さて、ぼくがはるばるロシアまでやってきた大きな目標のひとつが、シベリア鉄道でのユーラシア大陸の横断である。まずはシベリア鉄道の切符を予約しないことにはお話にならない。
インターネットでも予約できるらしいが、せっかく実際にこの肉体はウラジオストクに来ているのだから、ウラジオストク鉄道駅でシベリア鉄道の切符をしようと思い、早速行ってきたのでレポートしたいと思う。
ウラジオストク駅でシベリア鉄道のチケットを予約購入しよう!
・ウラジオストク鉄道駅に入るには手荷物チェックあり
・チケット売り場は階段を下りて奥!
・あまり英語が通じないチケットカウンター
・鉄道駅でシベリア鉄道を予約する際に聞かれること一覧
・実はロシア人の友達に助けてもらった
目次
・ウラジオストク鉄道駅に入るには手荷物チェックあり
ますウラジオストク鉄道駅に入るためには、飛行機に乗る際のような手荷物検査が必要である。電車の駅に入るだけなのにチェックされるなんて、ここでまずロシアと他の国との違いに驚いた。
しかし、なんのことはない、この手荷物検査も形式的にやっているような感があり、とても気軽に駅構内まで入ることができる。駅の扉を開けると手荷物検査の機械がどーーーんとそびえているので気後れしてしまいそうになるが、全然厳かなイメージを抱かなくてもよいだろうという印象だった。
・チケット売り場は階段を下りて奥!
駅構内に入ると、広々とした待合室のようなところで人々はくつろいでいる。天井の装飾もウラジオストクの街の歴史を表しており美しい。
チケットを買うには向かって左奥まで進み、階段を下りて行く必要がある。“Tickets”という看板が掲げられているので、それをたどって行けば迷うことはないだろう。
駅の構内とは思えない、木造の手すりがレトロでエレガントな階段を下り切ると、左へと曲がり、トイレの前を突っ切って行ったところにチケット売り場は存在する。
・あまり英語が通じないチケットカウンター
ぼくが当たったチケットカウンターのおばちゃんは、英語が通じるんだが通じないんだが、わかってるんだかわかってないんだかなんともわからないおばちゃんだった。このおばちゃんに限らず、ロシア人の英語に関してはこのようなことが多い。
事前に何を尋ねられるかをチェックしておき、それをメモなどに書いていけば事がスムーズに進むことだろう。というわけで以下にぼくがシベリア鉄道予約をする際に尋ねられたことを一覧にしました。お役に立てれば幸いです。
・鉄道駅でシベリア鉄道を予約する際に聞かれること一覧
①日付、時間
②1等車か2等車か3等車か
③上のベッドか下のベッドか
①日付、時間
これに関しては、自分の乗りたい列車の日付、時間を伝える。日付を伝えるだけでも、何時の列車の選択肢があるのかを教えてくれるが、あまり伝わらないおそれもあるため、事前に自分で何時の列車があるのかをインターネットで確認するのも手かもしれない。
こちらのロシア鉄道の公式ホームページを使えば、出発駅と行き先を記入するだけで何時の列車が出ているのかを確認することができるので便利である。
②1等車か2等車か3等車か
1等車、2等車、3等車というのが、シベリア鉄道に乗ったことのない人にはイメージしづらいだろうし、ぼくも実際よくわからなかった。
もちろん1等車が最も高級であり、2等車は中間、3等車は庶民的な場所で主にロシア人が乗るもの、最も安価な車両とされる。旅行者は真ん中の2等車が無難だと、さまざまなホームページには記載されている。内容としては、1等車は2人部屋で広く使える、2等車は4人部屋で多少狭いが部屋ごとの仕切りがあるので盗難面などで安心、3等車はお互いの仕切りがない、よく言えば他の乗客たちとの交流も活発になるだろうとのことである。シャワーは基本どこの車両もないようで、ウラジオストクからモスクワまでノンストップで行く人ならば、7日間シャワーを浴びることができないということになる。わお!7日間も体を洗えなかったら、いったい人はどうなってしまうのだろうか…。
ぼくはウラジオストクからバイカル湖の近くのイルクツークまで、2等車の車両を予約することにした。初めての経験なので、まずは無難な選択で。2等車でも全然ならば、イルクツークからモスクワまでは、3等車にも挑戦してみたいと思う。
2等車にはトイレもあるし、食事も1回のみ食堂車で無料で与えられるようだ。
③上のベッドか下のベッドか
車両を決めたらベッドの位置を質問される。上の方が安く、下の方が高価だ。下のベッドであれば、部屋に付属の机を自由に使うこともできるし、窓の外だってゆっくり座りながら眺められるし、いちいち上のベッドまでよっこらしょとのぼる必要もないだろう。ぼくはとりあえず安い方がいいので、上のベッドを予約した。
・実はロシア人の友達に助けてもらった
さて、ここまで書いといてなんだが、このウラジオストク駅でのシベリア鉄道のチケット予約、ホステルで友人になった優しいロシア人の友達が付いてきてくれて、かなり助けてくれたのだ。それゆえ日本人の自分ひとりだけで行くよりも、かなり多くの情報をキャッチできたことだろうと思っている。
皆さんもチャンスがあれば、ホステルで優しいロシア人と友達になってみて!ほんとうに彼女のおかげでシベリア鉄道の予約は大助かりでした!スパシーバ、ソフィー!
Spasiba Sophie! Your t-shirt was sooooooo cute haha!