に混じってミニバスを駆使して自力でルクソールからデンデラ・ハトフル神殿への日帰り旅行を合計1200円ほどで決行し、かなりのお金を節約できたという記事を書いた。そして今回はその翌日に、同様にミニバスを使ってさらに遠いホルス神殿へ自力日帰り旅行をした方法を徹底解説する。

格安ミニバス日帰り旅行!ルクソールからデンデラ・ハトフル神殿へ自力で観光する方法を徹底解説

 

・エジプトの移動ではミニバスが安くて便利

インターネットで調べてみても日本語はおろか英語ですら、どのようにルクソールから自力でエドフ遺跡まで行けばいいのかという情報がほとんど出てこなかった。そこで今回もその方法を何とか自分自身で開拓していこうと思う。

ルクソールからホルス神殿への日帰り旅行の要領は、基本的にデンデラのハトフル神殿と同じだ。エジプトの庶民の足であるマイクロバス(ミニバス)を利用して、格安でルクソールからエドフへと移動していく。マイクロバスのデメリットとしてはクーラーがない(窓が開けられるのでそれほど苦痛ではない)、人が満員にならないと発車しないので確実にいつ出発できるのかわからないといったものが挙げられるが、それらに目をつむることができるならエジプトでこれほど節約旅の味方になってくれるものはないだろう。

デンデラはルクソールから北に60kmだったのに対し、今回のエドフは南に100kmほど離れているので、デンデラほどスムーズに移動できないだろうと予想された。

 

 

・まずはルクソールのミニバスステーションからエドフまで移動

 

まずはルクソールのミニバスステーションである「Luxor cars stand Hurghada Aswan Edfu Esna Qena」へと向かう。デンデラへ行く時と同じように今度は「エドフ!」「エドフ!」と尋ね続け、難なくエドフ行きのミニバスを紹介してもらった。しかしここからがデンデラの旅とは違った!とにかく人が集まらない!エジプトのミニバスは格安である代わりに、満員にならないと出発しないというデメリットがあるため、このように行く人が少ない遠い場所だとなかなか出発できずに無駄に時間を過ごすことになってしまう。しかしこれはミニバスで旅をすると心に決めた以上、受け入れなければならない運命だろう。結局1時間ほど待って、エドフ行きのバスは出発した。

 

デンデラに比べて乗る時間も長くなってくるので、景色を見る余裕も出てくる。デンデラまでの道はただひたすらに乾いた砂漠を走るという感じだったが、エドフ行きのミニバスはナイル川沿いのオアシスのように緑豊かな地域を走っていくため心が癒された。こんな美しく潤いのある緑の風景と、生命が存在するのが難しそうな砂漠地帯が隣接しているなんととても不思議な思いがした。ぼくが旅してきた印象だとエジプトはそのほとんどの土地が厳しい砂漠地帯なのでむしろナイル川沿いの緑豊かな風景がかなり珍しく、「エジプトはナイルの賜物」という言葉の意味がその風景からより実感を持って伝わって来た。

 

・エドフのミニバスステーションからホルス神殿まではトゥクトゥクで移動

 

ルクソールからエドフまでのミニバスの所要時間は2時間ほどだった。料金は100ポンド(300円ほど)。昨日デンデラまで1時間走った時は20ポンドだったので、外国人料金を取られているのかもしれないと疑ったが、確かめる術はなかった。

ミニバスは終点まで行き、エドフのミニバスステーションのようなところで降ろされた。このミニバスステーションはグーグルマップ内では英語ですら記載がなかったが、アラビア語では「موقف الاقاليم لمركز إدفو」と記載されている場所だった。

 

ここからホルス神殿までは徒歩で1時間とこれまた猛暑のエジプトの気候の中を歩いて行ける距離ではなかったので、50ポンド(150円ほど)でトゥクトゥクを利用した。10分ほどでホルス神殿へと到着した。

 

