ヒンディー教の神秘的すぎる礼拝!インドの一大聖地バラナシのアールティ・プージャを見学した
・ぼくのインド一周の最終目的地はバラナシ
・インドと言えばバラナシ、バラナシと言えばガンジス川
・バラナシで毎晩開催されるアールティ・プージャという礼拝を見に行こう
・ヒンディー教の一大聖地!ガンジス川沿いのアールティ・プージャが神秘的過ぎた
・アールティ・プージャのYouTube動画はこちら!
・バラナシの夜はマンゴーヨーグルトに初挑戦
目次
・ぼくのインド一周の最終目的地はバラナシ
ぼくはインド一周の旅の中で首都のデリー、タージマハルのあるアーグラー、エッチな遺跡のあるカジュラーホー、聖人に出会ってテレビデビューまでしたサガール、インド最古の仏教遺跡のあるサーンチー、エローラ石窟群とアジャンター石窟群まで日帰り旅行できるアウランガーバード、5つ星タージマハル・ホテルに泊まった大都会のムンバイ、ピースフルな空気漂う南インドのゴア州、全裸の大仏が聳え立つジャイナ教の聖地シェラバナベラゴラ、南インドの伝統古典舞踊カタカリダンスを見られたケララ州のコーチン、東インドの大都会コルカタを経由して、ついにこの旅最大の目的である仏教巡礼の旅を開始した。
まずはブッダガヤを訪れ、ブッダが悟りを開いたと言われる菩提樹のあるマハーボディー寺院を参拝した。次にブッダが法華経などを説法し、ブッダが亡くなる最後の旅の出発点ともなったラージギルの霊鷲山(りょうじゅせん)にも赴いた。さらにはパトナ市を経由し、情報の少ない中ブッダが亡くなった聖地クシナガラへと何とか辿り着いた。この旅最大の目的地であるクシナガラに来ることができて感無量だ。まさにブッダ入滅のお姿を表現している涅槃像を、ブッダ入滅の聖地クシナガラで参拝することができ、魂は巡礼の喜びで満たされた。
クシナガラ巡礼後はローカルバスを乗り継いで、インド一周の旅の最終目的地バラナシへと向かった。
・インドと言えばバラナシ、バラナシと言えばガンジス川
インドと言えばバラナシ、バラナシと言えばガンジス川というように、ぼくの頭の中ではインドとバラナシとガンジス川はすべてイコールで結びついていた。はっきり言ってバラナシへ来なければインドの旅をしたとは言えないのではないかとすら思っていた。それくらいぼくの中ではバラナシは重要な意味を持ち、ガンジス川の沐浴や火葬場など、インドの旅の典型的な光景はそのほとんどがバラナシにまつわるものではないかと、インドの旅に出る前から感じられていた。
実際に1か月以上かけてインドを一周するまで、インドがこんなに多種多様で興味深い国だとは全く知らなかった。訪れる前はインドの旅と言えばタージマハルとバラナシくらいしか思いつかなかったからだ。しかし本当のインドは底なし沼のように奥深く、それどころかインドを全部見て回るにはとても1か月ちょっとじゃ全然足りないことを痛感させられた。今回はインドをグルっと一周できるよう効率的な旅路を優先的に選んだが、インド北西部のラージャスターンで砂漠も見たかったし、北部のラダックでチベット世界を体感したり、紅茶で有名な北東部のダージリンも巡ってみたかった。実はもっともっと行きたいところはあったので、それは次のインドの旅に取っておくことにしよう。
それにしても生まれて初めてインドへとはるばるやって来たというのに、バラナシへ行かないという選択肢はぼくには到底考えつかなかった。ちょうどインド一周の旅の最終目的地をバラナシに設定すれば、そのままデリーまでLCCで飛んで日本へ帰国することができる。マイナーな場所もいっぱい行ったぼくのインド旅は、あまりに最もインド的なバラナシで幕を閉じることになった。
・バラナシで毎晩開催されるアールティ・プージャという礼拝を見に行こう
バラナシ旧市街に位置する安宿に着いたのはもう夕方だったので、この日はもう観光しないつもりだった。しかしヒンドゥー教の一大聖地であるここバラナシでは、夜になるとアールティ・プージャという礼拝が毎日行われるということで、移動で疲れ切った身体を奮い立たせてガンジス川のほとりまで見学に行った。
19時過ぎに出かけたが、バラナシは夜でもすごい人だかりだった。きっとみんなぼくと同じようにアールティ・プージャを見に行くのだろうか。夜なのでガンジス川は闇の中にあり、どのような風景が広がっているのかこの時はまだわからなかった。
・ヒンディー教の一大聖地!ガンジス川沿いのアールティ・プージャが神秘的過ぎた
ガンジス川沿いを歩いていくと、簡単にアールティ・プージャの舞台を発見することができた。ガンジス川沿いのガートはそんなに広くはないし、アールティ・プージャは夜のバラナシの中心的存在という感じでみんなアールティ・プージャの方へと集まっていくのでどんな夜でも見つけやすいだろう。
そこには摩訶不思議で神秘的なヒンディー教の世界が展開されていた!具体的には多くのインド人たちに取り囲まれながら、5つの舞台上でオレンジの衣装を身にまとった5人の若い僧侶(バラモン?)がガンジス川に向かって祈りを捧げている。その祈祷方法は多種多様であり、それぞれが何を意味しているかはわからないがクジャクの羽でできたうちわを振り回したり、鐘を鳴らしたり、ほら貝を吹いたり、ふわふわのほうきを振りかざしたりして、異教徒でも見ていて飽きることがない。5人の僧侶はガンジス川に向かってひざまずいたり、土下座をしたり、クルクル回ったり、様々な動きを同時に進めていた。まるで舞台上でアイドルが振付をこなしているようにも見えた。そういえば舞台上にはおじいさんのような高僧はおらず、もしかして若くてかっこいい僧侶だけを集めている?
インド人が彼らを囲んで祈る熱気もすさまじく、これがヒンドゥー教の一大聖地の迫力かとただただ恐れ入るばかりだった。
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・バラナシの夜はマンゴーヨーグルトに初挑戦
アールティ・プージャを見学した後は、バラナシ旧市街のヨーグルト屋さんでマンゴーのヨーグルトを食べた。バラナシのヨーグルト美味しい!
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