ザンジバルの離島ツアーが天国すぎた!!!!!
フルーツ食べ放題の秘島へ!ザンジバルの日帰り離島ツアーでシーフードを満喫しまくった
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・ザンジバル島のパジェから日帰り離島ツアーに参加しよう
・まさかのドタキャン!ザンジバルの日帰りツアーはアフリカらしい適当さに要注意
・日帰りツアーでザンジバル西海岸の離島クウェール島を目指す
・ザンジバルの秘島でフルーツ食べ放題の天国を味わった
・ザンジバルの海でお魚だらけのシュノーケリング体験
・クウェール島のシーフードバーベキューランチが絶品だった
・夜は夜でシーフード三昧だった
・料金は?ザンジバル島から離島クウェール島への日帰りツアーまとめ
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
第6ヶ国目のタンザニアでは、キリマンジャロの絶景が望めたり不思議で神秘的な温泉に入れたりする北部の町モシに滞在した後、タンザニアの中心的都市であるダルエスサラームを経由し、ダルエスサラームからフェリーで行くことができる世界遺産の離島ザンジバルへと向かった。
・ザンジバル島のパジェから日帰り離島ツアーに参加しよう
ザンジバルでは東海岸のパジェという静かな町に5泊滞在して、ぼくたちはひと時の休暇を取ることにした。5ヶ月間もアフリカ縦断の旅をしているのだからそれこそが贅沢な長期休暇ではないかと思われるかもしれないが、夜行バスで眠ることなくガタガタ道を走り続けたり、塗装されていない道ばかりで砂まみれになったり、銃声音や爆発音が鳴り響くような場所で治安に気を遣ったり、騙されたりぼったくられそうになるのを必死に食い止めたりして、アフリカの旅は気力・体力をかなり消耗する修行のような旅路だったので、その修行の合間に休息が欲しいという感覚だったのだ。
パジェでは本当にのんびりとした平和な日々を過ごすことができ、ホテルの近く海で泳いだり、カフェでブログを描いたり、安くて美味しいシーフード料理を毎日食べたり、タンザニア独特の不思議な動物絵であるティンガティンガをアーティストに頼んで描いてもらったりして、充実した日々を送っていた。しかしせっかくザンジバルに来たのにずっとパジェにいるだけではさすがにもったいないと感じたので、1日だけは離島へ行ける日帰りツアーに申し込むことにした。普通日帰りツアーというのはお金を出した後は交通手段から食事に至るまで何から何まで手配してくれて、こちらのお客側としては特にすることはないので気楽なものなのだが、しかしここはアフリカ、日帰りツアーも一筋縄ではいかなかったので驚愕した。
・まさかのドタキャン!ザンジバルの日帰りツアーはアフリカらしい適当さに要注意
ぼくたちのような外国人がパジェで歩いていると、やたらと地元の若者から声をかけられる。彼らの目的は、ぼくたちをザンジバル島の何かしらのツアーに参加させることだ。最初は世間話や日常会話をしてくるだけなのでただ純粋に友達になりたいだけなのかなと見せかけておいて、最後にはきっちりツアーの話を持ちかけてくるから要注意だ。しかしザンジバルの人々は陽気でのんびりとした雰囲気が漂っているので、ぼくは彼らと会話すること自体はそんなに嫌いではなかった。
ぼくたちはザンジバルの離島へ行ける日帰りツアーを考えていたので、彼らからどれくらいの値段がするのかその相場を聞き出し、最も安い値段を提示してくれた人のツアーに申し込もうと計画していた。そんな中で1日間かけて離島で泳げたり、フルーツ食べ放題、ランチにはシーフードのバーベキューも付くという内容のツアーがあり、2人で70ドルまで値下げができた時点で参加することにした。このツアーを提示してくれたのも地元の若者だったが、しっかりしていて誠実そうで信頼できそうに見えたのでその点も決め手となった。
