エチオピアでは宿の予約サイトが使えないけれど、どうしたらいい?????

アルバミンチに詐欺男現る!Booking.comが使えないエチオピアでの宿の探し方と部屋のチェックポイントについて徹底解説
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
・エチオピアの宿の探し方とチェックポイント一覧
・宿代は1泊いくらか?
・Wi-Fiはあるか?強いか?
・電気はきちんと点くか?
・シャワーのお湯は出るか?
・トイレは流れるか?
・トイレットペーパーはあるか?(シャンプーや石鹸や歯磨きは基本なし)
・蚊帳はあるか?破れていないか?
・扇風機はあるか?
・アルバミンチの宿探しでは、地元の詐欺男に騙された
目次
・ぼくのアフリカ大陸縦断の旅
ぼくは2024年5月8日から10月1日まで、約5ヶ月間かけてアフリカ大陸縦断の旅をした。訪れた国はエジプト、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカ共和国だった。
・エチオピアの宿の探し方とチェックポイント一覧

アフリカ大陸縦断の旅第2ヶ国目エチオピアの首都アディス・アベバ観光を終え、夜行バスに乗ってアディス・アベバから次なる町アルバミンチへと移動した。
エチオピアは本当に変な国だった。夜が暗すぎる、子供がウザいなど色々あったが、最も困ったのはいつも世界一周旅行で宿を予約するために使っているサイトBooking.comが、首都のアディス・アベバ以外では全く使えなかったことだ。Booking.comなんて基本的にどこの国でも絶対に使えるのに、なぜかエチオピアには登録されている宿が本当に皆無だった。したがってぼくたちは次の町に到着したらまず町中を歩いて宿探しをしなければならないという、スマートフォンがない時代の古風な旅人のようになってしまったのだった。
そうは言ってもスマホがある分いくらかは昔よりはマシだ。グーグルマップがあるので「hotel」と検索して、周囲にあるレビューの高い宿を選んで電話で予約情報を確認したり直接向かったりすることができる。しかしグーグルマップ上にもそんなに多くの情報や写真が載っているわけでもないので、実際に行ってみて部屋をチェックしなければならないのは大変だった。エチオピアのホテルでチェックすべき点は主に以下の通りだ。
・宿代は1泊いくらか?
・Wi-Fiはあるか?強いか?
・電気はきちんと点くか?
・シャワーのお湯は出るか?
・トイレは流れるか?
・トイレットペーパーはあるか?(シャンプーや石鹸や歯磨きは基本なし)
・蚊帳はあるか?破れていないか?
・扇風機はあるか?
・宿代は1泊いくらか?

