脳の理解が追いつかない!和歌山県「海鮮れすとらん勘八屋」で奇妙キテレツなマグロパフェを食べた

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マグロパフェ…メニューを見た瞬間我が目を疑いました。

脳の理解が追いつかない!和歌山県「海鮮れすとらん勘八屋」で奇妙キテレツなマグロパフェを食べた

・「海鮮れすとらん勘八屋」で発見した奇妙すぎるメニュー
・信じられない「マグロパフェ」の圧倒的存在感
・マグロパフェを食べた感想まとめ
・紀伊半島車中泊の旅の記事一覧

・「海鮮れすとらん勘八屋」で発見した奇妙すぎるメニュー

紀伊山脈車中泊の旅を続けていて、ぼくは和歌山県の白浜にたどり着いた。今日の夕食はどうしようということになり、近場にあった「海鮮れすとらん勘八屋」というところに立ち寄った。このお寿司屋さんがここら辺で有名なのかどうかは知らないが、手頃な値段だったし入りやすそうだったのでここに決めた。

ぼくは無難に海鮮丼を頼んだ。頼んだ…ような気がする。しかしその後の衝撃的な思い出の記憶が上書きされていて、きちんと思い出すことができない。かろうじて覚えていることは、海鮮丼が普通に美味しかったことだ。値段も1500円くらいと平常だった。

海鮮丼を食べて、デザートのメニューを見ていると、ぼくは我が目を疑った。そこにははっきりと「マグロパフェ」と書かれていたのだ。

 

 

・信じられない「マグロパフェ」の圧倒的存在感

マグロ…パフェ…?

そんな食べ物がこの世に存在するのだろうか。いや、ぼくは日本で生まれて日本で育ってきたけれど、こんなおかしな組み合わせの食べ物を見つけたのは生まれて初めてだ。世の中を見渡してもSNSをチェックしていても、こんなにもえげつない組み合わせを見かけた試しがない。猫に小判とか、豚に真珠とか、それくらいとりとめのない意味のわからない組み合わせと言ってもいいだろう。

マグロパフェのメニューには、きちんと丁寧に写真まで掲載されており、その写真の気持ち悪さが逆に興味をそそる。マグロの刺身が、生クリームの海の中にぶっ刺さって赤々と鮮やかに輝きを放っている。いくら海鮮レストランだからって、こんなめちゃくちゃでへんてこりんなものを発明してもいいのだろうか。

しかし、こうしてお店のメニューにまでなっているだから、もしかして研究に研究を重ねてものすごく美味しいパフェが出来上がったのかもしれない。そうに違いない、だってマグロとパフェなんて聞いただけで気持ち悪い組み合わせだとわかるのに、それを敢えて世の中に提示しているということは、不味そうに見せかけてものすごく美味しいという思いもよらないフェイントではないだろうか。もしかしたらぼくが知らないだけで、女子高生の間でマグロパフェが大人気で世の中で流行しているのかもしれない。

ぼくは目の前に現れた「マグロパフェ」のメニューにすっかり取り憑かれてしまい、それについて考えれば考えるほどこれを食べなければならないような衝動にかられてしまった。値段は680円。安くもないが高くもない。しかし、これがぼくを全く新しい別の世界へと連れていってくれるかもしれない。紀伊山脈車中泊の旅をしているが、そんなあからさまな旅よりももっと違う意識の旅立ちを促してくれるのかもしれない。

ぼくは知らず知らずのうちに、マグロパフェを注文していた。店員のお姉さんに、これって美味しいですかね、と尋ねた。お姉さんは、食べたことないのでわからないです、と答えた。そうだよなぁ、普通食べないよなぁ、ははは…と力ない笑いがこみ上げてきた。

 

 

・マグロパフェを食べた感想まとめ

 

マグロパフェがぼくのもとに届けられた。こんなおかしな食べ物を今まで見たことがない。見るからに異常な形をしている。確認できるだけでも、生クリーム、バニラアイス、チョコレート、アボガド、そして薔薇のように美しく飾られたマグロの刺身が見える。こんなへんてこりんな食べ物の景色を他で見ることができるだろうか。おまけにポッキーまで突き刺さっていてもはや何がなんだかわからない。

 

マグロパフェだからマグロの刺身が刺さっているのはまだわかるとしても、アボガドは何のためにあるのだろう。もしかしてものすごく、マグロの刺身と相性がいいのだろうか。マグロの刺身と、生クリームと、チョコレートの組み合わせで食べるととんでもなく気持ち悪いのに、アボガドを加えると見違えるように調和されるのだろうか。謎は深まる。

試しに生クリームを口に入れてみる。うん、普通に美味しい。アボガドを口に入れてみる。うん、悪くない。ポッキーを食べてみる。うん、ポッキーだ。最後にマグロの刺身。…うん?????

完全に思考停止した。そもそもマグロの刺身なんて、醤油をつけてしか食べたことがないのに、生クリームとチョコレートとバニラアイスのまとわりついたマグロの刺身が口の中の味蕾に触れた瞬間、これまでの人生で経験したことのない味わいが脳を刺激し、その味を解釈しようにも何が起こっているのかわからなくて、脳がパニックを起こしてしまったのだ。今マグロの刺身を食べているんだと理性が主張しても、直感の感性がそれを受け入れられない始末だ。

そうだ!こういう時のためにアボガドだった!この奇妙キテレツな組み合わせであっても、アボガドが入り込めばたちまち調和が生まれ…

…生まれるはずもなかった。いったいアボガドは何のためにマグロパフェに設置されていたのだろう。森のバターとまで言われ割と重宝がられる立ち位置にいるものの、パフェの上に乗っているにもかかわらず、その名前はマグロに奪われ、しかもなにひとつ重要な役割を成し遂げないアボガド。ぼくはマグロの不協和音よりもむしろ、アボガドの存在を気の毒に思った。

 

 

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