日帰り離島ツアーの当日の朝、早朝に集合だったので早起きして彼が車で迎えに来てくれるのを待っていた。しかし待てど暮らせど彼は来ず、彼はスマホを持っていなかったのでWhatsappなどで連絡することもできず、とうとうお昼になってしまい、もはや詐欺だったのではないかと疑い始めた。もし詐欺だった場合、先払いで20ドル支払っていただけだったので被害額はそんなに大きくはないが、それでも騙されて悔しいことに変わりはない。
しかしここ一帯は小さな村で誰もが知り合いという感じだったのでその辺に住んでいる住民に手当たり次第聞いてみると、簡単に彼の携帯電話の番号が分かったのでかけてもらうと彼は出なかった。しかし彼の家を知っているという人も何人かいて、いざという時は彼の家に返金してもらいに突撃しようという計画まで立ち上がった頃、彼の家族から連絡があり、彼は急病になって病院で休んでいる、今は電話ができない状態にあるということだった。急病なら仕方ないなという雰囲気になったが、自分たちのツアーはどうなるのかと尋ねると、明日は元気になって出発できるという。
急病がそんなに早く治るものだろうか、もしかして寝坊してしまったのを誤魔化すために急病を装っているだけではないだろうか、本当に明日はツアーに参加できるのだろうか…などと疑いは尽きなかったが、もはや20ドル支払っていた手前、彼を信じて明日にかけるしかなかった。そして翌日、彼は時間通り元気に現れた。昨日は電話ができないほどの重症だったのに今日は元気に現れるなんてとてつもなく怪しいと思われたが、ザンジバルでは道行く人たちもみんな「ハクタマタタ(=no problem)」と言って陽気に歩いているので、その精神に倣い深く考えないことにした。ただぼくは彼を信頼できそうだと最初は思っていたことから、自分には人を見る目が全くないからこの先のアフリカの旅路でも気を付けようという教訓になった。
このようにザンジバルのツアーに申し込む際には、相手がきちんと信頼に値する人物かどうかきちんと見分ける目が重要になってくる。しかしそれを完全に見極めることは到底不可能なので、ホテルやツアー会社で申し込むのが最も安全かと思われるが、少なくともぼくたちが滞在したMudi House周辺は田舎でそのような施設が見当たらなかった。
・日帰りツアーでザンジバル西海岸の離島クウェール島を目指す
当日は早朝の7時半に、彼の車がホテルまで迎えに来てくれた。彼は一緒には来ないが、なぜか彼の友達が一緒に付いて来てくれることになっていた。(この彼の友達の役割が最後の最後までわからなかったが、たまに荷物を持ってくれたりしたのでガイド的な役割だったのだろうか。それにしても何も案内とか解説とかをしてくれるわけでもないし、チップを要求して来るわけでもないし、ただ一緒に友達として来たみたいな感じだったけれど一体何だったんだろう…謎…。)
1時間ほどのドライブでザンジバル島の西海岸(Menai Bay)まで到着。ここからは船に乗って離島のクウェール島(Kwale island)を目指す。
船に乗り込むためには海水の中を歩かなければならず、結構深い場所もあったのでこの時点で水着に着替えておいた方がいいだろう。
ここでシュノーケリング用品なども貸してくれる。
ぼくはエジプトで購入したゴーグルがあったので借りることはなかった。タンザニアのモシの温泉に引き続きここザンジバルでも役立ったので、アフリカ縦断の旅でもたまにゴーグルが活躍する機会があるようだ。
・ザンジバルの秘島でフルーツ食べ放題の天国を味わった
1時間ほどかけてまずはビーチ以外に何もない、名もなき離島に到着した。アーティストの撮影などで利用されそうな、潮の満ち引きの影響で限られた時間にしか出現しない幻の島のような雰囲気だ。英語ではこのような島はSandbankと呼ばれている。まずはここでゆっくりと泳いでくれということらしい。
現地の人が木の枝と布を使っで、その場で日除けを作ってくれた。その中でバナナやパイナップル、スイカやパッションフルーツなどの大量のフルーツを切り分けてくれ、ツアー参加者はいくらでも好きなだけ食べていいという仕組みになっていた。フルーツが大好きなぼくは、美しい海と砂浜を眺めながら思う存分フルーツを食べられるなんてここは天国かと錯覚した。タンザニアのフルーツは、特にパイナップルが美味しかった。タンザニアのパイナップルは最高!
