Dr.コトー診療所が沖縄に本当にあったなんて!!!!!
Dr.コトー診療所は本当にあった!ドラマのロケ地の日本最西端の孤島・与那国島へ行ってきた
・中島みゆき「銀の龍の背に乗って」に導かれ「Dr.コトー診療所」を見ていた
・医師として与那国診療所で働くことになった!
・与那国島に残されたドラマ「Dr.コトー診療所」内の診療所の建物
・Dr,コトーが走り抜けていた与那国の大自然の風景
目次
・中島みゆき「銀の龍の背に乗って」に導かれ「Dr.コトー診療所」を見ていた
昔人気のあったドラマに「Dr.コトー診療所」というものがあった。人気があったので2003年と2006年の2期に渡って放送され、その他特別編も放送されていたようだ。沖縄の絶海の孤島の診療所で働く医師が主人公の物語で、最初は島の人々に信用されていなかったが適切な治療を行なっていくうちに徐々に馴染んで信頼されるという物語だったように思う。ぼくは物語自体に興味はなかったが主題歌である中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」が名曲だったので、最後の主題歌を聞くために2003年のドラマは全話見たと記憶している。
あの蒼ざめた海の彼方で
今まさに誰かが痛んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに
ぼくはこの非力を嘆いている急げ悲しみ 翼に変われ
急げ傷跡 羅針盤になれ
まだ飛べない雛たちみたいに
ぼくはこの非力を嘆いている夢が迎えにきてくれるまで
震えて待ってるだけだった昨日
明日ぼくは龍の足元へ
崖を登り呼ぶよ「さぁ行こうぜ」銀の龍の背に乗って
届けに行こう命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って
運んでゆこう雨雲の渦を
中島みゆき曰く”銀の龍”とは、船が進んだ後に海の上にできる白い波の長い連なりが”銀の龍”のように見えたことからこの歌詞を作ったらしい。ただこの主題歌が好きだっただけで見ていたDr.コトー診療所のドラマだったが、まさか本当に自分が医者になり、Dr.コトー診療所のドラマが撮影された日本最西端の沖縄の絶海の孤島「与那国島」に1ヶ月働きに行くことになるなんて、ドラマを見ていたときには思いもよらない顛末だった。
・医師として与那国診療所で働くことになった!
ぼくは与那国島の診療所に1ヶ月勤めることになったのだが、もちろん実際の与那国診療所はドラマの中のDr.コトー診療所のように海辺に建てられた古くて壊れそうな建物ではなく、祖納という与那国で最も大きな集落の真ん中に建てられたもっと頑丈な感じのする立派な診療所だった。ぼくは本物の与那国診療所で1ヶ月働いたのだ。
しかしそれでもドラマで使われたDr.コトー診療所の建物は実際にまだ与那国に残っているということで、仕事が休みの日に行ってみることにした。Dr.コトー診療所の建物は、本物の与那国診療所のある祖納の集落内ではなく、与那国南部の比川の集落近くの海沿いに存在していた。
・与那国島に残されたドラマ「Dr.コトー診療所」内の診療所の建物
Dr.コトー診療所の建物は開放されていて、大人は300円で入場することができる。高校生以下は無料。基本は無人で誰もいなかった。玄関ではレトロなテレビから中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」がエンドレスリピートで流れており、自分は本当にDr.コトー診療所まで来てしまったんだという深い感動が味わえる!与那国島は日本の最西端、琉球諸島の中でも他とはかけ離れた絶海の孤島であり、天気のいい日には海の向こうに台湾が望めるという、もはや日本と異国の境界線のような辺境の島だ。そんな島へしかも観光旅行もなく、医者としてたどり着いたなんて何と数奇な運命だろうか!
診察室にはレトロな電話やそろばんが無造作に置かれており、少し散らかっている感じがまた味わい深い。窓の外には与那国の紺碧の海が見え、まさに誰もがイメージする「離島の診療所」という印象だ。しかし実際にこんなに沖縄の海の近くに診療所があったなら、台風の日にはたどり着けなくてさぞかし困るだろう。
Dr,コトーといえば美しい与那国の大自然の中を自転車で走り抜けて行く姿が印象的だ。あの自転車も、ドラマ内でDr.コトー診療所に立てられた旗も、しっかりと与那国島には残っていた。
・Dr,コトーが走り抜けていた与那国の大自然の風景
Dr,コトーが走り抜けていた与那国の大自然の実際の風景はこんな感じ!ドラマやテレビ画面で見るよりも、実際に訪れて迎えてくれる大自然の方が、やっぱり何百倍も美しいと感じた。大自然というものは、肉体と実際に対面してこそ感動が味わえるというものだ。