美しき大理石の裸体彫刻!シチリア島・パレルモの「プレトリアの噴水」が魅力的すぎた

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無数の裸体の彫刻!!!!!

美しき大理石の裸体彫刻!シチリア島・パレルモの「プレトリアの噴水」が魅力的すぎた

・シチリア島パレルモで魅力的だった2つのスポット
・「プレトリアの噴水」は街の中心に位置している
・「プレトリアの噴水」で人間の裸体について考える
・「プレトリアの噴水」の歴史的背景
・「プレトリアの噴水」は憧れの「ヨーロッパ」の風景

・シチリア島パレルモで魅力的だった2つのスポット

ぼくがイタリア・シチリア島の最大都市にして州都・パレルモの街は、食べ物、文化、建築何をとっても非常に興味深い場所だった。食べ物に関しては、他のシチリア島の地方同様に、日本人の大好きな海鮮料理は実に美味しく、海鮮のクオッポ(から揚げ)や海鮮サラダ、海鮮パスタに加えて、海外で初めてお刺身を食べたりして、非常に満足を感じていた。

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この街でぼくが最も印象に残った観光スポットは2つある。それは「プレトリアの噴水」と「マルトラーナ教会」だ。この2つはぼくの中で実に感動的だったので、それぞれを記事にしてみようと思う。

 

 

・「プレトリアの噴水」は街の中心に位置している

今回は「プレトリアの噴水」についての記事である。「プレトリアの噴水」という名前だけでもおしゃれで素敵でいかにもヨーロッパ旅行をしているという感じがするが、そもそも「プレトリア」とは一体何なのか、調べてみても良くわからなかった。「プレトリアの噴水」はパレルモの街の中心に位置し、行こうと思わなくても自然とたどり着いてしまうような気配がある。スマートフォンのグーグルマップで「プレトリアの噴水」と検索すれば簡単に訪れることができる。

 

・「プレトリアの噴水」で人間の裸体について考える

「プレトリアの噴水」は男女混合の30体以上の裸体が円形に並ぶ、大理石の彫刻が設置された広場である。こんなにもたくさんの裸体の彫刻が街の中心に立ち並んでいると、いやらしさというよりもむしろ美しさを感じる。よくドラえもんのアニメで、しずかちゃんがのび太くんの裸体を見ると「のび太さんのエッチ!」と怒り狂うシーンが多々見られたが、こんなにも裸体が外で飾られることをゆるされているのだから、人間は意外と本当は裸体を見ることに別に嫌悪感などないのでは?と考えさせられる。それとも彼らは美しい彫刻だから街中でも裸体であることをゆるされているのだろうか。イケメンの裸体はゆるされるけれど、ブサメンの裸体はダメとかそんな感じだろうか。

 

 

・「プレトリアの噴水」の歴史的背景

「プレトリアの噴水」は1555年ごろの作品。元々はナポリの総督だったドン・ピエトロ・デ・トレド公爵が隠居生活を送るためにフィレンツェに購入したお屋敷の庭に置くために発注したものだった。ところが完成を待たずに公爵が死去、息子がパレルモ市で売買を行い、市庁舎前に設置されたという。彫刻家の息子をフィレンツェから呼び、ようやく組み立てて除幕式となったのは1580年のことだった。

彫刻が裸体なので設置当時にはかなり刺激的だと見なされ、パレルモ市民からは「ピアツッア・デラ・ベルゴーニャ(恥の広場)」とか呼ばれていたそう。噴水には動物や怪物の頭や寓意画の人物、ギリシャ神話の人物が飾られ、周囲をとりまくバロック様式の教会とも調和し、今ではパレルモのロマンチックなスポットのひとつとなっている。

 

 

・「プレトリアの噴水」は憧れの「ヨーロッパ」の風景

街を歩けばこの美しき「プレトリアの噴水」に自然とたどり着くので、ぼくも度々この噴水を訪れ、その美しい姿を写真に納めた。日本人が思い描く憧れの「ヨーロッパ」の風景がこの「プレトリアの噴水」には体現されている気がする。ぼくは美術館に行ってもこのような大理石の彫刻を見るのが特別好きだ。ぼくの完成はヨーロッパの根源、ギリシャ芸術へと向けられているのだろうか。世界一周中にも、ギリシャを絶対に訪れたいと心に誓った。

 

 

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