滝修行と山岳宗教!洞川温泉は修験道の文化が色濃く残る秘境レトロ温泉街

 

人生で2回目の奈良県・洞川温泉!しかしその印象は全く異なっていました。

滝修行と山岳宗教!洞川温泉は修験道の文化が色濃く残る秘境レトロ温泉街

・2階目の洞川温泉へ
・みたらい渓谷と進化樹
・天川村洞川温泉の風景
・衝撃だった洞川温泉の滝修行
・荘厳で迫力のある山岳宗教の祈り
・きらく九兵衛のランチ
・2階目の洞川温泉センターで入浴
・夜の幻想的な洞川温泉の風景

・2階目の洞川温泉へ

奈良県の秘境、天川村の洞川温泉をかつててらちゃんと訪れたことがあった。その時はバスに何時間も揺られながら途中下車して、雨の中の山道を歩いてやっとたどり着いた温泉郷という思い出があった。その際は洞川温泉地センターで温泉に入り、鍾乳洞を見学して、バスの時間があるのですぐに帰ったという、主に温泉地という印象が強かったが、今回紀伊山脈の車中泊の旅で訪れた際には、それとはまったく異なる山岳宗教的な記憶を心の中に留めることになった。

滝修行や、法螺貝(ほらがい)を用いた独特の呪術的な祈りの方法。そのような珍しいものたちに人生で初めて直面し、またそのようなものがこの現代にも生き続けているという事実に強い感動を覚えずにはいられなかった。そして夜のレトロ美しい情緒あふれる温泉街の風景に心を打たれた。

 

 

・みたらい渓谷と進化樹

洞川温泉までの途上にある、清流の美しい「みたらい渓谷」をまず訪れた。紀伊山脈の山奥の水の流れらしく冷たく透明に透き通っている清流を、山道に沿いながらどこまでも眺めることができる。ぼくはこの場所初めて中島みゆきの新曲「進化樹」を聞き、その深みのある歌詞と、みたらい渓谷の清澄かつ深く緑をたたえた色彩が、共存しながら記憶の中で呼吸をしている。

 

・天川村洞川温泉の風景

奈良県天川村の洞川温泉に到着して、ゆっくりと温泉街を歩いて回った。深い茶色の木材で構成されたレトロで風情のある温泉街の風景が広がっている。このような山奥に西洋人の姿が少数ながら見られたことに驚いた。陀羅尼助という日本固有の漢方薬が至る所で売られている。この胃腸薬は、紀伊山脈を主な修行の場とする山岳宗教、修験道(しゅげんどう)の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が発明したという伝説が残っているらしい。そしてその山岳宗教の姿にこの後偶然巡り会うこととなる。

 

・衝撃だった洞川温泉の滝修行

それは、洞川温泉の真ん中にある龍泉寺を訪れた時のことだった。ふとこのお寺を見つけてお参りに来ただけのぼくは、このお寺がどのような役割を果たしているのかを知らないままにあちこち内部を見回っていた。そのうちに「滝修行」の看板を発見して、その柵の中で誰かが今まさに明らかに滝修行をしているらしい様子が伺えた。

柵が建てられているので見ることはできなかったが、中でお経を唱えている修行者の女性らしい人の声と、厳しい指導者の女性らしい人の声が聞こえてくる。その声はまさに真剣そのものだった。ぼくは驚愕した!この現代に本気で滝修行をするという伝統が残っているなんて!しかもそれがまさにすぐ近くで繰り広げられているのだ!

修行者の人は一生懸命にお経を読み、そして指導者の女性に「違う!もう一回!」とものすごく怒られている。指導者の女性の教育はかなりのスパルタであり、唱えるお経の文言は正解であるのに、音程?が不正確だということで、何度も何度もやり直しを修行者に強いている。滝修行のお経というものは、言葉が正確であるだけではダメで、音程まで重要視されるのだろうか。ぼくが歩いて足音を立てると、指導者の女性は「何か来た!修行を待て!」と言って修行を中断させていた。ぼくは滝修行の集中を途切れさせては悪いと思い、興味はあったものの速やかにその場を遠ざかった。

 

・荘厳で迫力のある山岳宗教の祈り

その後にもお寺の中ではさらに驚くべき光景が繰り広げられていた。本堂で山岳宗教的な迫力あるお祈りが繰り広げられていたのだ!僧侶たちは法螺貝を吹きながら、祈りの開始を伝えていた。そのうちに鈴を激しく鳴らしながら、何かを燃やし始めた!山岳宗教の修験道における護摩法要という儀式だろうか。火はメラメラとたちまちに燃え上がり、本堂に煙が充満した。それでもなおお経と鈴の音は鳴り止まず、山岳宗教的なお祈りの方式に圧倒されるばかりだった。

その後、この龍泉寺は修験道の聖地である大峰山への入口の役割を果たしていることがわかった。この奈良県天川村の山奥の秘境、洞川温泉の真ん中にある寺院で、今でもなお色濃い修験道の滝修行や護摩法要が行われているという事実に偶然直面し、感動を抑えることができなかった。

 

・きらく九兵衛のランチ

お昼ご飯は大正6年創業のきらく九兵衛という食堂で食べた。ここのランチは本当に美味しかった!「あゆの味噌煮」を食べたが、あゆの味噌煮以外に付いてきたおかずのこだわりの数々がとてもよかった。やはりさまざまな種類のおかずをひとつの食事で食べられると満足感が増すなと感じた。

 

 

・2階目の洞川温泉センターで入浴

てらちゃんと行ったぶりに洞川温泉センターにも立ち寄った。平日なので誰もいなくて貸切状態!お湯はさらさらで内湯と露天風呂もあった。2階には休憩スペースもあり充電も可能で、車中泊をする身としては便利だった。

 

 

・夜の幻想的な洞川温泉の風景

初めての洞川温泉の夜の風景が、信じられないほど幻想的で忘れられない思い出となった。昼間の洞川温泉の風景も風情があって素敵だったが、夜の洞川温泉は秘境の中に突如として現れる幻の温泉街という雰囲気で感動した。まさに千と千尋の神隠しのように、神様が温泉に入りに来ると言っても不思議ではないように感じた。

 

 

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