断崖絶壁の下に広がる絶景ビーチ!与那国島の民宿のご飯が大量だったので”六畳ビーチ”でお腹を空かせていた話

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絶海の孤島・与那国島の秘境感溢れる絶景ビーチ!!!!!

断崖絶壁の下に広がる絶景ビーチ!与那国島の民宿のご飯が大量だったので”六畳ビーチ”でお腹を空かせていた話

・ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地、日本最西端の与那国島で離島の医者を経験!
・沖縄独特の民宿のスタイル
・断崖絶壁の下に広がる絶景の”六畳ビーチ”
・与那国島の民宿の本当に美味しかったご飯たち

・ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地、日本最西端の与那国島で離島の医者を経験!

ぼくはドラマの内容が好きだったというよりも、最後に流れる中島みゆきの名曲「銀の龍の背に乗って」が聴きたかったので、ドラマ「Dr.コトー診療所」を毎回見ていた。大自然に囲まれた離島の中で、外からやって来たひとりのお医者さんが地域の人々との交流の中で離島医療を頑張るという物語だった。

”あの蒼ざめた海の彼方で
今まさに誰かが痛んでいる
まだ飛べない雛たちみたいに
ぼくはこの非力を嘆いている

夢が迎えに来てくれるまで
震えて待っているだけだった昨日
明日ぼくは龍の足元へ
崖を登り呼ぶよ さぁゆこうぜ

銀の龍の背に乗って
届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って
運んで行こう 雨雲の渦を”

テレビ画面から流れてくるドラマのロケ地である日本最西端、沖縄県の絶海の孤島・与那国島のあまりにも美しい大自然の風景には圧倒され、毎回感動もしたが、不思議なことにあんな場所に行きたいという気持ちには特別ならなかった。どうせ簡単に行くこともできないような、遥かなる遠い場所だとドラマを見ていた当時は感じていたからだ。

そんなぼくがまさか医者となって、ドラマのロケ地である与那国診療所に1ヶ月働きに出かけるなんて、運命というものは実に面白い導きと情緒を人生にもたらすものだと感じられた。

 

 

・沖縄独特の民宿のスタイル

1ヶ月間与那国診療所で働いている間、ぼくは与那国島の中心地・祖納にある民宿を利用していた。民宿は快適で心地よく、朝と夜のご飯もついていた。このご飯がとても美味しくて、与那国でとれたお刺身や様々な食材を使って1ヶ月間毎日違う献立が出て来たので嬉しかった。沖縄の民宿らしくご飯は部屋ではなく食堂に集まって、泊まっているみんなでゆんたく(おしゃべり)しながら食べることになる。1ヶ月も泊まっているとそれはそれはたくさんの人々が入れ替わり立ち替わり宿泊して行くので、その人の流れの中で自分だけが立ち止まり彼らと交流するのは楽しかった。

島の家庭料理や楽しいゆんたくも!沖縄離島の民宿の不思議なシステム

この民宿の夕食は、美味しいのだがとても量が多かったので、ぼくはいつもお腹を空かせて帰る必要があった。お腹を空かせないとすぐにお腹いっぱいで残してしまう可能性があり女将さんに申し訳なかったからだ。しかし診療所の仕事を終えた後の限られた時間の中でどうしたら効率よくお腹を空かせられるのだろう。色々試行錯誤した挙句、ぼくは”泳いでお腹を空かせる”というのが最も合理的な方法だと結論づけた。すなわち、仕事終わりに絶海の孤島与那国島のビーチでちょっとだけ泳ぐのだ。

 

 

・断崖絶壁の下に広がる絶景の”六畳ビーチ”

 

与那国にはいくつかのビーチがあるものの、ぼくが断然好きだったのは急峻な断崖絶壁の下に広がる秘境感満載の神秘的な”六畳ビーチ”だった。本当に冗談じゃなく断崖絶壁の間のけわしく細い道を下りていかないとたどり着けない場所なので、小さな子供や足腰の弱い人は行かない方がいいだろう。またビーチサンダルよりも運動靴で行く方が安全であるに違いない。六畳ビーチまで行けなくとも、断崖絶壁の上から眺めるその風景だけでも絶海の孤島感が感じられる絶景だ。与那国島の中学生が断崖絶壁の上で吹奏楽の練習をしていてラピュタの歌が流れてくるので、ここは本当に映画の中の世界かと勘違いしてしまいそうになる。

六畳ビーチは秘境感溢れるビーチで、シュノーケリングすると色とりどりの熱帯魚や海の生物が観察できる。向かって左の方の崖の下の方にはウミガメが見られたが、与那国のウミガメは宮古島のように人懐っこくないのですぐに逃げてしまった。

 

ぼくはビーチから海原を泳いで、どこの道とも繋がっていない誰も来ない別のビーチへと移動してのんびり過ごすのが好きだった。”六畳ビーチ”も好きだがたまに別の人が泳ぎに来たりして気を遣う。ぼくは海で泳ぐときにはなるべく孤独になりたいのだ。孤独になるということは、大自然とだけ一体になって二人きりになるという意味だ。大自然と二人っきりになれる日々は、絶海の孤島だから可能な尊い経験だと思われた。”六畳ビーチ”からはるか右へ右へと泳いで行くと、誰も到達できない岩の洞窟のある別のビーチへとたどり着く。そこでゆっくりと海と対峙するのはとてつもなく美しく尊い時間だった。

 

 

・与那国島の民宿の本当に美味しかったご飯たち

泳ぐという行為はものすごくエネルギーを使うらしく”六畳ビーチ”で泳いだ後にはすっかりお腹が空いて大量の美味しい民宿のご飯も食べられるようになっていた。今思い出しても本当に懐かしい美味しい食事だった。また与那国島へ行ったときにはこの民宿に泊まりたい。

 

 

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