エジプトでダイビングのライセンスを取るのって、一体いくらかかるの?????
値段と期間は?エジプト・ダハブで日本人インストラクターの元ダイビングライセンスを取得した
・エジプトのリゾート地ダハブで人生初のダイビングに挑戦してみた
・Scuba Zone Dahabで日本人インストラクターのハシモト・ケンジさんにお世話になった
・Scuba Zone Dahabでオープン・ウォーターとアドバンスのライセンスを取得する値段と期間
・オープン・ウォーターとアドバンスの講習内容
・ダイビングは意外と過酷だったが、日本語で受けられて本当によかった
・ダハブで宿題と試験をした学生のような日々
・お世話になったケンジさんとダイビングの仲間たち
・忙しくものんびりできたダハブの不思議な思い出
・ダハブでのダイビングライセンス取得のまとめ
目次
・エジプトのリゾート地ダハブで人生初のダイビングに挑戦してみた
ぼくは大学時代から約10年間沖縄に住んでいたが、ダイビングというものに全く興味がなかった。幼稚園の頃から8年間スイミングスクールに通っていたこともあり海で泳ぐのは好きだったが、シュノーケリングをするだけで心は満足しており、資格が必要という何だかめんどくさそうなダイビングというものをしてみようという気が一切起こらなかったのだ。しかしせっかくそんなに長く沖縄にいたのにダイビングのライセンスを取らないなんてもったいないという意見を、たまに受けることがあった。
今回世界で一番安くダイビングのライセンスを取れると噂のエジプトのリゾート地・ダハブを訪れることとなり、どうせならこの機会にダイビングに挑戦してみようという気持ちがフツフツと沸いてきた。しかしダイビングとは深い海の底に潜るという、一歩間違えば命にも関わりそうな危険そうなスポーツだ。そんな命に関わりそうなスポーツのライセンスを、外国で取るなんて非常に心配だ。普段なら外国人が何を言ってるかわからなくても、命に関わることがないし大して重要そうではないので、笑顔で聞き流したりできるかもしれないが、ダイビングの場合はなるべく真剣に一語一句聞き逃さないように臨みたい。
なんと幸運なことに、このダハブにはたった1人だけ日本人インストラクターのハシモト・ケンジさんがいるということがわかり、ケンジさんの元でダイビングの修業を積むことになった。日本人に教えてもらうならエジプトにいようが世界のどこにいようが、日本で教えてもらっているのと同等だ。
・Scuba Zone Dahabで日本人インストラクターのハシモト・ケンジさんにお世話になった
ケンジさんはScuba Zone Dahabで働いていた。ぼくはそのScuba Zone Dahabでダイビングの初歩の初歩であるオープン・ウォーターの講習と、もうひとつ上のランクのアドバンスの講習を受けることになった。アドバンスのライセンスを持っていると水深30mまで潜れ(オープン・ウォーターは水深18mまで)、ダイビングの幅も広がるのだという。ケンジさんはオープン・ウォーターが自動車でいう仮免許で、アドバンスが自動車でいう本物の免許証のようなものだと説明していた。
・Scuba Zone Dahabでオープン・ウォーターとアドバンスのライセンスを取得する値段と期間
Scuba Zone Dahabでのオープン・ウォーターの料金は275ユーロ、アドバンスの料金は200ユーロで、合計で475ユーロでアドバンスまでのライセンスを取得することができた。機材のレンタル料などは全てこの中に含まれており、本当に475ユーロ以上支払う必要はなかった。またオープン・ウォーター2日間、アドバンス2日間の最短合計4日間で、アドバンスまでのライセンスを取得できるという。
ぼくが実際の講習を受けて実際に支払ったのは追加料金なしの475ユーロ、日本円にして82304円だった。楽天プレミアムカードでクレジットカード払いしたので、海外決算手数料(2.2%)がかかっているはずだし、円安でなければもっと安かっただろうが、日本のダイビングライセンス取得価格と比べるとかなり格安で取れたのではないだろうか。クレジットカード払いをしない方が海外決算手数料を奪い取られないので安上がりだろうが、80000円以上の現金をATMからキャッシングして支払うのは現実的ではないと考えた。
・オープン・ウォーターとアドバンスの講習内容
本当ならば4日間でオープン・ウォーターとアドバンスの講習を終わる予定だったが、他の日本人の講習生との兼ね合いで、結局5日間で講習修了となった。4日間で終わっても5日間で終わっても料金に変わりはないので、むしろ1日だけ余分にケンジさんに見てもらいながらダハブの海で潜ることができてラッキーだったと言えるかもしれない。
