白ナイルの源流でカワウソを発見!ウガンダのジンジャは美しき水辺の町だった

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ナイル川の源流にはカワウソが住んでいた!!!!!

白ナイルの源流でカワウソを発見!ウガンダのジンジャは美しき水辺の町だった

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・治安の悪いナイロビのおかげで外を歩けるありがたさを知った
・ジンジャのBuutu Nestは綺麗で広くて完璧なホテルだった
・ジンジャに立ち並ぶウガンダのお土産屋さん
・ジンジャにある素敵なカフェSource Cafe
・ジンジャのセントラルマーケットは南国フルーツの宝庫
・Source of the Nileを眺めながらゆっくりできる最高のスポット

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅

ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプトエチオピアケニアウガンダルワンダタンザニアマラウイザンビア、ジンバブエ、ボツワナナミビアレソト南アフリカ共和国だった。

サファリで沢山の動物を見られたという素敵な思い出の一方、首都のナイロビの治安が最悪で人生で初めて間近で銃声や爆発音を聞いてしまい寿命が縮まったという恐ろしい思い出の両方を作ってしまったケニアの旅を終えて、ぼくたちは隣国のウガンダへと向かった。

ウガンダでは入国時、一緒に旅をしていた台湾人の哲ちゃんが別室に呼び出され正当な理由もなく賄賂100ドルを要求れたり、東アフリカビザの法外に高い印刷代を支払わされたりしてかなり印象の悪い旅のスタートとなった。ウガンダでは首都のカンパラに行く前に、途中にあるジンジャという街で3泊することになった。

 

 

・治安の悪いナイロビのおかげで外を歩けるありがたさを知った

ジンジャはアフリカ最大のビクトリア湖から流れ出す川のほとりにある町で、この川がエジプトの有名なナイル川へと続いている白ナイル川の起点であることから「ナイルの源流」として知られている。舗装されている道が少なく雨の後で靴が泥だらけになりそうなこともあったが、これまでずっと治安の悪いナイロビで過ごしてきたため安心して外を歩けるということ自体がとてもありがたく、また嬉しかったのでぼくたちはすぐにジンジャが大好きになった。治安がよくて自由に外を出歩けることってこんなに素晴らしいことなんだ!

 

・ジンジャのBuutu Nestは綺麗で広くて完璧なホテルだった

そもそもジンジャで選んだホテルがすごくよかった!ぼくたちが選んだのはBuutu Nestというホテルで、朝食付き個室で1泊35ドルほどとやや高めだったが2人で割るのでそれほど高額というわけでもなかった。ここは部屋が広くて綺麗で蚊帳もあり、Wi-Fiも強く、シャワーからお湯もきちんと出るという完璧ぶりだった。キッチンも自由に使え、飲み水をもらえ放題、そして紅茶やコーヒーも自由に作ることができた。さらに朝食はフルーツが豊富で、生搾りジュースも美味しく、パンや卵料理もあり、ぼくはこのBuutu Nestが大好きになった。泊まった宿が当たりなだけでその町の滞在が楽しくなるというものだ。しかし素敵な出会いはこれだけでは終わらなかった。

 

・ジンジャに立ち並ぶウガンダのお土産屋さん

 

これまでエジプトやエチオピア、ケニアではぼくのようなアジア人を見るとやたらと注目されたり絡まれたりしたものだが、ここジンジャではいい意味で歩いていても普通に無視され、目立たないってこんなに快適なんだと感動してしまった。

 

町の中心には素朴なお土産屋さんが立ち並び、客も少ないので初めて来たウガンダ土産をゆっくり物色することができた。やっぱりウガンダと言えばマウンテンゴリラが有名らしいが、宿で聞くとツアーに参加するのに1800ドルかかるらしく、ケニアの6泊7日のサファリに750ドル出したぼくたちもゴリラを見るためだけに1800ドルはさすがに…と躊躇してしまった。代わりにお土産物屋さんで安いゴリラの人形でも買って心を慰めるしかないだろう。

 

・ジンジャにある素敵なカフェSource Cafe

歩いていると素敵なカフェSource Cafeを発見。中には白人も多く、パソコンを見ながら長居している人もいたりしてノマドワーク的な使い方もできそうだ。ぼくは普通に生搾りのパッションフルーツのジュースと美味しいハンバーガーを注文し、ランチを済ませた。

 

・ジンジャのセントラルマーケットは南国フルーツの宝庫

ジンジャのセントラルマーケットは野菜や果物の宝庫だった。パッションフルーツやスターフルーツ、パイナップル、マンゴーやパパイヤなどがメインで取り揃えられており、何だか沖縄に近い食生活だなと感じた。泊まっているBuutu Nestの朝食で出てきたフルーツも南国的だったことを思い出した。ウガンダって赤道が通っているし、確かに南国なのか!

