世界遺産の巨大石棒男根群を求めて!エチオピア少数民族の村トゥルミからゲデオ県までミニバスで大移動した

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乗り換え4回の大移動だった!!!!!

世界遺産の巨大石棒男根群を求めて!エチオピア少数民族の村トゥルミからゲデオ県までミニバスで大移動した

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・ぼくのエチオピアの旅路と移動手段まとめ
・誰も行ったことがない世界遺産の巨大石棒男根群を求めて
・トゥルミ(Turmi)からイルガチェフェ(Yirga Chefe)へ移動しよう
・乗り継ぎ4回!トゥルミ、キアファー、コンソ、ヤベロ、ブレホラ、イルガチェフェを乗合ミニバスで大移動
・イルガチェフェではDebebe Vision Penysionに宿泊
・トゥルミからイルガチェフェまでの大移動の方法まとめ

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅

ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ共和国だ。この旅路の中でエジプトからエチオピアまでだけは飛行機を使ったものの、その他は全てバスか電車の陸路移動だった。アフリカ大陸縦断での陸路移動は街から街へ、国から国へと基本的に長距離移動となり、アフリカ大陸がいかに広大かを実感させられた。このブログではアフリカ大陸内の陸路移動を全て詳細にまとめていこうと思う。

 

 

・ぼくのエチオピアの旅路と移動手段まとめ

滞在した街 次の街への移動手段 途中の経由地
アディス・アベバ 長距離バス
アルバミンチ ローカルバス コンソ
キアファー(Key Afer) 乗合ミニバス+バイタク ディメカ(Dimeka)
トゥルミ(Turmi) 乗合ミニバス キアファー、コンソ、ヤベロ、Agere Mariyam(ブレホラ)
イルガチェフェ(Yirga Chefe) 乗合ミニバス+ローカルバス Agere Mariyam(ブレホラ)
モヤレ 徒歩(ケニアへ)

エチオピアに滞在した街、移動手段をまとめると上記のようになった。今回の記事ではこの中から、トゥルミ(Turmi)からイルガチェフェ(Yirga Chefe)までの移動手段の詳細を解説していく。

 

・誰も行ったことがない世界遺産の巨大石棒男根群を求めて

イルガチェフェってどこやねん、一体何があるねんと思う方も多いのではないだろうか。実際にぼくもエチオピアへ来るまではそうだった。全く有名ではないし、ここへ行ったという旅人も聞いたことがない。日本語のインターネットにも何ひとつ情報が出てこない。もしかしてこれまで日本人の旅人でここを訪れた人はいないのではないだろうか。

そのきっかけはぼくがエチオピアの首都アディス・アベバの国立博物館である展示品を気に入ったことだった。何だか地面からニョキっと生えているような石の棒に顔が書いてあるという不思議な古代遺跡のようなものがあり、とても可愛らしく見えたので一緒に写真を撮ったりしていた。しかし解説文をよく見てみると、何とそれはphallic stelae(=男根的な石碑)と書かれていたのでぼくは衝撃を受けた!

日本一周の旅において数多くの原始的な男根崇拝の姿を発見したぼくにとって、こんなに遥か遠く離れたアフリカの大地にも男根崇拝が残っているということが大変興味深かったのだ。しかも男根を示すこのエチオピアの石棒には様々な模様が顔が刻み込まれており、リアルな男根を模倣している日本の男根像とはまた異なる趣を呈している。

この男根石棒群はエチオピアの中でも主にゲデオ(Gedeo)県という場所に多数存在し、なんとそれは「ゲデオの文化遺産」として世界遺産に登録されているのだそうだ。しかも世界遺産に登録されたのは2023年と極めて最近のことであるという。というか世界遺産になるほど特別で貴重な男根像があるなんてかなりの驚きだ。

しかし世界遺産になったにも関わらずインターネット上には全く情報が出てこないし、この「ゲデオの文化遺産」を見に行ったという日本語の体験談のページすら皆無だ。それは英語も同じことだったが流石に英語ではほんの少しだけ情報が出てきたが具体的なものではなく、その全貌は謎に包まれたままだった。

一体この石棒男根群はゲデオ県のどこにあるのだろうか。そしてそこへはどうやって辿り着いたらいいのだろうか。あらゆる情報が溢れていて何でもすぐに調べられるこんな世の中で、何もかもがわからないまま突き進むことができるこんな機会は滅多に訪れないと判断し、冒険心が駆り立てられるがままにゲデオ県に向かってみることにした。

グーグルマップにもほとんど情報は出てこないがレビューが極めて少ないもののTutu Fela Steles Siteという場所とChelbaという場所にこの石棒男根群の写真が出てきたので、とりあえずここへ行ってみるしかない。この2つの場所に近そうな大きめの街で宿を探すしかないと考え、その最有力候補として挙げられたのがこれから目指すイルガチェフェというわけだ。Booking.comにもホテルは出てこないので、とりあえず行ってから地道に歩き回って宿を探し出すしかない。もはやスマホがない時代の古代の旅人のようである。

 

