「僕たちは世界を変えることができない」を書いた葉田甲太先生と与那国島で医師として一緒に働いた思い出

 

映画にまでなった「僕たちは世界を変えることができない」を書いた先生と与那国島で医者修行!

「僕たちは世界を変えることができない」を書いた葉田甲太先生と与那国島で医師として一緒に働いた思い出

・ドラマ「Dr.コトー診療所」の与那国島で医者として働くことになった!
・「僕たちは世界を変えることができない」を書いた葉田甲太先生と与那国島で一緒に働いた
・不思議な筋膜リリースの治療法
・ストレッチの重要性について中学校で講演
・ティンダバナの山伏修行のお供に
・与那国島のヤシガニ騒動

・ドラマ「Dr.コトー診療所」の与那国島で医者として働くことになった!

ぼくはドラマの内容が好きだったというよりも、最後に流れる中島みゆきの名曲「銀の龍の背に乗って」が聴きたかったので、ドラマ「Dr.コトー診療所」を毎回見ていた。大自然に囲まれた離島の中で、外からやって来たひとりのお医者さんが地域の人々との交流の中で離島医療を頑張るという物語だった。

テレビ画面から流れてくるドラマのロケ地である日本最西端、沖縄県の絶海の孤島・与那国島の大自然の風景には圧倒され、毎回感動もしたが、不思議なことにあんな場所に行きたいという気持ちには特別ならなかった。どうせ簡単に行くこともできないような遠い場所だとドラマを見ていた当時は感じていたのだろう。

そんなぼくがまさか医者となって、ドラマのロケ地である与那国診療所に1ヶ月働きに出かけるなんて、運命というものは実に面白い導きを人生にもたらすものだと感じられた。

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・「僕たちは世界を変えることができない」を書いた葉田甲太先生と与那国島で一緒に働いた

与那国島ではぼくの他にもう一人研修医として離島医療を学ぶために与那国島を訪れていた先生がいた。その先生こそが葉田甲太先生で、なんと医学生時代にボランティアでカンボジアに学校を建てたという珍しい経験を持つ先生だった!さらにその経緯の詳細を記した「僕たちは世界を変えることができない」という本も出版し、本がヒットしたので向井理主演で「僕たちは世界を変えることができない」という映画にもなったのだった!

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ぼくと葉田先生はちょうど同じ時期に与那国島に来たので仲良くなって、一緒に与那国島で次々に不思議な経験をした。

 

 

・不思議な筋膜リリースの治療法

与那国診療所で学んだ中で最も不思議だと感じたのは「筋膜リリース」という手技だった。こんなの今まで大学や研修していた病院では見たこともなければ聞いたこともなかったので、いきなり与那国診療所で教えてもらったときには衝撃的だった。

「筋膜リリース」とは、エコー下で筋膜と筋膜の間に生理食塩水を注射するというやり方で、日常生活で困りがちな肩こりや腰痛や、その他様々な筋膜由来の痛みに効くらしい。与那国診療所の先生からこの「筋膜リリース」を教わり、ぼくと葉田先生はお互いにエコー下で注射器を刺して生理食塩水を注入しながら練習を重ねた。しかしぼくたちは肩が凝っていたり腰痛を持っていたわけではなかったので、その効果や改善具合を自身で知ることはできなかった。

 

 

・ストレッチの重要性について中学校で講演

与那国島の中学校でストレッチの重要性について講演するという任務も与えられた。ストレッチの重要性なんて全然知らないよとぼくも葉田先生も困っていたところ、与那国で働いている体操やストレッチに詳しい女性に助けてもらってなんとか講演を行うことができた。助けてもらったりお互いに協力し合えば、自分だけでは困難な出来事も乗り越えられるのだという好例となった。