 

・Source of the Nileを眺めながらゆっくりできる最高のスポット

 

せっかくジンジャまで来たので、有名なSource of the Nile(ナイルの源流)へと向かう。町の中心から歩いても行ける距離だった。ナイル川は白ナイルと青ナイルが合流して生まれ、白ナイルはここビクトリア湖から始まり、青ナイルはエチオピアのタナ湖を源に発するという。乾き切った砂漠ばかりのエジプトの中でナイル川はまさに全ての生命の源という感じがしたが、その源流のひとつまでようやく辿り着いたかと思うと感無量だ。

 

 

Source of the Nileはただの公園のようなところだと思っていたのに、どうやら入場料がかかるらしい(1人30000ウガンダシリング=1200円くらい)。しかし警備員のおじちゃんと話していると入場料をちょっとまけてくれた。割引OKなんや。あんまりきっちりとした感じではないのかも。

 

 

中は公園のようになっており、当然ながら水の音のする方へと歩みを進めた。はるばるSource of the Nile(ナイルの源流)までやって来たのだから船にでも乗って水の上を周遊できればばいいなと考えていたが、一番安いshort tripだけでも120000ウガンダシリング=5000円くらいしたので、そこまでの情熱はないと諦めた。しかし周囲の人の様子を見ていると、ここSource of the Nile(ナイルの源流)へやって来る人の最大の目的はこの船に乗ることのようだ。この船に乗らないと決めた場合、ぼくたちはここSource of the Nile(ナイルの源流)で何ができるのだろう。

 

 

あてもなく彷徨っていると、道の最後まで歩いていくと宿泊施設のような場所に辿り着いた。入ってもいいのか、入っちゃダメなのかわからない感じだったが、ダメだったら注意された時に出ていけばいいと思い、入ってみるとそこにはのんびりとSource of the Nile(ナイルの源流)が見られる素敵な空間が広がっていた!

 

 

どうやらここはロッジやテント泊もできるような宿泊施設らしく、レストラン経営もしているのでぼくたちのような宿泊客以外の人であっても、料理を注文すれば滞在できる仕組みになっていた。この水辺は本当に快適で気持ちよく、お金を払って船に乗るよりもここでのんびり過ごした方が有意義な時間の使い方かもしれないとぼくは感じた。

 

 

泳ぐなと書いてある看板の横で、泳ぎ始めるアフリカ人たち。これぞアフリカ!This is Africa的な光景だなぁと妙に納得してしまった。

 

ゆっくりとSource of the Nile(ナイルの源流)を見ていると、何だか真っ黒い小さな頭が3つほど水面に浮かんだり沈んだりを繰り返していた!最初は幻かと思ったが、明らかに何度も姿を表している!え、何あれ?海坊主?何かのモンスター???本当に全く見当が付かなかったが、アフリカ人たちが教えてくれたところによると、何とotterの群れだという。otterってラッコ???ラッコって貝とか持って海に住んでるんじゃないの???と思ったらラッコはsea otterで、otterだけだとカワウソという意味らしい。こんなところにラッコがいるなんて信じられないからびっくりしたー!というかカワウソも初めて見たかも。あんなに華麗に優雅に泳ぐんだーしかもみんなでグループになって何だかチームワークもありそう。カワウソは現れてはどこからに消え、現れては消えを繰り返していた。

 

 

・Source of the Nileで出会った社長さんにウガンダではとてもお世話になった

水の中のotterの群れに気を取られていると、こちらの陸には人間のグループもやって来て、その中に何と日本語を喋るアフリカのおじさんがいたので驚いた!おじさんはウガンダの首都カンパラに住んでおり、自動車の部品を日本から輸入する目的で日本を度々訪れる社長さんだという。ぼくたちは色々と旅のことや日本のことを語り合って仲良くなり、何とジンジャからカンパラまで社長さんの車に乗せてもらえることになった!何とありがたい!ありがとう社長さん!

社長さんはきっちりした人で、ぼくたちを本当に約束通りカンパラまで乗せてくれただけではなく、ハシビロコウを見るためにカンパラからエンテベまでの移動も助けてくれ、何と無料で目的地まで送ってくれた。何て優しい社長さん!本当にどんな言葉で感謝しても感謝し尽くせない!ぼくはせめてもの気持ちとしてウガンダで買ったマンゴーを社長さんに渡した。今度日本に来た時には、ぼくが彼を車に乗せて案内しよう。

 

 

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