仏教四大聖地!ブッダが悟りを開いた菩提樹のあるブッダガヤのマハーボディー寺院(大菩提寺)を参拝した

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仏教四大聖地!ブッダが悟りを開いた菩提樹のあるブッダガヤのマハーボディー寺院(大菩提寺)を参拝した

・ついにインド仏教巡礼の旅が始まる!
・ブッダによる四つの聖地の説明(大パリニッバーナ経より)
・ブッダが悟りを開くまでの経緯と仏教四大聖地とは?
・マハーボディー寺院(大菩提寺)の入場料の詳細
・ブッダガヤの大菩提寺は早朝5時30分から開いている
・アショーカ王が建立した大菩提寺の仏塔
・ブッダが悟りを開いた菩提樹は仏塔の裏に聳え立っていた
・菩提樹を参拝した後は、仏塔を一周

・ついにインド仏教巡礼の旅が始まる!

ぼくはインド一周の旅の中で首都のデリー、タージマハルのあるアーグラー、エッチな遺跡のあるカジュラーホー、聖人に出会ってテレビデビューまでしたサガール、インド最古の仏教遺跡のあるサーンチー、エローラ石窟群とアジャンター石窟群まで日帰り旅行できるアウランガーバード、5つ星タージマハル・ホテルに泊まった大都会のムンバイ、ピースフルな空気漂う南インドのゴア州、全裸の大仏が聳え立つジャイナ教の聖地シェラバナベラゴラ、南インドの伝統古典舞踊カタカリダンスを見られたケララ州のコーチン、東インドの大都会コルカタを経由して、ついにこの旅最大の目的である仏教巡礼の旅を開始するためにブッダガヤを訪れた。

 

 

・ブッダによる四つの聖地の説明(大パリニッバーナ経よりp.138)

アーナンダよ。信仰心のあるまじめな人が実際に訪ねてみて感激する場所は、この四つである。その四つとはどれであるか?

修行完成者はここでお生まれになったといって、信仰心ある良家の子が実際に訪ねて見て感激する場所がある。

修行完成者はここで無上の完全な悟りをひらかれたといって、信仰心ある良家の子が実際に訪ねて見て感激する場所がある。

修行完成者はここで教えを説き始められたといって、信仰心ある良家の子が実際に訪ねて見て感激する場所がある。

修行完成者はここで煩悩の残りの無いニルヴァーナの境地に入られたといって、信仰心あるまじめな人が実際に訪ねて見て感激する場所がある。

アーナンダよ。誰でも、祠堂(チェーティヤ)の巡礼をして遍歴し、浄らかな心で死ぬならば、かれらはすべて、死後に、身体が壊れてのちに、善いところ、天の世界に生れるであろう。

 

・ブッダが悟りを開くまでの経緯と仏教四大聖地とは?

仏教には四大聖地が存在し、まとめると以下の通りだ。

ルンビニ(ネパール) ブッダ生誕の地
ブッダガヤ(インド) ブッダが悟りを開いた地
サールナート(インド) ブッダが初めて説法した地
クシナガラ(インド) ブッダ入滅の地

ぼくはこれまで、大学の卒業旅行で訪れたネパール旅行の際にブッダの生まれたルンビニにだけは行ったことがあったが、その他は未知なる恐ろしいインドに位置していたので行くことのないままだった。今回ついに意を決して恐ろしいインドへ飛び込んだので、ずっと憧れだった仏跡を巡礼することができた。

ブッダは釈迦族の王子としてルンビニで生まれ、妻や子供もおり何不自由ない生活をしていたが、生老病死に苦しむ世間の人々を見て、人生の苦しみを痛感し29歳の際に出家に至ったとされる。その後は厳しい断食修行を行っていたが悟りを開くことはなかった。35歳になったブッダはブッダガヤのそばの川で沐浴をし、スジャータという村娘から乳粥の布施を受けたことで弱り切った体力を回復し、ブッダガヤの菩提樹の下で瞑想し悟りに至ったとされる。そもそもブッダという名前は”目覚めた人=悟った人”という意味なので、ブッダという人はこのブッダガヤの地で誕生したとも言えるだろう。

