女人禁制を貫く!謎に満ちたギリシャ正教の聖地・アトスを目指して旅を始めた

 

ギリシャのアトス巡礼は謎が多すぎる!!!!!

女人禁制を貫く!謎に満ちたギリシャ正教の聖地・アトスを目指して旅を始めた

・今でも女人禁制を貫く!謎に満ちたギリシャ正教の聖地・アトスを目指そう
・アトスの謎その1:どうやってアトスの入山予約をして許可証を手に入れるの?
・アトスの謎その2:アクセスは?どうやってアトスに辿り着けばいいの?
・アトスの謎その3:アトス内は写真撮影禁止なの?
・アトスの謎その4:アトスではどこに宿泊すればいいの?
・アトスの謎その5:アトスへ行くにはお金はどれくらいかかるのか?
・アトスの謎その6:アトスには3泊4日しかいられないのか?延長はできるの?
・世界一周の再開は、アトス巡礼への情熱から始まった

・今でも女人禁制を貫く!謎に満ちたギリシャ正教の聖地・アトスを目指そう

2017年に偶然「孤高の祈り ギリシャ正教の聖山アトス」という写真集を見かけて衝撃を受けた。なんとギリシャにはアトスという辺境の聖地があって、そこでは今でも女人禁制を守り抜いているというのだった。巡礼者や観光客も男性しか入れないのはもちろんのこと、人間だけではなく猫以外の動物でさえメスを入れないほどの徹底ぶりだという。ちなみに猫だけはネズミ退治のために繁殖を許されているのだそうだ。

この地を自らの土地とした生神女マリアだけがこの世でたった一人の女性であるという考え方から西暦1406年以降女人禁制を貫いているアトスでは、全身黒ずくめの服装をした僧侶たちが隔絶された世界の中で自給自足の生活を営みながら、ただひたすらに祈りに専念しているのだという。写真集で見たその祈りと生活の様子はこの世のものとも思えないほどに神秘的で美しく、また荘厳だった。こんな独自性に満ちた世界が今の時代にもまだ残っているなんて信じられない!

ぼくがアトスに心惹かれたのは、自分の生まれ故郷の近くに位置する密教の聖地・高野山と非常に似ていると感じられたからだった。時代にそぐわないということで今では女性も入ることが許されているが、高野山も仏教修行のために明治時代までは女人禁制だった。俗世から隔絶された神秘的な聖地で、僧侶が古来からの伝統的な信仰を守り祈りを捧げているという点もよく似ている。また高野山は精進料理が有名で今でも肉食は禁じられているが、アトスでも赤い血の通ったものは食べられないという共通点がある。

人間というものは祈りというものを突き詰めていくと、どのような宗教や地方や民族であろうと同じような形態に辿り着くものなのだろうか。実は宗教の違いなどというものは些細な問題でしかなく、重要なのは宗教と祈りを突き詰めていったところにある人間の行動と悟りにあるのではないだろうか。あらゆる宗教も祈りも、究極的には同じ方角へと向かい旅をする同志なのではないだろうか。

ぼくは紀伊山脈の奥地に開かれた美しき高野山と同じような特徴を持ったアトスに大きな興味を抱き、2018年から開始した世界一周の旅の途中で絶対に訪れたいと決意した。

 

 

・アトスの謎その1:どうやってアトスの入山予約をして許可証を手に入れるの?

しかし決意したのはいいものの、ギリシャ正教の聖地・アトスは謎が多すぎた!元からこの世から隔絶され謎に包まれている雰囲気がある上に、日本人で訪れたことがある人がほとんどいない辺境であるから日本語の詳細な情報も皆無だった。ぼくは仕方なく英語で検索して情報を集め始めた。

まずアトスにどうやって行ったらいいのかがわからない!アクセスという単純な問題ではなく、アトスにいるには許可証が必要なのだそうだ。その許可証はアトスに入る予約をしてから初めて手に入るものらしい。しかし、アトスに入る予約をどうやってやったらいいのか全くわからない!わずかに見つかるコロナ禍前の情報では、最低でも6ヶ月前にはメールか電話で予約をしなければならないということだったが、6ヶ月後の予定を決めるなんてなかなか困難だ。しかも予約をキャンセルすると、しばらくは入山禁止となるペナルティが課せられると書かれているページもあった。どこにメールをすればいいのか英語で検索しても、色々なメールアドレスが出てきてどれが本当かわからなかった。

★この謎の解決記事はこちら★

女人禁制ギリシャ正教の聖地!アトスの入山許可証を予約する方法を実体験を元に徹底解説する

 

・アトスの謎その2:アクセスは?どうやってアトスに辿り着けばいいの?

