怖くて重くて暑い!過酷なダイビングを楽しく快適に行うコツをまとめてみた

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ダイビングってこんなに過酷なものだったなんて!!!!!泣

怖くて重くて暑い!過酷なダイビングを楽しく快適に行うコツをまとめてみた

・エジプトのリゾート地ダハブで人生初のダイビングに挑戦してみた
・Scuba Zone Dahabで日本人インストラクターのハシモト・ケンジさんにお世話になった
・Scuba Zone Dahabでオープン・ウォーターとアドバンスのライセンスを取得する値段と期間
・暑い!重い!怖い!ダイビングがこんなに過酷だとは知らなかった
・ダイビングのコツ1:朝食はきちんと食べる
・ダイビングのコツ2:事前に水分をしっかり取る
・ダイビングのコツ3:ダイビング前のチェックはBWRAFで
・ダイビングのコツ4:肺を使って体の動きをコントロールする

・エジプトのリゾート地ダハブで人生初のダイビングに挑戦してみた

ぼくは大学時代から約10年間沖縄に住んでいたが、ダイビングというものに全く興味がなかった。幼稚園の頃から8年間スイミングスクールに通っていたこともあり海で泳ぐのは好きだったが、シュノーケリングをするだけで心は満足しており、資格が必要という何だかめんどくさそうなダイビングというものをしてみようという気が一切起こらなかったのだ。しかしせっかくそんなに長く沖縄にいたのにダイビングのライセンスを取らないなんてもったいないという意見を、たまに受けることがあった。

今回世界で一番安くダイビングのライセンスを取れると噂のエジプトのリゾート地・ダハブを訪れることとなり、どうせならこの機会にダイビングに挑戦してみようという気持ちがフツフツと沸いてきた。しかしダイビングとは深い海の底に潜るという、一歩間違えば命にも関わりそうな危険そうなスポーツだ。そんな命に関わりそうなスポーツのライセンスを、外国で取るなんて非常に心配だ。普段なら外国人が何を言ってるかわからなくても、命に関わることがないし大して重要そうではないので、笑顔で聞き流したりできるかもしれないが、ダイビングの場合はなるべく真剣に一語一句聞き逃さないように臨みたい。

なんと幸運なことに、このダハブにはたった1人だけ日本人インストラクターのハシモト・ケンジさんがいるということがわかり、ケンジさんの元でダイビングの修業を積むことになった。日本人に教えてもらうならエジプトにいようが世界のどこにいようが、日本で教えてもらっているのと同等だ。

 

 

・Scuba Zone Dahabで日本人インストラクターのハシモト・ケンジさんにお世話になった

ケンジさんはScuba Zone Dahabで働いていた。ぼくはそのScuba Zone Dahabでダイビングの初歩の初歩であるオープン・ウォーターの講習と、もうひとつ上のランクのアドバンスの講習を受けることになった。アドバンスのライセンスを持っていると水深30mまで潜れ(オープン・ウォーターは水深18mまで)、ダイビングの幅も広がるのだという。ケンジさんはオープン・ウォーターが自動車でいう仮免許で、アドバンスが自動車でいう本物の免許証のようなものだと説明していた。

 

・暑い!重い!怖い!ダイビングがこんなに過酷だとは知らなかった

さていざダイビングの講習が始まる段階になると、ぼくは思っていたのと全く違う感想を抱いた。ダイビングって水の中を自由にいつまでもユラユラ泳いでいる感じがして、とても楽そうだし、楽しそうだし、何だか優雅な印象だった。しかし自分がいざやってみる番になると、全然そんなことがないことに気が付いた。

ぼくが最初のダイビングで抱いた感想はこうだ。「暑い!重い!怖い!ダイビングがこんなに過酷なものだったなんて、思いも寄らなかった!」

まずダイビングの際に着るウェットスーツが暑すぎる!強烈な日差しが照り付ける真夏のダハブの中でウェットスーツで移動するのは地獄だった。しかもこの暑いウェットスーツに加えて、かなり重たい空気のタンクを背中に持ち運ばなければならない。しかもしかもそれだけではなく、人間の体が海中から浮かんで来ないようにさらに重たいおもり(ウェイト)をいくつも腰に装着するので、本当に暑くて重くて身動きが取れないという状態だった。実際に人生初のダイビングの後、ぼくは自分の身の重さで動けなくなり、道で歩けなくなってしまったところを通りすがりの外国人に助けられる始末だった。

しかしこの暑さも重さも、海の水の中に入れば完全に緩和される。水は冷たいので暑さは和らぎ、水の浮力で重さも感じなくなる。それなら水の中に入れば天国のようかと思われたが、水の中は今度は寒くて寒くて凍えそうだった。水中が寒いことがあると聞いていたけれど、ここまでとは!

