巨大な角が大迫力!ウガンダのムバララでアンコーレ牛の大群に出会うための確実な方法を徹底解説

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ムバララでアンコーレ牛の大群を見るためにはどうしたらいいの?????

巨大な角が大迫力!ウガンダのムバララでアンコーレ牛の大群に出会うための確実な方法を徹底解説

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・前途多難!せっかくムバララに来たのにアンコーレ牛がどこにもいない
・アンコーレ牛1匹だけなら何とか見付けることができたけれど…
・アンコーレ牛の群れを見るためには有料ツアーに申し込むしかない
・すごい迫力!ムバララで巨大な角のアンコーレ牛の大行進を目撃した
・ウガンダの成功者の条件は広大な土地と多数の牛を飼育すること
・ムバララでアンコーレ牛の大群を見る確実な方法まとめ

・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅

ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプトエチオピアケニアウガンダルワンダタンザニアマラウイザンビア、ジンバブエ、ボツワナナミビアレソト南アフリカ共和国だった。

第4ヶ国目のウガンダでは最初の町ジンジャでナイル川の源流Source of the Nileで野生のカワウソの群れを見たり、首都カンパラ近郊のエンテベではビクトリア湖の主のような貫禄あるハシビロコウを見付けたり、サファリに行っているわけでもないのに様々な特別な動物たちに出会うことができた。そしてウガンダ最後の街ムバララへ向かった。

 

 

・前途多難!せっかくムバララに来たのにアンコーレ牛がどこにもいない

 

わざわざムバララへ立ち寄った理由はただひとつ!あまりに巨大な角を持つアンコーレ牛を見てみたかったからだ。しかしアンコーレ牛はどこれ見られるのか、どうやって見ることができるのかという情報は本にはおろかインターネット上にすら皆無だった。そもそもアンコーレ牛というもの自体がほとんど取り扱われていないというのが現状だ。しかし「地球の歩き方 東アフリカ」にはかろうじて、ムバララに来れば飼育されているアンコーレ牛が見られるよという曖昧な情報が載っている。ジンジャで出会った日本語が喋れるウガンダ人の社長さんによると、ムバララに来ればそこらへんでアンコーレ牛が見られるよと言っていたので、じゃあムバララに来さえすれば後は簡単に見られるんだと思い込み、ぼくたちはのこのこムバララまでやって来た。しかしムバララに着いて初めて、社長さんの言葉が真実ではなかったことに気付くのだった。

 

いない!どこにもいない!アンコーレ牛さんは一体どこ???ムバララは思ったよりも大都会で、とても市内は牛が飼育されているという雰囲気ではなかった。ただ中心地にある巨大なマーケットの壁には巨大なアンコーレ牛の頭のモニュメントが飾られていたので、ここがアンコーレ牛の聖地のような場所であることに間違いはない。この感じだときっと郊外に行かないとアンコーレ牛は見られそうにない。しかしだからと言って郊外を手当たり次第に探すのでは効率が悪い。やっぱりここは地元の人に聞いてみるしかないと思い、道で暇そうにしているウガンダ人にアンコーレ牛がどこで見られるか尋ねてみるが、みんなみんな言っていることがバラバラで誰を信じていいのかわからない。きっとみんな自分の体験談や記憶や噂を元に教えてくれているのだろう。

 

・アンコーレ牛1匹だけなら何とか見付けることができたけれど…

 

埒が明かないので宿泊しているホテルで休憩し、ホテルのフロントのお姉さんにも聞いてみる。ぼくたちが泊まったのはPalace Hotel Mbararaというホテルだ。するとこのお姉さんは頼りになる人で、知り合いに電話してくれその人のバイクタクシーでアンコーレ牛のいるところまで連れて行ってくれるという。やったーこれでようやくアンコーレ牛さんに出会えると思ったのも束の間、連れて行かれたのはPalace Hotel Mbararaからバイクで10分ほどの近場で、そこには何とアンコーレ牛さんのような巨大な角の牛がたった1匹しかいなかった!

