四国お遍路巡礼の一番はじめは第11番!!!!!
四国お遍路第11番!「金剛山 一乗院 藤井寺」は本堂の龍の絵が大迫力だった
・2020年人生初のお遍路は第11番からスタートしよう!
・第11番藤井寺の駐車場は300円だったので遠くから歩いた
・第11番藤井寺の本堂の天井の龍の絵が圧巻の迫力だった
・第11番藤井寺の大師堂
・第11番藤井寺のお納経(御朱印)
・第11番藤井寺の御影、御姿
・第11番藤井寺から第12番焼山寺へ通じる”お遍路”らしい美しき山道
目次
・2020年人生初のお遍路は第11番からスタートしよう!
とうとう車中泊で四国お遍路巡礼の旅を始めてしまった!今年の2020年は閏年なので、1番から88番まで順番に回るのではなくて、88番から1番までのように逆向きに回る(逆打ち)とご利益が3倍になるのだと高野山の奥の院の御朱印してくれたおじちゃんが教えてくれたので、ぼくは初めてのお遍路を逆向きに巡礼することにした。
関西から淡路島、鳴門大橋を通ってまずは徳島県にやってきた。お遍路はどのお寺から始めてもオッケーのようだったので、どのナンバーのお寺から始めようかと迷いながら調べていたところ、11番から12番へ行く道のりが大変な難所で注意が必要、時間がかかっても遠回りすべきだという情報を見つけた。
これはなんだか大変そうだと感じたのと、四国に到着した2日後に香川県高松市で台湾人の友達と合流する約束をしていたので、その予定も踏まえて11番からお遍路を逆走することにした。大変な難所は12番から11番までの道なので、11番から始めればその危険な道を通らなくて済むだろうという寸法だった。
・第11番藤井寺の駐車場は300円だったので遠くから歩いた
四国お遍路の第11番札所は「金剛山 一乗院 藤井寺(こんごうざん いちじょういん ふじいでら)」。藤井寺の駐車場代は300円と無料ではないのかと驚愕した。お納経に300円ものお金を払うのにその上駐車場代まで取られてはたまらないと判断したので、絶対に停めても誰の迷惑にもならないであろう空地に駐車して、少し歩いてからお寺を訪れた。
・第11番藤井寺の本堂の天井の龍の絵が圧巻の迫力だった
藤井寺で印象に残ったのはなんと言っても本堂の天井の龍の絵だった。お遍路の88の寺院は基本的に2つの大きなお堂があり、そのお寺のメインとなる仏像が祀られている「本堂」と弘法大師が祀られている「大師堂」によってお寺が成り立っている。
その本堂からは美しい黄金の薬師如来のお姿を拝見できるので、それだけで満足して立ち去りそうになってしまうが、よくよく本堂を覗き込むと天井に巨大な龍の姿を見つけることができる。この大迫力の龍の絵を見逃してはもったいないので、絶対に中を覗き込んで天井を見上げることを忘れないようにしたい。ぼくも最初は見逃してしまうほど見つけにくかった、お遍路のホームページの藤井寺の見所に龍の絵と書いてあったので、どこにあるのか必死に探し出して見つけた次第である。
この龍の絵は、地元出身の画家により昭和50年に描かれたものらしい。
・第11番藤井寺の大師堂
・第11番藤井寺のお納経(御朱印)
四国お遍路で一番最初のお納経!お納経は「納経所」というところでもらい受けることができ、300円を支払うとその場で御影・御姿も受け取ることができる。
・第11番藤井寺の御影、御姿
色も香も 無比中道の 藤井寺 真如の波の たたぬ日もなし
・第11番藤井寺から第12番焼山寺へ通じる”お遍路”らしい美しき山道
第11番藤井寺でもうひとつ印象に残ったのは、第12番の焼山寺へと通じている徒歩のお遍路さん用の山道の美しさだった。古代からずっとお遍路を歩いてきた数えきれない旅人・巡礼者たちの思いがそのままの形で残り、刻み込まれているようなその光と緑と静けさの様子に心打たれ、車でお遍路に来た身ながら、ぜひこの山道を歩いてお遍路したいと願ってしまった。
もしかしたらこの車中泊お遍路の最後の最後に、第12番焼山寺へと登る時だけは、この第11番藤井寺から徒歩で登ってしまうかもしれない。そんな思いを心に抱きながら、第10番のお寺を目指した。