中学生って言えば斜に構えたり、恥ずかしがってあまり喋らなくなる時期なので、ストレッチの講演にそんなに反応は起こらないかなと思っていたが。与那国島の中学生のみんなは熱心に講演を聞いてくれ、積極的に意見を言ってくれたり笑ってくれたり反応もとてもよかったので意外だった。離島で少人数で、周囲がみんな知っている人ばかりだと子供達の心ものびのびとして、変に過剰な自意識が芽生えたりお互いに疑い深くなることもなく、純粋で素直な心を持った中学生に育っていくのだろうか。とても素敵な中学校の環境だと感じた。

 

 

・ティンダバナの山伏修行のお供に

先日紹介したティンダバナでの山伏修行の見回りに、夜中ひとりではさみしかったので葉田先生についてきてもらったりもした。

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・与那国島のヤシガニ騒動

 

最も思い出深いのは、葉田先生と一緒にヤシガニを捕まえに行ったことだ。琉球諸島に生息する世界最大の甲殻類であるというヤシガニが実は食べられるという話を聞いて、ヤシガニを捕まえてみようということになったのだ。しかし葉田先生は都会育ちでヤシガニを触るのも嫌らしく、ぼくがヤシガニを捕まえるハンターの係、葉田先生が捕まえる箱を用意する係となった。どう考えてもぼくの役割の方が大変だ!!

夜に与那国島を一周して、なんと2匹のヤシガニを捕まえることができた!しかし料理するのは意外と大変だという地元の人の意見を聞き、もう逃がそうと思っていたところ、なんと箱に入れていた2匹のヤシガニのうち1匹がどこかに行って行方不明になってしまった!診療所の中のどこをさがしても見つからないので仕方なく残り1匹を逃がし、もう1匹は自分で外に逃げたのだろうということでやがてヤシガニのことは忘れ去られた。

 

 

与那国を去る前、ついにヤシガニの味を知ることができなかったと残念がっていると、民宿のおばちゃんが最後だからと特別にヤシガニを食べさせてくれた!ありがとうおばちゃんー!!!ヤシガニはやっぱり日本で食べるようなカニの風味に似ていたが、ちょっと生々しさの残る味だったように思う。美味しかったー!

そのままぼくは1ヶ月の任期が終わり、沖縄本島へ帰ることになった。実はぼくはこのとき、医者としての生活と旅したいという内なる炎の両立ができるのかを人生をかけて実験していた。その結果として、沖縄本島→宮古島3ヶ月→与那国島1ヶ月のように、医者として働きながら旅するように人生を歩むことに成功した。この後沖縄本島へと帰ってきてしまったわけだが、沖縄本島→宮古島→与那国と徐々に徐々に南下して移動してきたのだから、最後の最後に夏休みでそのままもっと南の台湾に移動して、ぼくの医者的な旅の実験を終えようと考えたので、そのまま夏休みで台湾旅行へと出かけてしまった。

旅人の炎

研修医として働きながら旅するように生きる方法

 

そんなこんなで台中のホテルに泊まっていた際に、まだ与那国にいる葉田先生から電話がかかってきた。何かな、与那国診療所に忘れ物でもしちゃったのかなと思って電話に出てみると、助けてほしいというヘルプの電話だった。なんとこの前どこを探しても見つからなかったヤシガニが、夜中に診療所内に出現したというのだった!診療所内にいるのは葉田先生しかおらず、先生はヤシガニが恐ろしくて触ることができないのでどうしたらいいかと台湾まで電話をかけてきたのだった!

だけどそんな事情で台湾にいるぼくに電話をかけてきたところで、ぼくに何ができるというのだろう!いくら台湾と与那国が近いからと言って、ヤシガニ退治にわざわざ与那国に舞い戻るわけにも行くまい。ぼくは葉田先生にとにかくもうヤシガニを見失わないように上から箱をかけて閉じ込めるようにアドバイスし、それから後のことは自分でなんとかしてくれーということで笑い合って電話は終わった。その後無事にヤシガニを逃がすことができたようだ。

与那国島の後の台湾旅行は、まだ与那国の風に吹かれている記憶が抜けないような不思議な感覚がした。

 

 

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