また予約方法が難しい上に、実際にどうやってアトス山に辿り着くのかというアクセスにも謎が多かった。アトスはギリシャに属しているものの独立した自治権が認められており、半島であるにも関わらず陸路で向かうことはできず、フェリーに乗って入山しなければならないという。フェリーはウラノポリ(ウラノポリス)という辺境の街から出ているというが、そもそもウラノポリまではどうやって行ったらいいのだろうか。近くにギリシャ第2の都市であるテッサロニキがあるので、そこで情報収集して行くしかなさそうだ。

またウラノポリからアトス行きのフェリーは頻繁に出ているのだろうか。フェリーの時間帯も非常に気になる。ひとつ便を逃したらもう1日待たなければならないという不便な状況は避けたいが、ギリシャの辺境の地ではそのようなケースも大いにあり得るかもしれない。

★この謎の解決記事はこちら★

ギリシャの市バスに乗ろう!テッサロニキからアトスの経由地ウラノポリまでの行き方を徹底解説

 

・アトスの謎その3:アトス内は写真撮影禁止なの?

写真集「孤高の祈り ギリシャ正教の聖山アトス」の中の文章には、写真撮影しようとすると僧侶に怒られたという言葉が散見された。読んでいるとアトスは写真撮影厳禁であるというような雰囲気が漂っている。果たしてアトスって写真撮影できないのだろうか。せっかくはるばるギリシャの辺境の地へ辿り着いても、その美しい風景を写真撮影ができないのでは残念な気持ちを抱いてしまうだろう。ブログで写真の情報を伝えることもできないし、記憶を正確に留めておくこともできない。写真撮影できるのかできないのか、はっきり知りたいところだが、そのような情報は皆無だった。

 

・アトスの謎その4:アトスではどこに宿泊すればいいの?

アトスはギリシャ正教の修行のための聖地であり、ホテルや宿など観光客用の施設などは皆無に等しい印象だ。果たして無事にアトスに辿り着けたとしても、どこに泊まればいいのだろうか。写真集「孤高の祈り ギリシャ正教の聖山アトス」の中では人々は修道院に泊まっていので、おそらくホテルではなくみんな修道院に泊まるのだろう。修道院はどうやって予約すればいいのだろうか。また修道院はどれくらいあり、どの修道院が宿泊可能で、どの修道院は泊まることができないのだろうか。何もかもが全くわからない。

★この謎の解決記事はこちら★

アトスで宿泊可能な修道院リストはこれだ!宿泊予約が取れないままでぼくはアトス巡礼の旅を開始した

 

・アトスの謎その5:アトスへ行くにはお金はどれくらいかかるのか?

アトスへの入山許可証をもらうためには30ユーロ払うという情報がある。その30ユーロの中には3泊4日の宿泊代と食事代も含まれているということだが、ではその他にアトスではお金はかからないのだろうか。一体どれくらいのお金を持って入れば安全なのだろうか。アトス内にATMがあるとは思えないので、非常に気になる。

 

 

・アトスの謎その6:アトスには3泊4日しかいられないのか?延長はできるの?

アトスの入山許可証は、3泊4日と定められているという。つまりぼくたちは、3泊4日しかアトスに滞在することを許されないということだ。しかしせっかくはるばるギリシャの辺境の地までやってきて、ようやく辿り着いて3泊しかできないなので少々短すぎではないだろうか。果たして3泊4日というのは延長できるのだろうか。そしてその延長の手続きは簡単なのだろうか、難しいのだろうか。

 

 

・世界一周の再開は、アトス巡礼への情熱から始まった

このようにざっと考えただけでも様々な疑問が浮かんできた。これほど情報も少なく謎に満ちたギリシャの聖地へ行くのは、どう見積もっても困難な旅路となりそうだ。6ヶ月前に予約しなければならないという1点だけでも、かなりの障害となるのではないだろうか。アトスを訪れたいという大きな情熱と直感はあるものの、わからないことが多すぎて、しかもそれらの謎はいくら調べても解決せず、本当に行けるのか行けないのかも最後までわからず、結局は後回しにし続けた結果世界はコロナ禍へと突入し行く機会を完全に逃してしまった。

コロナ禍において毎日コロナワクチンバイトに明けてくれていたぼくは、まだ旅への情熱を失っておらず、ある時突然ふとアトス山のことを思い出し、6ヶ月先の予定を完璧に調整できるのはフリーランス医師をしている今しかないのではないかと思い立ち、面倒だと思ってずっと避けてきたアトスへの予約メールを送ってみた。その結果やはり一筋縄ではいかなかった上に多くの謎は残ったままであるものの、なんとか予約だけは完了することができた。新型コロナウイルスを原因とする2年間の世界一周休止を打ち破ったのは、アトスへ行かなければならないというぼくの中に宿り続けていた旅の情熱と直感だった。

この旅ブログ「ミズイロノタビ」では、日本語の情報が不足しているもしくは皆無であるアトス巡礼の数々の謎について、自分自身の実際の旅の経験を通して、ぼくが旅に出る前に分からなくて困った事柄を中心にひとつひとつ丁寧に解説していく予定である。

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

 

関連記事