フリーランス医師のぼくが月収300万円を超えても、それがむしろ安いと感じる理由

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You can do anything because you are young.

フリーランス医師のぼくが月収300万円を超えても、それがむしろ安いと感じる理由

・フリーランス医師とは何か?
・フリーランス医師のぼくが月収300万円を超えても、むしろそれは安いと感じた
・ぼくたちの若く健やかで何でもできる時代は、本当に30万円で買い叩かれるべきだろうか
・You can do anything because you are young
・中島みゆき「あたし時々思うの」
・魂の使命

・フリーランス医師とは何か?

医師というのは通常、病院や診療所に属したり自ら病院を開業したりして働くことがほとんどだが、いずれの組織にも属さないまま、その都度さまざまな場所で非常勤勤務やスポットバイトを繰り返しながら生計を立てるという「フリーランス医師」というのも存在する。ぼくも医師になってから3年間は病院に属しながら沖縄県で労働していたが、その3年間の労働で貯金したお金で世界一周日本一周の旅に出て、その後は毎日コロナワクチンのスポットバイトに従事しながら日本各地を転々としつつ旅するように労働しているフリーランスの医師だ。

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コロナワクチンバイトは1日で10万円以上もらえることがほとんどなので、今のところ生活に不自由することなく暮らしている。しかしコロナワクチン業務がいつまでも続くわけではないことは承知の上なので、稼げる時にしっかりと稼いで次なる旅の資金を調達し、またいずれコロナが収まれば世界一周の旅を再開させようと計画している。コロナワクチンバイトが必要なくなった時こそ、世界からコロナの脅威が消えて、世界の旅を再開できる合図だと推測されるからだ。

コロナワクチンバイトによって世界からコロナの脅威を消滅させるのに大いに役立ち、自分が世界へと旅立つことを促すことができるのと同時に、旅の資金まで貯めることができるのだから医師はコロナ禍のこの時代において非常に旅人に適した職業だと言えるだろう。

 

 

・フリーランス医師のぼくが月収300万円を超えても、むしろそれは安いと感じた

1日バイトするだけで10万円以上手に入れることができるので、1ヶ月休むことなく真面目にせっせと働けばごく自然に月収300万円は軽く超えるようになる。普通に考えれば月に300万円ももらえるなんてものすごい大金だ。しかしだからと言ってお金に余裕があると思い込み、思う存分散財してしまおうという思考回路にぼくは陥らない。なぜなら月収300万円であっても本当にそれは高収入なのだろうか、もしかしたらそれでも安いのではないかと常に疑問を持っているからだ。

 

・ぼくたちの若く健やかで何でもできる時代は、本当に30万円で買い叩かれるべきだろうか

平均的な人間なら、詳しくは知らないけれど月に30万円ほど稼いで生活しているのだろう。ぼくも医者になりたての初期研修医の時代は月収30万円ほどで暮らしていた。初期研修医となり、ようやく社会人の仲間入りを果たし、労働を開始し、月に30万円のお給料をもらうようになると、本当にこんな生き方をしていていいのかと濃厚な違和感と疑問を抱くようになった。

ぼくは1ヶ月のほとんどの生きる時間を労働に費やした。つまりぼくは、自分の生きている時間を30万円で売ったということになる。自分の人生の貴重な1ヶ月分の時間が、果たして本当に30万円の価値しかないのかとものすごく不思議な気分になったのだ。しかもその1ヶ月というのは、日常生活もままならないヨボヨボのおじいさんの1ヶ月や寝たきりで何もできないどこにも行けないような1ヶ月とはわけが違う。それは若く、健康で、人生の中で最も活発に行動できる、やろうと思えば何だってできるような輝かしく尊い1ヶ月だったのだ。

原始仏教の説く通り、ぼくたち人間は生老病死の苦しみに必ず見舞われる。すなわちぼくたちは誰もが生まれ、老い、病み、死ぬ運命を背負って生きているということだ。ぼくが将来病気がちの寝たきり老人になって「あぁあの頃の若くて健やかな自分を取り戻したい!1億円払うからせめて1ヶ月だけ若返らせてくれないだろうか」と懇願しても、誰も聞く耳持ってはくれないだろう。どんなにお金を支払ったところで、若かりし自分自身を取り戻すことは不可能だと誰もが知っているからだ。若く生命力に溢れたぼくたちは今、将来どんなにお金を積んだとしても手に入れることのできない美しく価値のある時代を生きているはずだ。

そんな自分自身の1ヶ月という貴重で尊い時間が、30万円という安価な金額で買い叩かれるという人間社会のシステムにとてつもない違和感を覚えずにはいられなかった。なぜみんな平気な顔をしてどんな宝石よりも価値のある若く健やかな時間を、喜んでたった30万円で差し出すことができるのだろう。ぼくたちの若く健やかで自由になんでもできるこの時代は、30万円でも足りない、300万円でも足りない、1億円やそれを遥かに超越する、数値化できないほどの崇高な価値があるのではないだろうか。

 

 

・You can do anything because you are young

大学2年生の時にドイツのデュッセルドルフでホームステイ留学した際、ホームステイ先の初老のおばちゃんがぼくに言ったのはとてもシンプルだったけれど心に残る印象的な言葉だった。

“You can do anything because you are young.”

これはさまざまな経験を積んできた初老のおばちゃんが言うからこそ説得力があり、自分の人生を通して得た教訓を若いぼくたちに教えてくれているようでもあった。若さの中にいる時には、若いということは当然の出来事だからその価値に気づかない。若さを通り過ぎた人だからこそ、何でもできるわけではない年齢になってしまったからこそ、若さを俯瞰しつつ客観視することが可能となり、若さの価値をやがて人は見出すのだろう。そしてその見知らぬ価値の感触を、まだ若いぼくたちに伝え気づかせてくれたことをとてもありがたく思った。

 

 

・中島みゆき「あたし時々思うの」

あたし時々思うの
命は一体どれだけ
どれだけのことを
できるものかしら

いつの間にか いつの間にか
命の終わり
あたしたちが若くなくなった時
あたしたちはまだいつかいつかと
声をかけ合うことがあるかしら

命は 命は
何もしないうちに終わってしまうから
若い時なんてあたしたちにも もうないの

 

・魂の使命

ぼくたちは若く、健やかで、何でもできる尊い時間を、みんながやっているからといってただ労働のためだけに費やしてしまってもいいのだろうか。ぼくたちは本当に労働し、お金を手に入れ、それを使って消費し、お金が足りなくなるからまた労働するという、その輪廻の中で生き延びるためだけに生まれてきたのだろうか。やりたくない、早く帰りたい、こんなことをするために生まれてきたわけじゃないのにと違和感を感じながら、為すべきだと心と直感が指し示す暗示を見ないふりして自分をごまかしながら歩みを進めるべきだろうか。我慢をし、協調し、抑圧され、個人の幸福を犠牲にしながらも、人間集団の利益になるための都合のいい部品として人生を全うすべきだろうか。

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ぼくたちの若く、健やかで、何でもできる尊い時代は、本当は何を成し遂げるために天から与えられた贈り物なのだろうか。心の根源から押し寄せる直感の声が、自らの労働と直結しないのであれば、世渡りとして労働を利用しながらも、間違った居場所から抜け出し、魂の使命を成し遂げるための聖域へと迷わず飛翔すべきである。

なぜ生まれてきたのか、何のために生きていくのか、その答えは他でもない自らの根源が知っている。浮世に穢された曇りを祓いのけ、植え付けられた愚かな洗脳を打ち砕き、根源に燃え盛る炎だけを道標に、ぼくたちは旅立たなければならない。

 

 

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