大回り小回りって何?アンコールワット周遊の仕組みがややこしかったので実際に回って2つの違いを徹底比較してみた

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アンコールワットの回り方には、大回りと小回りルートがあるらしい。

大回り小回りって何?アンコールワット周遊の仕組みがややこしかったので実際に回って2つの違いを徹底比較してみた

・アンコールワットの大回り小回りって何だよ!
・大回り、小回りルートグーグルマップ図解
・小回りルートの寺院一覧
・小回りルート写真集
・大回りルートの寺院一覧
・小回りルート写真集
・実際に回って感じた大回り、小回りルートの違い

・アンコールワットの大回り小回りって何だよ!

アンコールワットを見るために、タイからカンボジアのシェムリアップにやって来た。アンコールワットを巡るのって別に普通に回ればいいんでしょと思っていたが、どうもそうでもないらしい。アンコールワット遺跡郡の広大な敷地内にかなり多くの寺院があるため、その巡り方も大きくわけて2つあるらしい。

その2つとは、大回りルート(Grand tour)と小回りルート(Small tour)だという。

ぼくはその情報を最初に知った時とっさに、ややこし!!知らんがな!!と思ってしまった。大回り、小回りの詳細なルートは次々に出てくるものの、どっちがどんな感じで、どんな特徴があって、大まかにどう違うのか、インターネット上を調べてみてもモヤモヤしていてよくわからなかった。

ぼくはシェムリアップに10日間滞在し、アンコールワットを3日間かけてゆっくりと回ってきた。1日目は小回りルート、2日目は大回りルート、3日目は好きだった寺院を転々とという風に、結構充実したアンコールワット巡りができたと思う。

アンコールワット巡りに超便利!シェムリアップで電動バイク(Green e-bike)を借りてみた

電動バイクを使ってじっくり大回りも小回りもどちらも回ったぼくが、大回り、小回りって大まかにどんな感じで違うのかをまとめたいと思う。

 

・大回り、小回りルートグーグルマップ図解

大回り、小回りの大まかな流れはこんな感じ!赤いのが小回り、青いのが大回り!ルート上のすべての寺院の詳細は以下に記載。

 

・小回りルートの寺院一覧

アンコール・ワット(Angkor Wat)
プノン・バケン(Phnom Bakheng)
アンコール・トム(Angkor Thom)
チャウ・サイ・デボーダ(Chau Say Thevada)
タケウ(Ta Keo)
タプローム(Ta Prohm)
バンテアイ・クデイ(Banteay Kdei)
プラサット・クラヴァン(Prasat Kravan)

合計30kmほど

 

 

・小回りルート写真集

アンコール・ワット(Angkor Wat)

 

プノン・バケン(Phnom Bakheng)

 

アンコール・トム(Angkor Thom)

 

チャウ・サイ・デボーダ(Chau Say Thevada)

 

タケウ(Ta Keo)

 

タプローム(Ta Prohm)

 

バンテアイ・クデイ(Banteay Kdei)

 

プラサット・クラヴァン(Prasat Kravan)

 

・大回りルート写真集

プリヤ・カーン(Preah Khan)
ニャックポアン(Neak Poan)
タ・ソム(Ta Som)
東メボン(East Mebon)
プレループ(Pre Rup)
スラ・スラン(Sras Srang)

合計40kmほど

 

 

・大回りルート写真集

プリヤ・カーン(Preah Khan)

 

ニャックポアン(Neak Poan)

 

タ・ソム(Ta Som)

 

東メボン(East Mebon)

 

プレループ(Pre Rup)

 

スラ・スラン(Sras Srang)

 

・実際に回って感じた大回り、小回りルートの違い

実際に大回りルート、小回りルートを電動バイクでじっくり回ってみて、このふたつは全然別物であるように感じた。

まず、人の量が全然違う!小回りルートではそれぞれの寺院が中国人や西洋人のツアー客や団体客でごった返して混雑していたのに対し、大回りルートの寺院ではどの寺院でも平穏で静かなまさに「遺跡」らしい時間が流れていた。小回りルートでは撮影の順番を待たなければいけなかったり、行列ができているせいでスムーズに前に進めなかったりと、大人気観光地に来たという煩わしさが心に残った。

逆に、映画に出ていた寺院や有名で見所の多い寺院が含まれているのが、小回りルートの特徴のようだ。寺院タプローム(Ta Prohm)がアンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥームレイダー」で使用されていたり、アンコールワットという言葉から人々が想起するであろう四面像を持つアンコール・トムなど、小回りルートには、はるばるアンコールワットに来たんだという気持ちを起こさせてくれる見所が満載だ。1日だけのアンコールワット観光で気軽に回ろうとするツアー客は、おそらく大体小回りルートを選んでいることだろう。

ぼくは、人にはそれぞれ似合う服があるように、遺跡や寺院にも似合う服があると思っている。遺跡や寺院に似合うのは、静寂という衣服だ。遺跡や寺院は静寂をまとってこそ、真のよさや趣を感じられるのであり、その静寂の中で歴史や自分の心と向き合ってこそ、訪れる価値があるのだと思っている。アンコールワットなんて密林の中に何百年も隠されていた神秘の寺院群だ。そんなアンコールワットこそ、時の流れを忘れてしまいそうな平和な静寂に包まれていることを望んでしまう。

逆に人が溢れているやかましい寺院というのは本当にがっかりしてしまう。そのようなぼくの感性から、ぼくは小回りルートよりも大回りルートの方が断然お気に入りだった。1日目小回り、2日目大回りルートを回って、3日目にはお気に入りの寺院だけを再度回ったのだが、ぼくが回ったのは大回りルートの寺院だけだった。

人にはそれぞれ違った感受性があるので、もしもアンコールワットを回ろうとした時に、小回りにするか、大回りにするか、はたまたどちらも回るか、考える際にこの文章が役に立てば幸いです。

 

 

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