・エドフのホルス神殿の入場料と所要時間

 

エドフのホルス神殿の入場料は450ポンド(1350円ほど)だった。チケット売り場付近にはお土産屋さんが立ち並び、デンデラ神殿よりも少し活気のある印象だった。

 

ホルス神殿はハヤブサの頭を持つ巨大なホルス神の像が記憶に残っている。最も奥の中心にある至聖所にはレバノン杉で作られた聖船も残っており、他の神殿では見られない貴重なものだった。何だか日本のだんじりやお神輿みたいな形状。他にも興味深い小部屋がいくつもあり、時間の経つのも忘れて古代壁画を鑑賞していた。

エドフのホルス神殿の所要時間は合計で2時間だった。

 

・商人に注意!エジプト人に騙されかけた復路

 

帰りは往路と同じように、トゥクトゥクでエドフのミニバスステーションであるموقف الاقاليم لمركز إدفوまで戻ってルクソールへ帰るだけだ。

しかしここでトラブルがあった。トゥクトゥクドライバーのお兄さんにルクソールへ戻りたいからミニバスステーションまで行ってくれとお願いし、ミニバスステーションの入口まで行ってくれたのはいいのだが、もうミニバスは全て終了しているからルクソール行きのバスはない、電車に乗らなければ帰れないから電車の駅まで送ってやると言ってきたのだ!ぼくは地元の人が言うならそうなのかと一瞬信じそうになったが、まだ17時なのにそんなことがあるのだろうかと訝しく思い、自分でミニバスステーションに行って確認するからと料金の50ポンドを支払ってミニバスを降りると、そのお兄さんも慌てて後ろから付いてきた。ぼくが確認すると普通にミニバスステーションはまだ稼働しており、ルクソール行きのバスもあるということだった。どうやらトゥクトゥクドライバーは外国人のぼくに嘘をつき、鉄道駅まで送ることで追加料金を取ろうとしたようだ。

このようにほとんどのエジプト人はいい人だが、アラビア風の商売根性と言うべきだろうか、自分が金を儲けるためならば簡単に人を騙したり嘘をついたりする商人も多くいるのでかなり注意が必要だ。少しでもおかしいと思ったらその人を信じず、自分で確かめることを忘れてはならない。ルクソールはこの辺りでは最大の巨大都市なので往路とは異なりミニバスはすぐに満員になり、17時半に無事出発した。そこからはただひたすらにバスに乗り、2時間かけて暗くなってからルクソールに辿り着いた。帰りのバス料金はなぜが往路の半額の50ポンドだった。おそらく往路の100ポンドが外国人料金で、復路が本当のローカル料金だろう。

 

帰り道で搾りたてオレンジジュースのペットボトルが何と70ポンド(210円くらい)で売られていたのを発見できたので嬉しかった。エジプトはフルーツジュース天国!

 

 

・ルクソールからエドフ・ホルス神殿へ自力で観光する方法まとめ

ルクソールからエドフのホルス神殿までの日帰り旅行をまとめると、10時半にルクソールのミニバスステーションに到着し、エドフのホルス神殿に到着したのは14時15分、そこから2時間で参拝し、17時半にエドフのミニバスステーションを出発、19時半頃にルクソールへと戻って来ることができた。やはり距離が遠い分、デンデラ観光よりも時間に余裕を持って行った方がよさそうだ。合計でかかった料金は700ポンド(2100円ほど)だった。

このように自力でルクソールからナイル川沿いの神殿参拝の日帰り旅行の旅に出ると、ツアーに参加するよりも格安で行けるので節約にもなるし、何より地元の人々に混じって他の外国人がいない状態で移動したりするので冒険感があり、旅の高揚感を味わうことができるのでかなりおすすめだ。この記事を読めば大まかな方法は掴めると思うので、他にほとんど情報のないルクソールからの古代遺跡の冒険の旅にぜひ挑戦してみてほしい。

 

 

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