・トゥルミ(Turmi)からイルガチェフェ(Yirga Chefe)へ移動しよう

ぼくたちは少数民族の文化に触れるために、エチオピア南部の辺境トゥルミに滞在していた。今回はトゥルミからイルガチェフェへの移動方法を実体験を元に解説していく。4回もミニバスを乗り継ぐというかなり大変な道のりであり、キアファー(Key Afer)、コンソ、ヤベロ、Agere Mariyam(ブレホラ)を経由した。

 

・乗り継ぎ4回!トゥルミ、キアファー、コンソ、ヤベロ、ブレホラ、イルガチェフェを乗合ミニバスで大移動

トゥルミではメイン道路で流れてくるバスを待つ

 

まずはトゥルミを抜け出さないといけないが、これが意外と難しかった!辺境のトゥルミと言えど少しくらいは観光客もいるんだしバスも沢山出るだろうと気軽に構えてメイン道路で朝8時から待っていたが、本当に1つもバスを見かけないままでその日はトゥルミを去ることができなかった。

 

 

このままだと永久にトゥルミを出られないかもしれないと危機感を覚え、翌日は早起きして朝7時からバスを待っていると何とか7時半に来たバスに乗ることができた。トゥルミはバスが来てもそれがどこへ行くのか全くわからないから、目的のバスを逃さないためにバスが来たら手当たり次第に積極的にどこへ行くのか聞いた方がいいだろう。というかそれをしないとトゥルミから抜け出せない!この日は水曜日であり水曜日にはコンソ行きのバスが出るという地元の人の話だったが、残念ながらぼくたちのバスはキアファーまでしか行かなかった。料金は200ブル、所要時間は1時間10分だった。

 

 

キアファーでも道沿いでお茶を飲みながら根気よく待ち、道行く乗合バスにコンソまで乗れないかどうか積極的に確認しにいく。助けてくれる可能性が高いので自分達がコンソに行きたいことを周囲の人々に伝えることも忘れないようにしたい。10時くらいに何とかコンソ行きの乗合ミニバスを捕まえることができた。料金は500ブル、出発は10時、所要時間は2時間ほどだった。

 

食べる暇もないのでバナナを確保

 

コンソのバスステーションでぼくたちがイルガチェフェに行きたいことを伝えると、まずは途中のヤベロという街まで行けということで、またしても乗合ミニバスに乗り込んだ。料金は300ブル(荷物代100ブル)、出発は13時、所要時間は2時間ほどだった。

 

ヤベロのバスステーション

 

ヤベロのバスステーションでもイルガチェフェに行きたいことを伝えると、直接は行けないのでブレホラまで行けという。ブレホラという街はグーグルマップ上では見当たらなかったが、実際にはAgere Mariyamという街のことだった。ヤベロからAgere Mariyam(ブレホラ)まで乗合ミニバスで料金は165ブル、出発は15時、所要時間は2時間ほどだった。

 

Agere Mariyam(ブレホラ)のバスステーション

そしてついにこのAgere Mariyam(ブレホラ)からイルガチェフェ行きのバスに乗ることができた。料金は300ブル、出発は17時半、所要時間は2時間ほどだった。早朝7時半にトゥルミを出たが、イルガチェフェに到着した時にはもう暗くなってしまっていた。

 

 

・イルガチェフェではDebebe Vision Penysionに宿泊

 

20時前にやっとの思いでイルガチェフェに着いても、本日の移動はまだ終わらない。今日はまだホテルの予約をしていないからだ。グーグルマップで「hotel」と検索し、レビューのよさそうな宿を片っ端から徒歩で訪ねてみる。最初の2件は断られたが3件目のDebebe Vision Penysionというホテルが1泊500ブルと格安だったのでここに決めた。

蚊帳やタオルはなし、バスルームは暗かったけれどもはや他に選択肢はなかった。バスルームの暗さは半端ではなく、iPhoneのライトを付けないとシャワーも浴びられないほどだったが、意外なことにお湯の出るシャワーだったので歓喜した。お湯の出るシャワーなんて首都のアディス・アベバぶりだ(アルバミンチ、キアファー、トゥルミの宿では水しか出なかった)。

 

久々のお湯のシャワーを浴びて心身を回復させ、翌日はそもそもどこにあるのか全く定かではない世界遺産である巨大男根石棒群を探し求めたが、その光景は想像を絶するほどに迫力があって神秘的で素晴らしいものだった!

 

 

・トゥルミからイルガチェフェまでの大移動の方法まとめ

経路 交通手段 料金 所要時間
トゥルミ
→キアファー
乗合ミニバス 200ブル 1時間10分
キアファー
→コンソ
乗合ミニバス 500ブル 2時間
コンソ
→ヤベロ
乗合ミニバス 300ブル 2時間
ヤベロ
→Agere Mariyam(ブレホラ)
乗合ミニバス 165ブル 2時間
Agere Mariyam(ブレホラ)
→イルガチェフェ
乗合ミニバス 300ブル 2時間
合計 1465ブル 約11時間30分
(早朝7時半〜夜8時前)

 

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