海の中を歩いていると、これまでの人生で見たこともないような赤いヒトデを目撃した。すごい模様にすごい色!ポケモンのヒトデマンみたいだった。
・ザンジバルの海でお魚だらけのシュノーケリング体験
Sandbankの後は、少し沖に出てシュノーケリングの時間だった。船から降りて水中に入った時にはそんなに魚は泳いでいなかったが、船の上から係の人がパンのようなエサを海中にばら撒くと、その周囲に大量の魚が集まってきてお魚天国になるという仕組みになっていた。
水の透明度はそんなに高いとは感じず、沖縄で10年間住んでいたぼくとしては沖縄の海の方が綺麗だなという感想を抱いた。というより沖縄より綺麗な海を世界中で見たことがないのだが、一体どこにあるのだろうか。
ザンジバルの離島日帰りツアーをまとめたYouTube動画はこちら!お魚がウジャウジャいる大迫力の映像をぜひご覧ください!
・クウェール島のシーフードバーベキューランチが絶品だった
シュノーケリングが終わった後は、ついに目的地であるクウェール島へ上陸した。ここでシーフードバーベキューのランチを食べて、ゆっくり休憩した後は、ブルーラグーンを見て帰るという計画だ。
シーフードランチは大量の海鮮が乗せられた巨大なお皿からそれぞれのお客に配られる仕組みになっていた。このシーフードランチは絶品で美味しかった!やっぱりザンジバルのシーフードは最高だ。1回お代わりできるようになっていたのでそこそこ満腹にもなった。さっきSandbankでフルーツも大量に食べたことを加味しても丁度いい量だった。
食後はクウェール島を散策。この離島にはお土産さんがいくつも立ち並んでいて飽きることがなさそうだ。巨大なバオバブの木もアフリカらしくて名物らしい。
ブルーラグーンは今日はいっぱい泳いだからもう十分だよねという感じで、行ったことは行ったけれどちょっと見ただけで結構スルーされた感じだった。ただまさにその通りで乗客もみんなもう海には満足しているよという雰囲気が漂っていたので丁度よかった。ザンジバル本島に帰って来たのは夕方4時、泊まっているホテルMudi Houseへ到着したのは夕方5時頃だったので、まさに早朝7時半から始まったフルのOne day tourとなった。
・夜は夜でシーフード三昧だった
この日の夜もホテル近くのビーチでシーフードのバーベキューを食べることになって海鮮三昧な1日となった。だけどどんなに食べても飽きないくらいザンジバルのシーフードは美味しい!
・料金は?ザンジバル島から離島クウェール島への日帰りツアーまとめ
このようにザンジバル本島から日帰りで離島のクウェール島へ行くための日帰りツアーは2人で70ドル、1人当たり35ドルまで値下げ交渉が可能だった。フルーツ食べ放題のSandbank、シュノーケリング、シーフードバーベキューのランチ、クウェール島観光という充実した内容で35ドルというのは、文句の付けようがないというほどの高い満足度だった。
ただし既述したように1回ドタキャンされたし、ツアーの後に何度領収書をくれと言っても、わかったわかったと言うだけで決してくれることはなかった。ここに限らずアフリカでは何度領収書をくれと言ってもわかったというだけで結局はくれないので本当に注意した方がいい。アフリカ人のわかったという言葉を信用せず、多少強めに言ってでもその場で領収書を書いてもらうくらいの強気な態度で丁度いいくらいだと思う。
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