バルトは三国じゃなかった!4国目のウジュピス共和国

 

ぼくたちは学校の地理でバルトの国々はエストニア・ラトビア・リトアニアで「バルト三国」だと覚えさせられるが、実際にバルト三国を旅行してみてバルトは三国ではなく四国だったことをお知らせしたい。

バルト4つ目の国・ウジュピス共和国

・バルトの国々の旅路
・いきなり出現したウジュピス共和国
・ウジュピス共和国の憲法
・ウジュピス共和国の風景
・ウジュピス共和国のお店たち

・バルトの国々の旅路

 

ぼくはエストニアは5泊、ラトビアは4泊、リトアニアは4泊の予定で結局5泊することになり、合計で14泊、2週間かけてバルトの国々をゆっくりと見て回ることができた。それぞれの国の規模や見どころが不明だったので、とりあえずエストニア5泊にしてみたが、1つの街に5泊はちょっと多いかも…せめて最大でも4泊だろうと調整し、ラトビアは4泊にした。4泊にしたら4泊にしたで、もうちょっと多くてもいいかもとも思ったが、多分長すぎたと感じるよりも、ちょっと名残惜しいくらいの時間で丁度いいだろうと思い、リトアニアも4泊にした。しかしプラハに向かうバスの調整で結局5泊になり、バルト三国の旅の最終の宿泊はリトアニア・ヴィリニュスの5つ星ホテルStikliai Hotelに宿泊することになった。

 

リトアニアの5つ星ホテルStikliai Hotel (スティクレイ・ホテル)に泊まってきた

今回はそんなリトアニア・ヴィリニュスでのおはなし。

 

 

・いきなり出現したウジュピス共和国

 

ヴィリニュスを散策していると不思議な看板を発見する。この看板が実に不思議なのだ。

不意に出現するこの看板、なんと堂々とした日本語で「ウジュピス万歳!」と書かれている。しかしこのヴィリニュスの街、日本人どころかアジア人さえほとんど見かけないのに、どうしてこれが日本語で書かれているのかまったくもって不思議である。そしていったいウジュピス共和国とは…謎は深まる。

 

この看板に導かれて歩いて行くと、なんと「ウジュピス共和国の憲法」が書かれた看板が、鏡面のようにヴィリニュスの街の風景を映し出しながら街角に立てられている。この憲法が実に面白く、日本語で書かれているものまである。日本語だけではなく世界各国の言語で書かれているので、世界中の人々がこの周辺でウジュピス共和国憲法を興味深く読み進める様子が認められた。インターネット上の情報によるとこの憲法の看板には日本語はないと書かれているものが大半だが、それはもう過去のはなし。ここにきちんと日本語の「ウジュピス共和国の憲法」の看板が完成し立てかけられていた。ちょっと変なものから思わず感動してしまうものまであるのでここで紹介したいと思う。

この憲法に出会えたことはぼくの人生の宝物であるように思う。いずれも人間に対する深い慈しみであふれている。

 

・ウジュピス共和国の憲法

 

1.誰にもヴィルネーレ川のほとりに住む権利がある。
そしてヴィルネーレ川には皆のそばを流れる権利がある。
2.誰にもお湯と冬には暖房と瓦の屋根を有する権利がある。
3.誰にも死を選ぶ権利があるが、決して義務ではない。
4.誰にも間違いを犯す権利がある。
5.誰にも自分らしくいる権利がある。
6.誰にも人を愛する権利がある。
7.誰にも愛されない権利があるが、これは必須ではない。
8.誰にも平凡で行き、知られない権利がある。
9.誰にも怠けて何もしなくていい権利がある。
10.誰にも猫を愛し、世話をする権利がある。
11.誰にも、犬か人間のどちらかが死ぬまで、犬の世話をする権利がある。
12.犬には犬である権利がある。
13.猫には飼い主を愛する義務はないが、
必要とされたら飼い主を助けなければいけない。
14.誰にも時には義務に無自覚でいていい権利がある。
15.誰にも何かを疑う権利があるが、これも義務ではない。
16.誰にも幸せになる権利がある。
17.誰にも幸せにならない権利がある。
18.誰にも口にしない権利がある。
19.誰にも信念を持つ権利がある。
20.誰にも暴力をふるう権利はない。
21.誰にも人間の小ささと大きさをわかる権利がある。
22.誰にも永遠を侵害する権利はない。
23.誰にも分かる権利がある。
24.誰にも何も理解しない権利がある。
25.誰にもどの民族でいる権利がある。
26.誰にも誕生日を祝う権利、または祝わない権利がある。
27.誰もが自分の名前を覚える義務がある。
28.誰でも持っているものを分け合うことができる。
29.持っていないものは分け合わなくていい。
30.誰にも親兄弟を持つ権利がある。
31.誰にも自由である権利がある。
32.誰もが自身の自由に責任を持つべきである。
33.誰にも泣く権利がある。
34.誰にも誤解される権利がある。
35.誰にも他人に罪を着せる権利はない。
36.誰にも個人として生きる権利がある。
37.誰にも権利を持たない権利がある。
38.誰にも恐れないでいる権利がある。
39.勝つな。
40.やり返すな。
41.でも降参するな。

 

 

・ウジュピス共和国とは?

それでは結局ウジュピス共和国とは何なのだろうか。ぼくは最初、ロシアの中の「サハリン共和国」みたいな感じなのかと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。地元の人によると、それはヴィリニュス内のある地域の名前なのだそうだ。

ヴィリニュスのヴィルネーレ川に囲まれたその地域は、昔からヴィリニュスの中でも隔絶された地域だったらしく、最近になってやっと開発が進んだ。それゆえ家賃が安かったので、芸術家やクリエイティブな人々が移り住み独特の空気を持つエリアが生まれた。そこで遊びのような感じで、憲法や政府や大統領や国旗まで作って営んでいるということだった。今でもそのエリアは芸術的でクリエイティブなお店がたくさんある。大阪の梅田でいうと中崎町みたいな感じだろうか。ぼくはこの街の風景が大好きだったのでよく通った。

 

 

・ウジュピス共和国の風景

ウジュピス共和国の風景は、ヴィリニュスの中でも独特な空気に満ちている。独創的で、創造的で、退廃的な美しさも秘められている。

 

・ウジュピス共和国のお店たち

ウジュピス共和国にはとてもいいお店がいっぱいあった。カフェ巡りやお店巡りなど、宝探しをするような感じでこの周辺を歩くと楽しいに違いない。

 

ぼくが行った中ではこの「BIRZU DUONA」がすごくオススメ!すごくおいしいクッキーやお菓子が量り売りでとても安くで購入できるし、歩き疲れた休憩に生のジュースやコーヒーなども中で飲むことができる。店員さんもすごく優しくて、ウジュピス共和国についても詳しく教えてくださった。

 

 

その他にもたくさんある芸術品のお店を見て回って鑑賞したり

 

ケーキ屋さんでムースのケーキと日本茶をいただいたりもした。どのお店も近くに点在しているのでさがしてみてね!

このようにクリエイティブでお洒落な空気に包まれたウジュピス共和国。正式な国家ではないにしても、その独創的なセンスを感じたり感動的な憲法の看板を見るだけでも訪れる価値ありだ。ヴィリニュスを歩いていたら知らず知らずのうちに迷い込むこともあるほど普通のヴィリニュス内の地区なので、ぜひお立ち寄りいただきたい。

 

 

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