合計10時間移動!ローカルバスでクシナガラからゴーラクプルを経由してバラナシまで移動する方法を徹底解説

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インド仏教巡礼の旅を終えて、ついにバラナシへ移動!!!!!

合計10時間移動!ローカルバスでクシナガラからゴーラクプルを経由してバラナシまで移動する方法を徹底解説

・ぼくのインド仏教巡礼の旅
・コルカタ、ブッダガヤ、ラージギル、クシナガラ、バラナシの旅路
・クシナガラからバラナシへの移動は、ゴーラクプルを経由しよう
・クシナガラからローカルバスに乗ってゴーラクプルのバスステーションまで向かおう
・ゴーラクプルからバラナシまでのローカルバスは合計3回も乗り換えがあった
・ゴーラクプルからバラナシへの移動は電車の方が便利だったかも?

・ぼくのインド仏教巡礼の旅

ぼくの今回のインド一周の旅の最大の目的は、ブッダが亡くなったという入滅の地「クシナガラ」を訪れることだった。10年前のネパールの旅の中でブッダ生誕の地「ルンビニ」へ行ったことがあったので、今度は亡くなった場所を巡礼したいというのがぼくの10年来の憧れだった。またブッダの生涯は謎に包まれているが、死に至る最後の旅については「大般涅槃経」もしくは「大パリニッバーナ経」として克明な記録が残されていて、作家の五木寛之さんが「仏教への旅」という番組でその大般涅槃経に沿った深遠な旅をするのを見たというのも、ぼくがクシナガラを特別に訪れたい理由のひとつとなった。

ブッダ生誕の地ルンビニや、ブッダ入滅の地クシナガラ、ブッダが悟りを開いたブッダガヤーや、ブッダが好んでよく説法を説いたと言われるラージギルは、地理的にはインド北東部〜ネパールの南部に集中しているが、それぞれがかなり辺鄙なところにあり移動も不便でややこしいことから、個人旅行としてのインド仏跡巡礼の旅は困難を極めた。しかしだからこそ自らで旅路を切り拓き、ずっと憧れていた仏教にまつわる聖地へ辿り着いた感動は言葉にできないほどに大きなものだった。

今回の記事では移動が不便で情報も少なかったインド仏教遺跡間の移動方法を、自分自身の経験を踏まえて解説していこうと思う。これからインドの仏教巡礼の旅をする日本の人々のお役に立てれば幸いである。

 

 

・コルカタ、ブッダガヤ、ラージギル、クシナガラ、バラナシの旅路

ぼくはコルカタ、ブッダガヤ、ラージギル、クシナガラ、バラナシの順にインド仏教巡礼の旅路を進めた。コルカタからブッダガヤまで夜行バスで移動する方法をまとめた記事はこちら!

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・クシナガラからバラナシへの移動は、ゴーラクプルを経由しよう

ブッダガヤ、ラージギル、クシナガラとインド仏教巡礼の旅を終えて、ついにバラナシへと移動する日がやって来た。インドの仏跡というのは世界中から数多くの巡礼者が集まるだろうからもっと交通網が整えられているかと思っていたが全くそんなことはなく、不便な辺境の小さな町ばかりという印象だった。公共交通機関を使って個人で仏跡を回るにはそれなりの手間と時間がかかることを覚悟しなければならないだろう。

それに比べてバラナシはインド屈指の巨大観光地であり、ガンジス川の流れるヒンドゥー教の有名な聖地であることから、バラナシへの移動方法は充実しており、クシナガラからバラナシへ行くのに苦労することはなさそうだった。クシナガラからバラナシへ行くための直行の移動手段はなく、途中の大きな町であるゴーラクプルを経由する必要があるということだった。ぼくはクシナガラの宿のおじさんのアドバイスに従って、ローカルバスを使ってクシナガラからゴーラクプルまで移動、さらにゴーラクプルのバスステーションからバラナシ行きの長距離バスに乗ってバラナシを目指すことにした。ゴーラクプルとバラナシ間では電車も通っているということだったが、バスの方が気楽に乗れそうだ。

クシナガラの宿のおじさんによると、クシナガラからゴーラクプルまでのローカルバス、およびゴーラクプルからバラナシまでは多数のバスが走っているので、予約も必要なく飛び込みで簡単に乗れるだろうということだった。ぼくはそれを信用して、クシナガラからバラナシまでバスで移動してみることにした。しかしクシナガラからバラナシへの移動もなかなか意外なことが起こり続ける波乱の道のりとなった。

 

・クシナガラからローカルバスに乗ってゴーラクプルのバスステーションまで向かおう

 

まずはクシナガラからローカルバスに乗り込み、ゴーラクプルへと移動する。夕方にはバラナシへと到着できるように、朝7時くらいにクシナガラを出発した。クシナガラは小さな町だが1本だけ国道のような大きな道路が通っており、その道路に立っていればゴーラクプル行きのバスが通るので手を上げて乗せてもらう。バス停らしいバス停はなかった。ぼくは宿のおじさんにバイクに乗せてもらってその道路まで連れて行ってもらい、さらにローカルバスに乗り込めるまでそのおじさんがサポートしてくれたので困ったことはなかった。インドのホテルの人はみんな優しい!

