アズレージョに風見鶏にキリスト教会!南インドゴア州パナジはポルトガル植民地時代の面影を残すカラフルな街だった

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ゴアのパナジがポルトガルっぽくて素敵!!!!!

アズレージョに風見鶏にキリスト教会!南インドゴア州パナジはポルトガル植民地時代の面影を残すカラフルな街だった

・憧れの南インドの冒険に出発しよう
・ポルトガルの東方進出の拠点として栄えたゴアの歴史
・ゴアの街に散らばる美しいアズレージョの風景
・ゴアで見かけたポルトガルらしい風見鶏
・巨大なパナジ大聖堂も!パナジにはキリスト教会がいっぱいだった
・パナジの家はカラフルでとてもフォトジェニック
・パナジ市場は南インドのフルーツや野菜の宝庫
・坂道の多いパナジはやっぱりポルトガルに似ている

・憧れの南インドの冒険に出発しよう

ぼくはインド一周の旅の中で首都のデリー、タージマハルのあるアーグラー、エッチな遺跡のあるカジュラーホー、聖人に出会ってテレビデビューまでしたサガール、インド最古の仏教遺跡のあるサーンチー、エローラ石窟群とアジャンター石窟群まで日帰り旅行できるアウランガーバード、5つ星タージマハル・ホテルに泊まった大都会のムンバイと巡り、ついに南インドのゴアへ到着した。

北インドと全然違う!ムンバイからゴア州パナジを目指して南インドの冒険が始まった

大航海時代に西洋がアジア進出の拠点とした代表的な街としてマレーシアのマラッカ、中国のマカオ、そしてインドのゴアがあるという。これらの街はアジアと西洋が混在したような独特の不思議な空気が流れているので、世界中でそこでしか味わえない経験ができるという意味でぼくはとても好きだった。これまでの人生の旅路でマラッカ、マカオは比較的手軽に行くことができたので行ったことがあったが、インドという国のハードルが高く、ゴアだけはまだ訪れたことがなかった。

今回ようやくインドに来ることができたので、南インドの旅の出発点としてぼくはゴア最大のパナジという街を選んだ。

 

 

・ポルトガルの東方進出の拠点として栄えたゴアの歴史

ゴアと言ってもゴアという街があるわけではなく、ゴアとはアラビア海に面したインド亜大陸のちょうど真ん中にある小さな州の名前である。ゴア州の中に様々な街やビーチが点在する形となっている。1510年ポルトガル艦隊が占領して以来、長い間この土地はポルトガルの東方進出の拠点として栄えた。ここを占領したポルトガル人はリスボンに似た街を作り、最盛期には20万人の人口を超えたと言われている。パナジはポルトガル植民地時代の面影を強く残している場所として人気が高い。オランダ、イギリスの勢力が強まるにつれ、ポルトガル植民地としてのゴアは次第に衰退していったという。

 

・パナジの街に散らばる美しいアズレージョの風景

 

ぼくの人生初めての一人旅はポルトガルだった。ポルトガルの風景では街中に散りばめられたアズレージョと呼ばれるモザイク柄のタイルや、風見鶏の置物が思い出に残っている。そしてかつてポルトガルの植民地だったここゴア州のパナジでも、全く同じような景色を見ることができて感動した。

 

やっぱりアズレージョって本当に綺麗!ポルトガルや南スペインのアンダルシアにしかないと思っていたアズレージョにまさかのインドで出会えるなんてびっくり!アズレージョはイスラム教徒に支配されたこともあるイベリア半島らしいイスラム世界と西洋世界の不思議な融合という感性が独特でとても気に入っていたが、まさかそこにインド世界まで入り込んだ光景をゴアで見ることができるなんて思いもよらなかった。世界は複雑に影響し合い、意外な場所で絡み合っている。

 

・パナジで見かけたポルトガルらしい風見鶏

 

ポルトガルらしい風見鶏もパナジではよく見かけた。風見鶏のアズレージョから、風見鶏のお土産まで!

 

風見鶏の置物や食器のお土産は本当に可愛くて買おうか迷ったが、これから先も長く長いインドの旅を続けるので重いものはなるべく避けようと我慢した。

 

・巨大なパナジ大聖堂も!パナジにはキリスト教会がいっぱいだった

 

ヒンドゥー教寺院や仏教寺院ばかりでこれまでのインドの旅路ではほとんど見かけなかったキリスト教会を、ここゴアのパナジでは数多く発見した。普通に街を散策しているだけでもいくつものキリスト教会に出くわすという印象だ。

 

 

教会だけではなく、アズレージョでもキリスト教世界が見事に美しく表現されている。

 

 

キリスト教は西洋人がアジアを支配するための都合のいい手段として、布教が進められたという歴史を持つ。ようやく長い西洋支配から独立することができた今のインドでもなお、キリスト教は多くの人々によって信仰されていた。南インドではキリスト教徒が増えると聞いていたが、旅をしていてこれほど如実に実感できるとは思わなかった。これから先の南インドの冒険でも、キリスト教は信仰の中心という印象だった。それは北インドでは全く感じられなかった、インドの新しい側面だった。

 

巨大で大迫力のパナジ大聖堂!中には入ることができず、仕方なく前で写真を撮るだけとなった。

 

・パナジの家はカラフルでとてもフォトジェニック

ゴアのパナジは立ち並ぶ家がカラフルで、ものすごくフォトジェニック!ここが観光地として人気で魅力的な理由もわかる。

 

・パナジ市場は南インドのフルーツや野菜の宝庫

パナジ市場はフルーツや野菜の宝庫だった!流暢に英語を話すおばちゃんに営業され、マンゴーを買いそうになったがぼったくり価格だったので逃げて帰った。南インドの素朴そうなおばちゃんだったのに意外!これまでのインドの長旅で、マンゴーの相場を脳に刻みつけておいて本当によかった!

 

 

・坂道の多いパナジはやっぱりポルトガルに似ている

パナジは小高い丘もありかなり坂道が多い印象。丘の上から見るパナジの風景。坂道が多いという点も、やっぱりポルトガルのリスボンに似ているような気がする。

 

 

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