ビクトリアの滝ってザンビア側からとジンバブエ側から見るとどう違うの?????

ザンビア側とジンバブエ側どっちがいい?ビクトリアの滝まで国境を超えて日帰り旅行してきた
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・ザンビア側からかジンバブエ側から、どちらのビクトリアの滝が美しいのか
・リビングストンからビクトリアの滝への行き方
・ザンビア側のビクトリアの滝は乾季の影響もあって水量は少なめ
・ザンビア側のビクトリアの滝のYouTube動画はこちら!
・日帰りでザンビアを出国しジンバブエへ入国する方法
・虹が美しい!ジンバブエ側からのビクトリアの滝は圧巻の絶景だった
・ジンバブエ側のビクトリアの滝のYouTube動画はこちら!
・日帰りのザンビア再入国はお金がかからなくて安心
・ザンビア側、ジンバブエ側から見たビクトリアの滝の違いまとめ
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅

ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
・ザンビア側からかジンバブエ側から、どちらのビクトリアの滝が美しいのか
マラウイからザンビアの首都ルサカへと到着し、チーターと一緒に写真撮影をした後は、ザンビア南西部に位置するリビングストンへと移動した。リビングストンはザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビアの4ヶ国の国境が重なり合う特徴的な街だ。リビングストンと言えば何と言っても世界三大瀑布のひとつビクトリアの滝を見るための拠点として、世界的に有名な観光地になっている。
ビクトリアの滝はザンビアとジンバブエの国境にまたがっており、ザンビア側からとジンバブエ側からの2つの国から眺めることができるようになっている。ザンビアとジンバブエの国境は日本人なら簡単に行き来ができるようになっているということなので、せっかくここまで来たのならザンビア側からとジンバブエ側から、両方の国からビクトリアの滝を観賞してみることにした。
果たしてそれぞれにどのような特徴があり、どちら側から見たビクトリアの滝の方が美しいのだろうか。
・リビングストンからビクトリアの滝への行き方



ぼくたちが宿泊したのはザンビア側のリビングストン中心部にあるCafe Zambeziという宿だった。1部屋1泊350クワチャ(2000円ほど)と他と比べても格安で、ぼくたちは2人なのでその半額で泊まれた。ドミトリーもあるので1人旅でも安く泊まることができる。大通り沿いにあり、目の前にはスーパーマーケットのSHOPRITEがあったのでとても便利だった。シャワーのお湯は出ず、Wi-Fiはかなり微弱だった。

ビクトリアの滝へ行くためには、まずここから徒歩圏内にあるLivingstone bus stationへと向かう。グーグルマップの位置情報は以下の通り。
Livingstone bus stationからは数々のミニバスが運行しており、観光客はみんなビクトリアの滝へ行くのでそのへんの人に聞けば困難なくビクトリアの滝行きのミニバスを発見することができる。ミニバスは満席になったら出発、所要時間は10分ほど、料金は15クワチャ(80円ほど)とお手頃だった。
・ザンビア側のビクトリアの滝は乾季の影響もあって水量は少なめ


この日はザンビア側のビクトリアの滝を観光した。ザンビア側の入場料は500クワチャ(2800円ほど)だった。やっぱりアフリカの観光地は物価と比べて割高だ。
ぼくたちがビクトリアの滝を訪れたのは8月。8月は乾季に当たり、水量は少なめだというので滝の迫力はあまり期待できないだろうか。逆に雨季の4〜6月には滝の水量がピークになる。


ザンビア側のビクトリアの滝はこんな感じだった。巨大な岩壁の上からいくつかの巨大な滝が流れ落ちている。確かに水量は少ないような気もするが、下調べをせずに行ったぼくとしては迫力があると感じられて割と満足だった。しかし一緒に旅をしている台湾人の哲ちゃんは色々情報を見てから来たらしく、雨季に比べて水量がかなり少なくて残念だと嘆いていた。ぼくは下調べをしてこなかったせいで全盛期のビクトリアの滝の風景を見ていないので、この水量が普段と比べて多いのか少ないのかわからず残念な気持ちにならなくて得したと感じた。
聞くところによるとザンビア側は乾季であることに加え、上流での環境破壊の影響で余計に水量が減少傾向にあるということだった。

ザンビア側のビクトリアの滝の遊歩道は、崖沿いに進んで行けるようになっていた。遊歩道のはるか向こうにはものすごい量の水飛沫があったので、何だ乾季でもいっぱい水が流れているじゃないかと一瞬喜んだが、その水飛沫はジンバブエ側の滝が見えているだけで、ザンビア側からではその光景を見ることができずに終わってしまった。えーあんなに水がいっぱい流れているのに近くで見られないなんて!これは是が非でもジンバブエ側へも行かなければならないと心に誓った。



ザンビア側にしかなかった特別な経験は、滝が流れ落ちている下の川まで歩いて下りて行けるということだった。階段を下りていくとそこは川が流れる原始的なジャングルのようになっており、お猿さんもいっぱいいたので散策が楽しかった。赤ちゃんがお母さんにしがみついている親子のお猿も沢山いた。

下の川からは滝を見ることはできないが、川に架かっている橋から観光客がバンジージャンプをするのが見えて迫力があった。
・ザンビア側のビクトリアの滝のYouTube動画はこちら!
・日帰りでザンビアを出国しジンバブエへ入国する方法


