闇両替は2倍お得!エチオピアの闇レートについて体験談を踏まえながら徹底解説

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闇レートって何だ?????

闇両替は2倍お得!エチオピアの闇レートについて体験談を踏まえながら徹底解説

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・闇レートって何?エチオピアでは闇両替が存在していた
・闇両替はどこでできるのか?
・アフリカ大陸縦断の旅で米ドルが必要な理由
・首都アディス・アベバ中華街での闇両替体験記
・アディス・アベバの中華街の値段は狂ってる!!!
・エチオピアの田舎にも闇両替は存在していた
・エチオピアの闇レート・闇両替の情報まとめ

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅

ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。

 

 

・闇レートって何?エチオピアでは闇両替が存在していた

アフリカ大陸縦断の2ヶ国目エチオピアで、初めて闇レートという仕組みに遭遇した。闇レートとは国家が公式に定める為替レートとは別に、民間人同士で隠れて取引されるもうひとつのお得なレートが用意されているということだ。

例えばインターネット上で調べると、1米ドル=57エチオピアブルと表示される(2024年6月)。これが公式レートだ。エチオピア内でATMからキャッシングして現金を調達する際などは、当然この公式レートが適応される。

しかしエチオピア国内でその辺にいる人に両替を頼むと、1米ドル=115エチオピアブルで取引してくれるという摩訶不思議な現象が起こる。つまり闇レートで両替した方が公式レートで両替するよりも、2倍も多くのエチオピアブルがもらえるということになるのだ!どう考えても明らかにお得なこの手段を、使わない旅人がいるだろうか。

 

・闇両替はどこでできるのか?

しかし問題はどこで闇レートで両替してくれるのかということだ。ぼくは台湾人の哲ちゃんとアフリカ縦断の旅をしていたのだが、彼がかなりの節約家だったので闇レートについても入念に調べてくれていた。彼が検索した中国語の情報によると、中国語圏の人は中華街に行けば中国元とエチオピアブルを闇レートで両替してくれるらしいということで、早速エチオピアの首都アディス・アベバの中華街に向かった。アディス・アベバの中華街はグーグルマップで言うと以下の周辺に位置している。

首都アディス・アベバ ではUberが使えないので、代わりにRIDEという配車アプリを使っていた。どんなに闇レートで両替することがお得だと言っても、まずは最低限のエチオピアブルの現金をATMから確保しないと移動もできないので注意が必要だ。レートの悪いATMからは最低限の現金を引き出し、中華街へと向かおう。

 

・アフリカ大陸縦断の旅で米ドルが必要な理由

中華街に到着すると哲ちゃんは現地に住んでいる中国人と中国語で会話し、闇レートしてくれるお店を聞き出すことに簡単に成功していた。まず最初に行ったのはタピオカミルクティーなども取り扱っている綺麗で今風な中華レストランだった。何の変哲もなさそうなこのレストランだが、哲ちゃんがレジのお姉さんに闇レートのことを中国語で話すと、すぐに対応してくれ、中国元からエチオピアブルへ公式レートよりも2倍いいレートで両替することに成功した。闇レートというのは国によっては違法となる場合もあるらしいが、このように英語ではなく中国語で話していれば周囲の誰も理解できないので見つかる危険性もなく、彼らは闇レートがやりやすいのかもしれない。

哲ちゃんは中国元からエチオピアブルに闇レートで両替していたが、これは相手がエチオピア在住の中国人であり、中国元の需要があったからで、普通ならば闇レートというのは世界の基軸通貨すなわち米ドルやユーロなどで行うのが一般的だと思われる。特に米ドルは強くどこでも両替可能なので、そういう意味でも世界を旅するのに米ドルは必携だと言える。ぼくはアフリカ大陸縦断の旅に米ドルが必要だという噂を聞きつけ、なぜ米ドルが要るのかあまりわからないまま1000ドルほど持ってきていたがエジプト、エチオピアと2ヶ国旅をしただけでもう既にその理由が理解できてしまった。エジプトのビザを空港で取得する際にも絶対に米ドルの現金が必要だったし、このようにエチオピアでは米ドルを持っていないと闇レートで両替することができず、ATMから2倍も悪いレートで引き出した現金を使うことしかできなくなってしまうからだ。後者はただの節約術だが、2倍もお金を節約できるとなるとその価値は半端ない。

