ついにエチオピアからケニアに陸路入国だ！！！！！
国境のモヤレは危険?エチオピアからケニアへ陸路入国、夜行バスで首都ナイロビへ向かった
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・ぼくのエチオピアの旅路と移動手段まとめ
・レベル4で退避勧告?!エチオピア・ケニア間の国境の町モヤレは本当に危険なのか？
・モヤレを経由してケニアに入国する際には事前にeTaの準備が必須
・実際に陸路でモヤレからエチオピア出国、ケニア入国してみた
・モヤレ国境付近の両替屋のレート
・ケニア側モヤレですべきこと：ATMキャッシング、夜行バス予約、simカード契約
・夜行バスでモヤレから首都の凶悪危険都市ナイロビへ
・モヤレでエチオピアからケニア陸路入国のまとめ
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ共和国だ。この旅路の中でエジプトからエチオピアまでだけは飛行機を使ったものの、その他は全てバスか電車の陸路移動だった。アフリカ大陸縦断での陸路移動は街から街へ、国から国へと基本的に長距離移動となり、アフリカ大陸がいかに広大かを実感させられた。このブログではアフリカ大陸内の陸路移動を全て詳細にまとめていこうと思う。
・ぼくのエチオピアの旅路と移動手段まとめ
| 滞在した街 | 次の街への移動手段 | 途中の経由地 |
| アディス・アベバ | 長距離バス | |
| アルバミンチ | ローカルバス | コンソ |
| キアファー(Key Afer) | 乗合ミニバス＋バイタク | ディメカ(Dimeka) |
| トゥルミ(Turmi) | 乗合ミニバス | キアファー、コンソ、ヤベロ、Agere Mariyam（ブレホラ） |
| イルガチェフェ(Yirga Chefe) | 乗合ミニバス＋ローカルバス | Agere Mariyam（ブレホラ） |
| モヤレ | 徒歩（ケニアへ） |
エチオピアに滞在した街、移動手段をまとめると上記のようになった。今回の記事ではこの中から、モヤレから徒歩でエチオピアを出国しケニアへ入国した方法について解説する。
・レベル4で退避勧告?!エチオピア・ケニア間の国境の町モヤレは本当に危険なのか？
外務省の海外安全ホームページによると、エチオピア出国ケニア入国の国境の街となるモヤレ周辺はレベル4の退避勧告が出されており地図上では真っ赤に染まっている状態だった。しかしぼくがエチオピア・ケニア間を陸路で国境越えした2024年6月22日時点では、少なくともモヤレは全く危険な印象はなく、問題なくエチオピアからケニアへ入国することができた。
・モヤレを経由してケニアに入国する際には事前にeTaの準備が必須
しかしモヤレを経由して陸路でエチオピアを出国し、ケニアへ入国するためには事前準備が必要だ。その事前準備として必要不可欠なのがケニアのビザに当たるeTaであり、予めオンラインで取得しておく必要がある。ケニアはアライバルビザがなかったのでeTaの取得は絶対だ。ケニアのeTaの取得はこちらから（偽物のサイトもあるので要注意）！
eTaの料金は手数料込みで35ドルだった。支払いはクレジットカードは楽天カードは弾かれ、三井住友カードだと通った。ケニアに限らずアフリカのオンラインビザは楽天カードがことごとく使えないし、不正利用と見なされて解除するのに何と電話しなければならないこともあるので別のカードを使った方が無難。三井住友カードは万が一不正利用と間違われてもオンライン上で解除できるので便利。eTaは申請してからたった1日で承認されたので、仕事は早い印象。
このeTaとは別にケニア・ウガンダ・ルワンダ3ヶ国のビザをまとめた東アフリカビザ(East African Tourst Visa)というのも存在するが、ケニアがeTaを導入して以来、この3ヶ国のうち最初にケニアから入国するケースではこの東アフリカビザは使用不可能だ。つまりぼくのようにエチオピアから陸路でケニアに入る場合には、東アフリカビザではなくeTaを取得しなければならない。ビザ取得のためにケニアは30ドル、ウガンダは50ドル、ルワンダは50ドルかかるので、東アフリカビザ100ドルが使えればかなりお得だったのだが、残念な限りだ。
モヤレの国境ではeTaは印刷していく必要はなかったが、その後のアフリカ旅では頻繁にビザの印刷を求められ、その度に高額な印刷料金を支払うことになったという経験を踏まえると、印刷して行った方が無難だと感じた。
・実際に陸路でモヤレからエチオピア出国、ケニア入国してみた
モヤレのホテルで1泊し、まずはトゥクトゥクで国境へと向かった。国境の場所はグーグルマップではEthiopia Immigration Office and Customs Commissionと書かれていた。
モヤレの国境は12時〜14時が昼休みで閉まっているらしく、その時間に到着して無駄な時間を過ごさないために8時半には国境へと到着した。初のアフリカの陸路国境越え、緊張する！荷物チェックの際にカメラが見つかると賄賂を取られるという情報もあったので、なるべくカメラを荷物の奥深くに隠しておいた。
国境にはこのような立派な建物が2つある。ひとつはエチオピア出国、ひとつはケニア入国のための建物だ。まずはエチオピア側の建物へと向かい、出国手続きを行う。出国のスタンプをもらう場所も分かりにくかったし、スタンプをもらった後はケニア側の建物に電話をしてもらわなければならないというややこしい仕組みもあったが無事に終了。これに関しては現地で係の人に聞くしかない。とりあえずエチオピア側で出国スタンプをもらい、ケニア側へ電話してもらわなければならないというのは絶対であり、これをスルーしてケニア側に行ってもまた重たいバックパックを背負ってエチオピア側へと戻らなければならなくなって大変なので必ず遂行させたい（経験談）。
