カラフルな天井絵が大迫力!!!!!

フォトジェニックな美しい天井!お遍路第37番「藤井山 五智院 岩本寺」は本堂のカラフルで色鮮やかな天井絵が見事だった
・高知県のお遍路のお寺はひとつひとつがかなり遠かった
・第37番岩本寺本堂と色鮮やかな天井絵
・第37番岩本寺大師堂
・第37番岩本寺境内の様子
・第37番岩本寺お納経(御朱印)
・第37番岩本寺御影、御姿
目次
・高知県のお遍路のお寺はひとつひとつがかなり遠かった
2020年四国お遍路逆打ち巡礼、次なるお寺は第37番「藤井山 五智院 岩本寺(ふじいさん ごちいん いわもとじ)」だ。この高知県に入ってからの第39番、第38番、第37番、第36番、第35番まではそれぞれ全然密集しておらずかなり距離が離れている。高知県が四国の中でも最も広大な面積を持つ都道府県だから仕方がないものの、それぞれのお寺が密集していない分参拝にどうしても時間がかかり、ゆっくりのんびりとお遍路の旅をしていくしかなかった。
ぼくたちは車でお遍路しているからいいものの、この一帯のお遍路は歩きだとどれほどの時間と体力が必要なのだろうか、見当もつかないほど高知の大地は広かった。車でお寺からお寺へと向かっていると、途中で本当に歩き遍路の人々を何人か見かけ、まるで古代の世界に生きているような心持がした。この便利な時代になってもなお、人々は弘法大師の教えを求めて、歩いて88の寺院を巡礼しているのだ。
800kmのキリスト教の道を歩くスペイン巡礼では、若い人々がたくさんいたものの、この日本のお遍路で歩いている人々は割と高齢者が多いように感じた。若い人で歩いているのは、外国人(欧米人)が多かったように感じる。日本のお遍路でもスペイン巡礼のように若い人にもたくさん知られ、流行し、若い歩き遍路の人々も増えれば楽しそうではあるが、日本の若い人々は長い休暇を取れないから難しいのだろうか。
しかし年老いて健康を損ねてからではできない、若い時にしかできないことも確かにあるだろう。若く健やかな時代というものは尊く、取り戻すことができないものであるが、日本の若い人々はあまりに自分のかけがえのない若い時代を労働(=他人のためになりお金を稼ぐこと)ばかりに費やしすぎではないだろうか。他人の役に立つことが結果的に金を稼ぐという自分のための行動へとすり替えられる労働というまやかし。人間の若く尊い時代というものは、月収30万円という価値で買い叩かれるほどに安いものなのだろうか。
・第37番岩本寺本堂と色鮮やかな天井絵






この第37番岩本寺で印象的だったのは、なんといっても本堂の天井絵だ!昭和53年に新築の際、全国から公募した花鳥風月から人間曼荼羅までの、なんと575枚もの絵が天井を彩っているという。カラフルで色鮮やかな美しさを天井にまとった本堂に祀られている御本尊は、不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩という5つもの仏様だという。
・第37番岩本寺大師堂

・第37番岩本寺境内の様子








・第37番岩本寺お納経(御朱印)

・第37番岩本寺御影、御姿
六つのちり 五つのやしろ あらわして 深き仁井田の 紙のたのしみ