 

 

うん、確かにアンコーレ牛さんには出会えたけれど、何かちょっと違う!ぼくたちはもっとこう、アフリカらしい壮大なアンコーレ牛さんの群れが見たいのだ!しかし確かにアンコーレ牛を見られたことには間違い無いので不満を言うことはできなかった。

 

 

仕方がないのでアンコーレ牛の群れを求めて、周囲を歩き回った。そこで2人の地元の女の子達がいたので、彼女達にもアンコーレ牛の居場所を聞いてみた。すると何と親切なことに、彼女達が一緒に歩いて見られる場所まで連れて行ってくれるという。どこからともなく赤ちゃんも連れてきて、ぼくと、一緒に旅している台湾人の哲ちゃん、ウガンダ人女子2人、そして抱っこされた赤ちゃんと5人でアンコーレ牛を求めて歩き始めた。

 

 

赤ちゃんを連れてそんなに遠い場所へ行くことはないと思いきや、意外や意外1時間以上も歩き続け、野を越え山を越え、ようやく辿り着いた牧場には角の生えていない牛さんばかりだった!

 

おいおい話が違いじゃないかという苦笑いの雰囲気になっていると、彼女達がその辺の地元の人に聞いてくれ、やっとアンコーレ牛さんのいる場所へと向かうことができた。そしてそこにいたのは、またしてもアンコーレ牛さん1匹だった。

うぉーまたしてもこの展開!やはりいくらムバララと言えどもアンコーレ牛の群れというのはかなりレアでなかなか見ることができないものなのだろうか。ぼくたちは諦めムードの中彼女達に感謝を伝え、ホテルPalace Hotel Mbararaまで戻った。

 

・アンコーレ牛の群れを見るためには有料ツアーに申し込むしかない

するとPalace Hotel Mbararaのフロントのお姉さんが機転を効かせてくれたのか、何と彼氏に連絡してくれ、彼氏には牧場の知り合いである友達がいるから、その彼氏と友達と2人で、ぼくたちを牧場まで案内してくれるというのだった!おおぉこれは期待が持てそうな展開だ!料金は120000シリング(日本円で5000円くらい)かかるということだが、わざわざツアーを組んで車で来てくれるのでそれくらいの出費は仕方ない。やはりアンコーレ牛の群れは個人で見るのは難しく、地元のウガンダ人に頼ってツアーとして連れて行ってもらうしか方法はないようだった。

 

・すごい迫力!ムバララで巨大な角のアンコーレ牛の大行進を目撃した

翌日になって彼氏とその友達が2人でホテルまでやって来た。そしてぼくと哲ちゃんとその2人の合計4人で、アンコーレ牛の群れを見るためのツアーに出かけた。この2人は本当によく喋る人達で、ぼくたちはアンコーレ牛に出会う前から車内で喋り疲れてしまった。昨日のウガンダ人女子2人もめちゃくちゃよく喋っていたが、まぁ女子だしそんなもんだろうと思っていたが、ウガンダでは男子でもこんなにお喋りなのだろうか。沈黙がいけないことだと思っているのか何なのかひたすらに喋り続けていて困惑した。

1時間ほど車を飛ばすと、誰か人の家に到着した。そしてそこに住んでいるおじさんに挨拶していた。どうやらこのおじさんが牧場主で、アンコーレ牛を見たいと話をつけてくれているらしい。そしてぼくたちはおじさんに入場することを許され、ついにアンコーレ牛の群れと対面することができる準備が整った。というかこういう地元の牧場主との綿密な交渉が必要なら、個人では絶対にアンコーレ牛の群れを見ることはできないなとこの時に納得した。

 

 

そして牧場の獣道を歩いていくこと数分、その先には信じられないくらい巨大な角を持ったアンコーレ牛さんが、数え切れないくらいに群れを成してぼくたちを待ってくれていた!おおぉ!これぞぼくたちが見たかったアンコーレ牛さんの光景!というかもはや絶景!これを見るためにどれだけの苦労を重ねたかと思うと、感激もひとしおだった。

 

 

アンコーレ牛さんは最初はそれぞれ散り散りに休んでいたので、1頭1頭観察したり、一緒に写真を撮ったりしてのんびり過ごした。

 

 

牛乳を飲むアンコーレ牛の赤ちゃん。牛乳が出るってことはこれはメスの牛さん?メスでもこんなに立派な角が生えるのか!

