333段の階段をひたすらに上る!!!!!
四国車中泊お遍路第10番!「得度山 灌頂院 切幡寺」は大塔までの333の階段の空気が清らかな山寺だった
・第10番切幡寺までの狭すぎて不安な道
・第10番切幡寺までは333段の険しく静寂に満ちた階段をゆく
・第10番切幡寺本堂
・第10番切幡寺大師堂
・第10番切幡寺のはたきり観音の伝説と像
・第10番切幡寺お納経(御朱印)
・第10番切幡寺御影、御姿
・第10番切幡寺では大塔までさらに上ろう
目次
・第10番切幡寺までの狭すぎて不安な道
四国車中泊お遍路2020年逆打ち第11番スタートの、2つ目のお寺は「得度山 灌頂院 切幡寺(とくどざん かんじょういん きりはたじ)」!
切幡寺の無料駐車場までの道は、ここ本当に通れるのかと疑ってしまうほどに細い通りの先にあり、この細い道を本当に行ってもいいのかわからなかったぼくは、間違って行って行き止まりで戻って来られなくなっても困るので、大きな車道のお寺の駐車場っぽいところに駐車してお寺に向かった。
結局ぼくが停めたのはお寺ではなくお遍路用具やさんの駐車場で、ぼくは寺まで余分に長い距離を歩くことになった。しかし本当のお遍路は寺から寺まで全部歩くのだから、車で来たぼくがちょっと歩くくらい軽い運動のようなものだと見なされるだろう。
・第10番切幡寺までは333段の険しく静寂に満ちた階段をゆく
切幡寺までの道は長く険しい山の中の333段の階段だった。緑と静寂に包まれた古い歴史を感じさせる階段には、どれほどの人の祈りが刻み込まれているのだろうか。その道に宿る長く長い時代の流れを思う時、巡礼という行為の神聖さを感じ取らずにはいられない。
道端にひっそりと立ついくつかのお地蔵さん。
かと思えば突如出現する巨大で立派な御釈迦様も!
歴史を感じさせるお墓。昔のお墓の形ってこんな形をしてたんだだろうか。今とちょっと違う。
途中には「女やくよけ」「男やくよけ」のための階段も。
・第10番切幡寺本堂
・第10番切幡寺大師堂
・第10番切幡寺のはたきり観音の伝説と像
弘法大師が四国を巡行中、この山で信心深い機織の乙女に7日間施しを受け、7日目に大師が布を乞うたところ織っていた布を惜しげもなくきって差し上げたという故事により「切幡寺」と名付けられたという。大師はこの乙女に信心深さに心打たれて、乙女の願い通りに千手観音の像を刻み、時の天皇・嵯峨天皇に奉請して本堂を建て、そこに安置した。
その際乙女の願いにより仏門に入るために灌頂を授けたところ、乙女は千手観音の姿になったと言われ、大師の刻んだ千手観音と共に女即身成仏が秘仏として安置されたという。
・第10番切幡寺お納経(御朱印)
・第10番切幡寺御影、御姿
欲心を ただ一筋に 切幡寺 後の世までの 障りとぞなる
・第10番切幡寺では大塔までさらに上ろう
333段の階段をやっとのことで上りきったと思ったら、まだ切幡寺は終わっていなかった!なんとさらに上に大塔まで上る階段が用意されていたのだ!しかしせっかくここまで上ったのだから最後まで登ってみよう!
上った大塔からは、生い茂った木の枝の隙間から町の景色が見下ろされてここまで高く上ってきたことを実感させてくれた。