1時間ほど乗るとゴーラクプルに到着した。料金は83ルピー(130円くらい)。そのローカルバスの終着点はゴーラクプルの鉄道駅らしいが、ぼくはゴーラクプルのバスステーションからバラナシ行きのバスに乗らなければならないのでバスステーション近くの「University Chauraha」というバス停で降ろしてもらった。そして「Kachahari Bus Stand」というゴーラクプルのバスステーションへと向かった。いずれもグーグルマップで検索可能な名前だ。

 

University ChaurahaからKachahari Bus Standまで徒歩20分ほど。しばしの間だけ通りすがりのゴーラクプルの街並みを楽しみながら歩いた。他のインドの街と比べてゴミがあまり落ちておらず清潔で爽やかな印象だった。

 

・ゴーラクプルからバラナシまでのローカルバスは合計3回も乗り換えがあった

 

そしてぼくがKachahari Bus Standに着くや否や、そこに停まっていたローカルバスのおじちゃんにどこに行くのかと聞かれたのでバラナシだと答えると、じゃあこのバスだとすぐに案内してくれえた。ぼくはバラナシ行きのバスがあまりに簡単に見つかったので拍子抜けした。しかしゴーラクプルからバラナシまでは約200km、バスで5〜6時間ほどの道のりだというが、案内されたそのバスはあまりにローカルっぽい素朴なバスでとても長距離バスには見えなかった。ぼくはこれは怪しいと思い、何回も「バラナシ行きか?」と確認したがそうだという答えしか返ってこないので、このローカルバスに乗り込んだ。本当にこんなバスで5時間も走れるのだろうか。

 

 

ぼくの怪しいという直感は当たり、やはりこのバスは直接バラナシへと行くわけではなく、途中で乗り換えてバラナシへ行く仕組みになっていたのだった。最初はBarhalganjという町でいきなり降ろされて、すぐ隣のバスに乗るように誘導された。言われた通りに別のローカルバスに乗り換える。この乗り換えだけでバラナシへ行けるならまだいいかなと思っていたが、なんと今度はAzamgarhという途中の街でまたバスを乗り換えさせられて、何回乗り換えなあかんねんと若干疲れ気味になった。ゴーラクプルからバラナシへの直行バスはなかったのだろうか。もしかしたらバスステーションできちんと聞けば、直行バスへと案内されたかもしれないが、その場で案内されたバスに飛び乗ってしまったのでもはや後の祭りだった。

 

 

さすがにもう乗り換えることはないだろうと思っていたが、なんと次にはバラナシ郊外で降ろされてバスの乗客が全員トゥクトゥクに乗せられてしまった!これはさすがにイレギュラーな印象で、何かバスの故障などトラブルがあったのかと勘繰ったが、みんなヒンディー語で話しているだけなので事情はわからなかった。トゥクトゥクは無料で(バスのおじさんがトゥクトゥクドライバーにぼくたちの分のお金を渡していた)バラナシまで追加料金なしで辿り着くことができた。

 

ゴーラクプルからバラナシまで合計3回の乗り換え!所要時間は全て合わせて8時間ほどかかってしまった。200kmの移動に8時間なんて、本当にインドの移動は時間がかかりすぎる!料金はゴーラクプルからBarhalganjまで90ルピー(140円ほど)、Barhalganjからバラナシまでは350ルピー(560円ほど)だった。やっぱり時間はかかるけどローカルバスは安い!結局ローカルバスを駆使すればクシナガラからバラナシまで合計10時間もかかってしまった。

 

 

・ゴーラクプルからバラナシへの移動は電車の方が便利だったかも?

バラナシの宿で聞いたところによると、ゴーラクプルからバラナシへの移動は電車が直行で5時間くらいしかかからないので最も便利ということだった。そうだったのか!電車のチケットを買うのが面倒だったしすぐに満員になるのでぼくはインド旅ではすっかり電車よりもバスを使うようになってしまったが、この移動では電車の方がいいとかバスがいいとかそういう情報を的確に入手できるかどうかが上手にインド旅をするポイントなのかもしれない。今回の移動はクシナガラからゴーラクプルまでの移動はうまくいったが、ゴーラクプルからバラナシへの移動は乗り継ぎまくりのローカルバスよりも早くて直行の電車の方がいい選択肢だったのかもしれない。電車の値段はどれくらいなのか、電車の本数は多いのかを確認しつつ、電車かバスか選ぶのがいいだろう。

 

 

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