オープン・ウォーターでは比較的浅めの初心者向けのビーチで基礎からしっかりと特訓し、アドバンスではダハブのダイビングの名所であるアイランズやキャニオン、ブルーホールに潜ることができた。オープン・ウォーターの海でも色とりどりの熱帯魚たちがとても綺麗だったが、アドバンスの名所はやっぱりその美しさが別格で、虹色のサンゴの中で自分が魚のようになって魚と一緒に泳いでいるという感覚を人生で初めて味わった。
オープン・ウォーターのラインセンスだけではもったいない、アドバンスも取らなければダハブでライセンスを取る意味がないというケンジさんの言葉の意味が分かる気がした。
・ダイビングは意外と過酷だったが、日本語で受けられて本当によかった
ぼくはダイビングというものはやっている人を見ている分には、何となく優雅で楽しいものというイメージを抱いていたが、実際に自分がやってみると暑い、重い、怖いの三重苦でびっくりした!しかしそう感じたのも最初だけで、次の講習からは徐々に慣れてコツもわかり楽しめるようになっていった。
またダイビングは何らかの不備が自分の命に直結したりするので、機材の説明や細かなチェック、重要なアドバイスなどをケンジさんの日本語の講習で聞くことができて本当によかったと心から思った。ダイビングは未経験者からすれば何もかもが新鮮で初めての世界なので、はっきり言って日本語で説明をしっかり聞こうと努力しても聞き逃してしまったり忘れてしまうことが多々ある。日本語でもどうすればいいのか危うい場面があったのに、英語なんかでダイビングしなくて本当に助かった。
・ダハブで宿題と試験をした学生のような日々
ダイビングの実習だけではなく、ダイビングのライセンス取得のためには学科試験もあった。ケンジさんはぼくたちにPADIの日本語の教科書を貸し出してくれ、動画の授業を見た後で、各章の章末問題を解いてくるようにと宿題を出した。かくしてぼくはダハブまで来て宿題に追われることになったのだった!まさか旅人としてエジプトにやって来てまで、宿題をするとは思わなかった!さらにそれが終わったら、ライセンスのための試験も宿でやって来るようにという追加の宿題の出された。このようにダイビングのライセンス取得というのは、意外と急がしかった。のんびりとバカンスのような気持ちでダハブにやって来たんだが、その真逆にせっせと家で宿題をし海で実習もするという真面目な学生のようになってしまった。
・お世話になったケンジさんとダイビングの仲間たち
ケンジさんは時に優しく、時に厳しく指導してくれたが、ダイビングは命に関わるスポーツなのでその厳しさにも意味があるとしっかり向き合うことができた。またケンジさんはダイビングに関することだけではなく、これまでの波乱万丈の自らの人生のことや、ダハブの美味しいレストラン、エジプトや中東の文化、シャエルムエルシェイクの空港への行き方など、何から何まで教えてくれてとてもお世話になった。ダハブの町を歩いていても色々なエジプト人がケンジさんに挨拶し、ダハブに馴染んでいる姿がとても頼もしかった。
また一緒にダイビングに潜った日本人たちと一緒にご飯を食べに行ったりシュノーケリングをするほどに仲良くなり、久々に日本人と交流することができたのもとても楽しかった。
・忙しくものんびりできたダハブの不思議な思い出
ダイビングの講習は数日間の詰込み型だったので意外と忙しく、5日間で意外と疲れたので、ぼくは滞在を延長し、合計でダハブに12泊もしてしまった。前半はダイビングのライセンス取得に勤しみ、後半はのんびりゆったりとシュノーケリングしたり、安くて美味しいシーフードを食べたり、カフェでのんびりしたり、宿でブログを書いたりして過ごした。ダハブは他では味わえない、のんびりもできたし忙しくもあったという、不思議で素敵な思い出を残した特別な場所となった。
・ダハブでのダイビングライセンス取得のまとめ
ダハブでダイビングのライセンスを取得した内容としては以下の通りとなった。
料金 | 475ユーロ(オープン・ウォーター275ユーロ、アドバンス200ユーロ) |
期間 | 最短4日間(オープン・ウォーター2日間、アドバンス2日間) |
日本人インストラクター | ダハブでハシモト・ケンジさんただ1人 |
場所 | Scuba Zone Dahab |
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