 

・首都アディス・アベバ中華街での闇両替体験記

1件目の中華レストランでは米ドルから両替できなかったので、米ドルから闇レートで両替できる場所を探す。哲ちゃんが中国語でその辺道行くの中国人に尋ねるとその場所はすぐに見つかり、最初の中華レストランの向かいのまた別の中華レストランで、米ドルからエチオピアブルに両替してくれることになった。

しかし重要なのはエチオピア滞在中にいくらエチオピアブルが必要なのか見当が付かないことだった。この日はエチオピアに着いてまだ1日目だったので、一体何日間エチオピアにいるのか、エチオピアでどこへ行き何をするのか全くわからなかった。いずれにしても南下してケニアに入ることは決まっていたがこれから段々と都会から離れるため、田舎では闇レートがあるのかどうか怪しく人の多いここ首都アディス・アベバで必要な額を両替しておいた方がいい気がする。しかし未来は読めないので自分がどれだけのエチオピアブルを使うのか全く未知数だ。もしもエチオピアの旅の最後まで両替したエチオピアブルを使い切れず余ってしまった場合、ケニアとの国境でケニアシリングと両替することになるらしいがそこはとてもレートが悪いらしい。なるべくならエチオピアブルを綺麗さっぱり使い切ってエチオピアを出国したい。

散々考えた挙句50米ドルを5750エチオピアブルに両替してもらった。本来なら50米ドルは公式レートで2858エチオピアブルにしかならないはずなので、ものすごく得した気分だった。

 

・アディス・アベバの中華街の値段は狂ってる!!!

余談だが、アディス・アベバの中華街の中華料理の値段がブッ飛んでいて驚愕した!タピオカミルクティー公式レートで1700円くらいってそんなことある?!その他の値段もべらぼうに高く、ぼくはど肝を抜かれてしまった!中華街って世界中どこでも安くて美味しいのが魅力なのに!いくらエチオピアが中国から離れているからって800ブルとか高すぎる!闇レートでも850円くらいってことでしょ?アフリカでそんな高いことなんてあり得ない!アディス・アベバの中華街はどこの店も法外な値段のメニューしかなく、一体何が起こっているのかわからなかった!実際にアフリカ諸国を旅して、ナイロビやヨハネスブルクの中華街は普通の値段だった。アフリカ中を旅した後の今でも思う、アディス・アベバの中華街だけ本当に値段が狂ってる!そしてその理由は最後まで謎だった。

 

・エチオピアの田舎にも闇両替は存在していた

結局エチオピアには16日ほど滞在し、当然50ドルでは足りなかった。しかし首都のアディス・アベバのみならず田舎であっても闇レートの両替は簡単に見えつけることができたので心配する必要はなかった。ぼくたちはエチオピア南部の少数民族を見るためにトゥルミTurmiという村に滞在していたが、そこには中国人のTikTokerが住んでいて、同じように哲ちゃんが中国語で相談しお得に両替してもらうことができた。

このようにアフリカ大陸縦断の旅の中では多くの中国人に親切にしてもらって感謝している。

 

 

・エチオピアの闇レート・闇両替の情報まとめ

エチオピアの闇レート・闇両替の情報まとめ

・エチオピアには闇レートが存在する。
・闇両替を使うと公式レートより2倍ほどお得にエチオピアブルを取得できる。
・首都アディス・アベバでは中華街で米ドル、中国元から両替可能。
・首都でなくエチオピアの田舎であっても闇レートは存在した。

 

 

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