しかも生まれて初めてのダイビングで、普段は地上では鼻と口で呼吸ができているが、水中では口のみで呼吸が可能となり、この口の呼吸に集中しなければ自分は海の中で溺れ死んでしまうというプレッシャーがあるのに、耳が痛くならないように鼻を使って耳抜きもしなくてはならず、一体自分は鼻と口のどちらに集中すればいいのかわからなくなり、そこに水の冷たさが加わり、海の底で恐ろしい孤独感に苛まれているような感覚に襲われて辛かった。ダイビングがこんなに、辛く恐ろしく険しいスポーツだったとは!

ぼくは最初のダイビング講習で、もうダイビングなんかやりたくなくなってしまった。幼稚園時代から8年間も水泳を習っていて沖縄の海にも慣れ親しんでいたはずなのにこんな感情になるなんて本当に予想外だ!

 

・ダイビングのコツ1:朝食はきちんと食べる

しかしそのように過酷だと感じたのは最初の講習だけで、その後は徐々に楽しくなっていった。慣れも大きいだろうが、やっぱり自分にとって何が辛いのか自分自身で分析し、適切に対応したからだと自負している。これから先の未来で、すぐにまたダイビングをやるとも思えないので、未来の自分自身のためにダイビングが辛くならない方法をここに書き留めておこうと思う。

まず初日のダイビング講習がぼくにとって辛かったのは、朝食を食べてこなかったことに関係があるような気がした。一緒に旅している既にライセンスを取得済みの台湾人の哲ちゃんに聞くところによると、ダイビング中に吐きそうになったらよくないから朝食は食べない方がいいのではとアドバイスされたのだった。

しかしその意見はぼくには合わなかったようだ。朝食を取らずに重い機材を運んだり、冷たい海の底に沈んだりしたから、朝食を食べたなら体内で産生されていたはずのエネルギーを享受することができず、逆に苦しい思いをすることになってしまったような気がする。現に初日以降は、ダイビングとはかなりエネルギーが必要なスポーツだとわかったので、カロリー高めのパンのような朝食を毎日食べていくと、機材やウェイトの重さもマシに感じたし、海の中で寒さを感じることもほとんどなくなった。やはり朝食のお陰で体内の熱産生が高まったからだろうか。

 

・ダイビングのコツ2:事前に水分をしっかり取る

またダイビング中に水中で呼吸していると、かなり喉が渇くことがわかり、これもダイビングの苦痛の要因になった。きっとダイビングのタンクの中には水分がほとんど含まれていないので、かなり乾燥しており、タンクの中の空気のみで呼吸している水中では喉が渇きやすい運命になっているのだろう。それがわかった初日以降、ぼくはダイビング前にはあまり喉が渇いていなくても、たっぷりと水を飲んでからダイビングに臨むようにした。するとかなり快適なダイビングができるようになった。朝食という食事だけではなく、水分の摂取もダイビングにとっては重要なようだ。

 

・ダイビングのコツ3:ダイビング前のチェックはBWRAFで

ダイビング前の機材のかなり重要だ。なぜならきちんとできていなかったら海の中で死ぬからだ。この事前のチェックはBWRAFで覚えられるという。ずっとダイビングをしていないと確実に忘れそうなのでここにメモしておこう。

B=BCDのチェック(きちんと空気が入るか、左手・肩・背中の3か所から空気抜けるか、セカンドステージが右腕の外、予備のオクトパスが右腕の中か、残圧計とホースは左肩で一緒にくくられているか、残圧計はお腹の2つの回しの間に収まっているか)
W=ウェイト(おもり)のチェック(ウェイトは90度に前かがみで装着)
R=リリースのチェック(お腹2か所、胸1か所がきちんと締まっているか)
A=エアのチェック(セカンドステージ、予備のオクトパスで呼吸できるか)
F=ファイナルチェック(フィン、ゴーグルを忘れていないか)

 

 

・ダイビングのコツ4:肺を使って体の動きをコントロールする

またぼくはダイビングというのは足や手の筋力だけで水の中を上がったり下がったりするのかと思っていたが、何と自分の肺を膨らませたりしぼませたりしながら水中の上下をコントロールするらしく、その事実に衝撃を受けた!背中に背負う空気の袋(BCD)内の空気の調整はそこそこに、後は自分の肺だけで水中の動きを支配できるかどうかが、上手なダイバーになれるかどうかのポイントなのだそうだ。そして実際にやってみると、なるほど確かに自分の肺を大きくしたり小さくしたりするだけで、自分の体が浮かんだり沈んだりするので面白かった。もちろん空気を吸い込んで肺を膨らませると自分の体は水中で浮き、空気を吐いて肺をしぼませると自分の体は沈んでいくのだが、ぼくにはどうしても浮くよりも沈む方が簡単なように思われてならなかった。しかしこの肺によって浮き沈みをするという感覚を忘れないことが、将来久々にダイビングを再開した時に上手に潜れるかどうかのポイントになってくるだろう。

 

 

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