 

・マハーボディー寺院(大菩提寺)の入場料の詳細

ブッダが悟りを開いた菩提樹のあるマハーボディー寺院(大菩提寺)の入場料は無料だったが、カメラを持ち込むならば100ルピー必要だった。100ルピーは160円くらいなので外国人価格でぼったくってくる傾向のあるインドからすればかなり良心的な値段だが、厄介だったのはスマホも預けなければ大菩提寺に入れないということだった。

ぼくはこの時来月の杉並区のワクチンバイト案件を狙っており、MRTを常に見張らなければならないのでスマホを手放すことはかなり心苦しかったが、ブッダが悟りを開いたという神聖な場所に入るためにはお金への執着を断たなければならないというこれも一種の修行かと覚悟し、潔くスマホを預けて大菩提寺へ入場した。もしもこれで境内にいる間に杉並区案件が出てしまったらさようならぼくの日給10万円×4という悲しい結末だが、もはやありがたいブッダの菩提樹を見られるのだから後悔はすまい。

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・ブッダガヤの大菩提寺は早朝5時30分から開いている

大菩提寺は何と朝5時半から開いていた。ぼくはコルカタから夜行バスでやって来てブッダガヤに5時に着いてしまったが、ホテルに荷物を置かせてもらうことができ早朝6時に大菩提寺で出かけた。早朝のブッダガヤはまだ人の姿も少なく、意外と長閑な田舎町という雰囲気で心が安らぐ。

 

・アショーカ王が建立した大菩提寺の仏塔

 

神聖な朝の空気に包まれて大菩提寺へ入っていく。ブッダが悟りを開いたという菩提樹はどこにあるのだろうか。

 

 

鮮やかな色の花を飾るというのは、仏教でもヒンドゥー教でも共通しているインドの祈りの形のようだ。古代からある寺院や遺跡は地味な色彩が多いので、その中に鮮やかな花が供えられるとその美しさがなお一層より引き立つ。

 

 

アショーカ王が紀元前3世紀に建立した寺院を起源とする高さ25メートルの仏塔。この仏塔が大菩提寺の中心のようだ。数多くの仏教徒たちが熱心に祈りを捧げている。

 

 

仏塔の中には黄金に光り輝くブッダの坐像が!

 

遠くから集団で来ている仏教徒も多いよう。こんなに早朝から並んでひたすらにお経を唱えているのも、修行の一環だろうか。

 

・ブッダが悟りを開いた菩提樹は仏塔の裏に聳え立っていた

 

一周しようと仏塔の裏まで回ると、ついにその菩提樹が姿を現した!遠い昔にブッダが瞑想し悟りを開いたとされる菩提樹。この木はその直接の末裔であるとされている。

 

 

菩提樹の周りは頑丈に柵で囲われており、中にはブッダが座した場所を示す金剛座が置かれている。

 

涼しい菩提樹の影に腰掛けて休息する。猛暑期のインドでは、いや世界中のどこを旅していても、木陰というのは涼しさという恵みを与えてくれるので旅人にとって本当にありがたい。クーラーとは異なり、木陰は自然で優しい涼しさの風をいつも感じさせてくれる。旅に出て気付くのは、人間が動物として忘れかけていた原始的な当たり前の感性なのかもしれない。

 

 

・菩提樹を参拝した後は、仏塔を一周

 

菩提樹の前の階段を登っていくと、大菩提寺を一望することができた。

 

仏塔を一周して大菩提寺の参拝を終えた。約1時間半の滞在だった。幸いなことにMRTの杉並区ワクチン案件は、ぼくの参拝中には出なかったようだ。これも仏の慈悲によるものだろうか。

 

 

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