 

 

人間と一緒に写真を撮ると、アンコーレ牛さんの角がどれだけ異様に大きいのかありありとよくわかる。

 

しばらくすると水飲みの時間になったのか、アンコーレ牛が集団になって突進するようにこちらへ向かってきた!すごい迫力!!!てか怖っ!!王蟲の群れに立ち向かうナウシカになってしまった気分だった。しかしそのおかげでアンコーレ牛の大群の素晴らしい写真がたくさん撮れて大満足だった。

 

・ウガンダの成功者の条件は広大な土地と多数の牛を飼育すること

しばらくするとぼくたちの仲間のウガンダ人2人と牧場の労働者であるウガンダ人たちが何やら揉めていた。聞くところによるとここはあのおじさんの牧場ではなく、別のおばさんの牧場だというのだ。なぜか知らず知らずのうちにおじさんのエリアを越境してしまったらしい。てか柵もないのにそんなの分かりようもないんじゃ…。しかしここは礼儀として、牧場主のおばさんに挨拶に行かなければならないことになった!何と珍奇な体験だろう。

ウガンダでは土地こそが財産であり、その土地でいかに多くの牛や羊を飼うことができるかというのが成功者の目安になるという。つまりアンコーレ牛の大群を目の前にしているぼくたちは今、大成功者の牧場にいるということになる。これほどまでにウガンダで成功を収めたおばさんというのはどういう人なのだろうか。

牧場主の大成功者のおばさんの家は意外に質素だった(失礼に当たるので写真は撮ってない)。質素というか小屋?しかし椅子や絨毯はさすが高級であるように見えた。おばさんは召使のような女性に足の爪を磨いてもらっており、さすが金持ちという風格が漂っていた。ウガンダ人2人もものすごく丁寧に謙虚に振る舞っており、どこの国でも権力者やお金持ちの前では大人しくするものなのかなと思った。まぁ無断で牧場に入ってしまったからかもしれないが。おばさんは召使と2人で暇そうだったので、ぼくたちと話せて楽しそうだった。

やっと解放され、ぼくたちはホテルへと帰ってきた。念願だったアンコーレ牛の大行進を見ることができて、ムバララに来た甲斐があったというものだ。

 

 

・ムバララでアンコーレ牛の大群を見る確実な方法まとめ

ぼくたちが訪れてアンコーレ牛の大群が見られたのは、グーグルマップの位置情報的には以下の辺りだが、既述したように牧場主との交渉や面談が必要となり、牧場の境界線も曖昧なので個人では入れないと思った方がいいだろう(勝手に入ったら通報されるかも)。

地元のウガンダ人に頼んでツアーを組んでもらなわないと、1匹だけならともかくアンコーレ牛の大群や大行進を見るのは不可能だというのが、ぼくが今回実際にアンコーレ牛を見て抱いた感想だ。いくらアンコーレ牛で有名なムバララであっても、個人で群れを見るのはかなり困難だと言わざるを得ない。ぼくがムバララで宿泊したPalace Hotel Mbararaのフロントの女性に頼み、彼氏とその友達と一緒に牧場へ出かけるのが一番確実な方法だと思われる。料金も2人で120000シリング(日本円で5000円くらい)と良心的だった。アンコーレ牛の英語はankole cattleなので、現地ではankole cattleについて尋ねよう。

Palace Hotel Mbararaは部屋も綺麗だしお湯も出るし、朝食のバイキングも豪華だったので言うことなしの素敵な宿だった。

 

 

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