翌日はジンバブエ側のビクトリアの滝をザンビアから日帰りで見に行った。リビングストン市内からの行き方は昨日と全く同じで、まずはLivingstone bus stationからミニバスに乗って、ザンビア側のビクトリアの滝の入り口周辺まで移動。近くにザンビアを出国するためのイミグレーションがあるので、そこで出国手続きを行う。料金は不要。ザンビア出国イミグレーションの位置情報はグーグルマップで以下の通り。
驚いたのはザンビア出国イミグレーションからジンバブエ入国イミグレーションまでかなりの距離があったことだ!約20分くらいは歩かなければならなかったのではないだろうか。
途中には昨日下から見たビクトリアフォールズ橋があり、橋の上から観光客が次々にバンジージャンプする様子を間近で見ることができた。みんな結構気軽にバンジージャンプするんだすごい…。


橋を渡って10分ほど歩くと、ようやくジンバブエ入国のイミグレーションに辿り着く。南アフリカの国にしては珍しく、日本人はジンバブエ入国にビザが必要で、アライバルビザを米ドルで購入する必要がある。ザンビアからジンバブエへは仕事などで気軽に国境を超えている地元の人も多いようで、長蛇の列ができていた。記入用紙に必要事項を書き込んで、アライバルビザ代の30ドルを米ドルの現金で支払ってジンバブエに入国完了!
今日はジンバブエ側のビクトリアの滝を見てからそのまますぐにジンバブエを出国し、ザンビアへ帰っていく予定なので、言うならばザンビアからの日帰りジンバブエ旅行だ。この1日のためだけにジンバブエのアライバルビザ30ドルを支払うのはもったいないような気もするが、ジンバブエの滝を見るためにはやむを得ない。

ジンバブエ入国イミグレーションからしばらくまっすぐ歩くと、そのままジンバブエ側のビクトリアの滝の入り口へと辿り着ける。
・虹が美しい!ジンバブエ側からのビクトリアの滝は圧巻の絶景だった

ジンバブエ側のビクトリアの滝の入場料は何と50ドル!高い!ジンバブエのアライバルビザも考慮すると、ザンビアからビクトリアの滝を見るために日帰りジンバブエ旅行するためには合計80ドルは必要ということだ。こんなに高いからにはそれなりの素晴らしい風景が見られるのだろうか。











結論から言うと、ジンバブエ側のビクトリアの滝は本当にすごかった!乾季にも関わらず大量の水が岩壁から流れ出すその様子はまさに圧巻の絶景!しかもザンビアのような数個の小規模な滝ではなく、水飛沫がこちらまでかかってきそうな大迫力の滝をいくつも見ることができた。




さらには迫力のある巨大な滝の上に、大きくて美しい虹が架かる時間もあったりして本当に感動的だった!しかも虹が1つだけじゃなくてダブルレインボー!アフリカ縦断の旅の中で見た最も美しい光景として、ジンバブエ側のビクトリアの滝はぼくの心の中に深く刻み込まれている。
ジンバブエ側は滝の水でビチャビチャになってしまうから要注意という情報も見たので、濡れてもいいようにサンダルや半ズボンを履き、カメラなどが濡れないようにビニール袋まで持って行ったが、8月の乾季のためか遊歩道を歩いている限り濡れまくるということは全くなかった。


遊歩道の森の中には、鹿さんもいて癒された。ザンビア側のようにお猿さんもいた。
・ジンバブエ側のビクトリアの滝のYouTube動画はこちら!
・日帰りのザンビア再入国はお金がかからなくて安心

滝観光を終えてジンバブエからザンビアへ帰るためには、ジンバブエ側のイミグレーションで出国、橋の向こうのザンビア側のイミグレーションで入国と、往路と逆の順番で進むだけだった。日本人はザンビア入国のためのビザが不要なので、お金もかからず安心だし便利だった。
・ザンビア側、ジンバブエ側から見たビクトリアの滝の違いまとめ

ビクトリアの滝をザンビア側、ジンバブエ側の両方から観光した感想は以下の通りだった。
まず圧倒的にジンバブエ側がお勧め!ザンビア側かジンバブエ側、時間や費用の関係でどちらか一方しか行くことができないなら絶対にジンバブエ側に行くべきだとぼくは感じる。水量、滝の迫力、スケール、虹のかかる絶景など何をとってもジンバブエ側の圧勝だった。
しかしジンバブエ側のデメリットとしては料金が高額であることが挙げられる。ザンビアならば500クワチャ(2800円ほど)くらいで滝が見られるが、ジンバブエならばアライバルビザ代も含めて80ドル(13000円ほど)が必要だからその差は歴然だ。しかし滝のクオリティーを考慮し、もはやこの一生の中で二度とここに戻ってこないかもしれないかもしれないことも考えると、ジンバブエ側の滝を見るために80ドル支払うというのは決して高い買い物だとは思えなかった。それくらいジンバブエ側の滝の絶景は素晴らしい!
ザンビア側は下の川まで下りて行けるという経験もでき、森の中を散策し沢山のお猿さんを見ることもできる。また下の川からビクトリアフォールズ橋を眺められるというのも特別な経験かもしれないう。
・アフリカ縦断の大冒険の記事一覧はこちら!
エジプト
エチオピア
ケニア
ウガンダ
ルワンダ
タンザニア
マラウイ
ザンビア
ボツワナ
ナミビア
南アフリカ共和国