エチオピア側で出国スタンプを押してもらい、ケニア側の建物に電話してもらった後で、ケニア側の建物へと向かう。そこで荷物チェックをし、建物内部に入り、申請書を書き、eTaを見せ（この国境はスマホの画面でOKだった）、無事にケニア入国のスタンプをもらった。朝の8時半に国境に来て、何だかんだ終了したのは10時くらいだった。イエローカードの提示は必要なかった。
・モヤレ国境付近の両替屋のレート
アフリカの陸路越えでは付き物だが、国境には多くの両替屋がいる。ここで余ったエチオピアブルをケニアシリングに変えられるというわけだ。しかしレートは極悪で公式レートでは1ブル＝2.1シリングだったが、どんなに交渉しても1ブル＝1.1シリングまでにしかならなかった。だが国境での両替を逃すとエチオピアブルはもはや両替できずに紙屑になってしまうと聞いたので、仕方なくここで両替した。そんなに現金も余っていなかったし特に悔いはない。エチオピアでは闇レート（ブラックレート）でかなりお得に両替できたが、この国境はその逆でかなり損なのでこれはホワイトレートと言うのだろうかと冗談で話し合った。
・ケニア側モヤレですべきこと：ATMキャッシング、夜行バス予約、simカード契約
ケニア入国は10時だが、ケニア側のモヤレでもやることがたくさん！まずATMでお金を下さなければならないが、国境からそのまま歩いているとすぐにATMが見つかり、難なくケニアシリングを調達することができた。
現金をゲットしたら次はケニアの首都ナイロビ行きの夜行バスも予約しなければならない。国境からそのまままっすぐ歩いていると沢山のバス会社を見つけることができるが、朝10時だというのにもう今夜の夜行バスは満員だという会社もありなるべく早く到着することの必要性を思い知らされた。
結局ぼくたちはMabruk Classic Busという会社で予約、料金は3000シリング（3500円くらい）、出発は夕方の5時半だった。到着予定時刻は朝の6時であり、またしても夜行バスの長旅になる。
それからsimカードを購入した。これから行く予定のウガンダやルワンダでも設定なしでそのまま使えるというのでairtelで契約したが、それは完全な嘘で他の国では全く使えなかったので、それ以降airtelが大嫌いになりアフリカで二度と使わなかった。そもそもぼくはsimカードなしで海外旅行する派だったので、それ以来simカードが絶対に必要そうなナミビアまではsimカードを購入することがなかった。しかしケニア内ではairtelのsimカードは快適に使えた。
・夜行バスでモヤレから首都の凶悪危険都市ナイロビへ
ナイロビ行きの夜行バスでは同じくアフリカ縦断中の2人の日本人に出会った。彼らは国境を越えるのが遅かったので今夜のMabruk Classic Busも満員だったが、何とか頼み込んで廊下にプラスチックの椅子を置いて座らせてもらうということだった（その分料金は割引されたらしい）。しかし12時間の夜行バスなんてゆっくりと眠りたいはずなのに、バスの廊下で背もたれもないプラスチックの椅子に一晩中座ったままなんてかなりキツそうだった。改めてモヤレの国境は早め早めに越えることが重要だと思い知らされた。早めに国境を越えたら、次は早めに現金を調達して、早めに夜行バスを予約しに行こう！
夜行バスは通常のトイレ休憩（トイレはなく野原がトイレ）の他に、イスラム教徒のためのお祈りのバス休憩や、1回の荷物チェックもあり、エジプトと同様ろくに眠れなかった。バスは寒いということはなくどちらかというと暑かったが、割と蚊が多いのでその対策も忘れないようにしたい。バスは予定時刻よりも早めに首都のナイロビに到着した。ナイロビと言えばアフリカでも屈指の治安の悪さで有名で、極悪凶悪都市と評判だ。本当にそんなに危険なのだろうかとかなり恐れていたが、その評判に違うことなく、人生で初めて銃声や爆発音を身近で聞くことになるとは、この時は想像もしていなかった。
まずはUberを呼び、予約していたナイロビの宿へと向かった。モヤレでsimカードを契約したのも、ナイロビが危険だとわかっていたのですぐにUberを呼ぶことができるようにするためだった。治安の悪いナイロビは基本Uber移動になるので、ケニアだけはsimカードを契約してよかったと思えた。
・モヤレでエチオピアからケニア陸路入国のまとめ
・多く人がモヤレ国境を利用しており、危険な印象は皆無。
・モヤレ国境は12時〜14時はお昼休み。その日のナイロビ行き夜行バスに乗りたければ予約が遅く満員になってしまう可能性が高いため、なるべく早く12時前のケニア入国を推奨。
・モヤレ国境にある大きな建物は2つ。まずはエチオピア側で出国手続き、その後でケニア側へ移動し入国手続きを。
・両替のレートは悪いが、ここでエチオピアブルをケニアシリングに替えておくのが無難。
・ケニア側のモヤレにはATMあり、キャッシング可能。
・現金を調達したらなるべく早く夜行バスの予約を。
・ナイロビ行きのMabruk Classic Busは料金3000シリング、所要時間は12時間、夕方の5時半発。
・治安の悪いナイロビではUberの利用が必須。バス到着後すぐにUberを使えるように、モヤレでsimカードを調達したい。
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