まずは宿の値段を聞くなんて当たり前じゃないかと思われるかもしれないが、エチオピアには他で聞いたことのないような変なシステムもあったので注意が必要だ。外国なので泊まる人数によらず1部屋1泊いくらか教えてくれるのが普通だが、ぼくのように男友達と2人で宿泊する際には、何と通常よりも料金が高くなる制度があったのだ!この「男同士で泊まると料金が高くなる」という制度は、ひとつの宿だけではなくエチオピアのいくつかの宿で言われたことなのでエチオピア全体でまかり通っている決まりなのだろう。法律で決まっているという人もいたが、その真偽は定かではない。エチオピア以外ではタンザニアの田舎でも、男同士で泊まると高いと言われたこともあった。一体なぜなのか見当も付かなかった。誰と泊まっても値段は一緒やろ普通!
・Wi-Fiはあるか?強いか?
エチオピアの田舎の宿ではWi-Fiが強いかどうかを心配するのではなく、まずWi-Fiが存在するのかをチェックするのが重要だ。そして実際エチオピアの田舎の安宿ではWi-Fiがないことも全く珍しいことではなかった。Wi-Fiがあることはあるが使える部屋と使えない部屋があったり、弱すぎたり遅すぎたりしてWi-Fiが自体が使い物にならないということも多々あったので、油断してはならない。こんなにWi-Fiがない国はエチオピアくらいだったので、せめてエチオピアではsimカードを買っておく方がいいかもしれない。
・電気はきちんと点くか?
流石にエチオピアでもほとんどの宿で電気は点くが、国全体が電気不足のようで多々停電が起きるので注意が必要だ。部屋の電気が点いてもシャワー室の電気がほぼ死にかけており、スマホのライトでシャワーを浴びたこともあった。
・シャワーのお湯は出るか?
日本のホテルではシャワーのお湯は出るかどうかなんて心配したこともないが、エチオピアではとても重要な問題だった。ぼくの経験では、エチオピアの田舎の宿は基本的にお湯が出ないと思った方がいいだろう。安宿だけではなくちょっと高めの宿でも、フロントでお湯は出ますよと言われても出ないことがほとんどだった。逆に何かの間違いでシャワーからお湯が出ると「え!すごいすごい!お湯が出るよ!」と騒いで喜んでしまったくらいなので、エチオピアに来ると幸福の閾値が下がっていることを痛感した。つまりエチオピアでは基本的に水のシャワーを浴びることが当たり前となり、高地で涼し目の場所では明るいうちにシャワーを浴びておいた方が凍えなくていいだろう。
・トイレは流れるか?
お湯は出なくても流石に水は出るだろうと思ってしまうが、何が起こるのかわからないのがアフリカだ。流石にエチオピアではトイレの水が流れないということはなかったが、マラウイではシャワーもトイレの水も出なくなって大変なことになったことがあるので確認しておいて損はないだろう。
・トイレットペーパーはあるか?(シャンプーや石鹸や歯磨きは基本なし)
エチオピアの宿ではシャンプー、石鹸、歯磨きなどはなく持参が基本だ。しかしトイレットペーパーくらいは安宿であろうと置いてある場所もあるので聞いてみるのがいいだろう。ぼくの感覚ではトイレットペーパーをくれる宿も半分以下だろうか。トイレットペーパーですら持参が必須、これがアフリカの旅だ。
・蚊帳はあるか?破れていないか?
アフリカの旅において、宿の部屋に蚊帳があるかどうかはとても重要だ。なぜなら蚊に噛まれてしまうと、マラリアになる危険性が高まるからだ。エチオピアの宿でも基本的に蚊帳は置いてあるが、蚊帳の存在だけを確認して安心してはならない。エチオピアの宿の蚊帳は破れている可能性が非常に高いからだ。蚊帳が破れていては蚊が内部に入ってきて蚊の意味がないので、蚊帳は破れているかいないかまでしっかりとチェックしよう。エチオピアの宿の部屋には絶対に蚊がいるし、窓が開けっぱなしの構造だったりして絶対に外から中に入ってくるので、蚊帳がないと本当に不快な滞在になってしまう。
・扇風機はあるか?
扇風機(ファン)があるかないかでも、部屋の快適さが大きく変わってくる。涼しいだけではなく扇風機を回していると蚊が飛ばされて人間に近付きにくくなるのでぜひ活用したい。
・アルバミンチの宿探しでは、地元の詐欺男に騙された

首都アディス・アベバからアルバミンチに到着するとバス停にいたエチオピア人に話しかけられたので、この近くに安くていいホテルはあるかと尋ねると親切にも連れて行ってくれた。Rehoboth Guest House And pensionというホテルだった。
上記の注意点をしっかりとチェックし、Wi-Fiが弱くお湯が出ないのは諦め、破れていた蚊帳も取り替えてもらい、値段も1部屋1泊700ブル(2100円くらい)と高くはなかったのでここに滞在することに決めた。ここでもし気に入らなかったらまた重たいバックバックを背負ってアルバミンチの町中を彷徨いながら宿を巡らなければならなくなるので、スマホのない古代のような旅をするのは本当に大変だなと実感した。
「俺は宿のオーナーだ」という男に、2泊分の1400ブルを支払った。しかしこれは巧妙な罠で、後で宿の従業員に聞くと本当の値段は1部屋1泊500ブルらしいのだが、この男が宿代を誤魔化してぼくたちから徴収し、その差額を自分のポケットに入れていたのだ!そもそもこの男がこの宿のオーナーであるというのも真っ赤な嘘で、本当はその辺をうろついている地元のお兄ちゃんに過ぎないのだが、そんなことを旅行者のぼくたちがわかるわけがなかった。

この詐欺男はその後もぼくたちの前に登場し、無料でマーケットを案内してあげるよと言われてあまりにしつこいので仕方なく付いていくとお金を請求されたりして、もはや関わらないのが一番だと感じた。さらに別の中国人グループをレストランへ連れて行き、本来の2倍の値段を支払わせて自分がその差額をもらうという悪行までやっていたので注意喚起したい。アジア人などの旅行者から小銭をチョロまかそうとする詐欺男なので、話しかけられてもこの男には近付くな!
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