女人禁制ギリシャ正教の聖地!アトスの入山許可証を予約する方法を実体験を元に徹底解説【アトス巡礼記ブログ2】

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アトスの入山予約ってどうやってすればいいの?????

女人禁制ギリシャ正教の聖地!アトスの入山許可証を予約する方法を実体験を元に徹底解説

・女人禁制ギリシャ正教の聖地アトスへの憧れ
・アトスの入山許可証を予約するためにはどうすればいいの?
・アトス予約への道のり:最初のメール
・アトス事務所からの最初の返信
・アトス予約への道のり:パスポートの添付と正確な日付の提示
・アトス事務所からの2回目の返信
・アトス予約への道のり:2週間前にアトス事務所に国際電話
・アトスの入山許可証を予約するための手続きまとめ

・女人禁制ギリシャ正教の聖地アトスへの憧れ

2017年に偶然「孤高の祈り ギリシャ正教の聖山アトス」という写真集を見かけて衝撃を受けた。ギリシャ正教の辺境の聖地アトスでは何と1406年から今に至るまで女人禁制が貫かれており、一般的な世界とは隔絶された宗教世界の中で黒ずくめの衣装を纏った僧侶たちが自給自足の生活を営みながら祈りに専念しているのだそうだ。神秘的で美しく荘厳なアトスの写真の数々を目にしたぼくは、せっかく男性の肉体を持ちながらこの世に生まれ着いたことだし、世界一周の旅の中で絶対にギリシャのこのアトスへと立ち寄ろうと直感的に心に決めた。

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・アトスの入山許可証を予約するためにはどうすればいいの?

しかしアトスを訪れると心に決めたのはいいものの、アトスは普通の観光地のように気軽に行けば簡単に入れるという場所ではないらしい。なんとアトスに入るためには入山許可証が必要なのだそうだ。しかもその許可証を手に入れるためには、6ヶ月前から予約をしなければならないという情報まである。6ヶ月前までに予約って…日常生活の日々の予定だってしばしば変わることもあり得るのに、6ヶ月前にギリシャの辺境の地を訪れる予定なんてそうそう確定できるものではない。それもコロナ禍前の情報なので、今でもそのようなルールが存在するのかどうかは定かではない。

しかも日本人でアトスを訪れたことのある人は極端に少なく、どのように予約をすればいいのかという情報もほとんど存在しなかった。フリーランスの医師として毎日コロナワクチンバイトに勤しんでいたぼくは、自由にスケジュールを組み立てられる働き方をしている今こそがアトスを巡礼する最も適切な時期だろうと思い立ち、本格的に気合を入れてアトスの入山許可証を予約する方法を検索し始めた。

検索結果に出てくる日本語の情報では詳細なアトスの予約方法がなかったので、ぼくは諦めて英語で情報収集を始めた。流石に英語の方がアトスの情報量は圧倒的に多いものの、何ヶ月前に予約すべきかとか、どのメールアドレスに予約のお願いのメールを送るのかという情報がページによって異なっており困惑した。情報によっては予約をキャンセルするとブラックリストに載って次回の許可証が取りにくいという危険性まであることが示唆されていた。絶対に行ける日で予約を確定させなければ…!

様々な情報がある中で迷っていても仕方がない、とにかく行動に移さなければ何も始まらないと思ったぼくは、意を決してあるひとつのメールアドレスにアトスへの入山の予約したいという文章を送信してみた。電話でも予約できるようだったが、ギリシャへの電話代なんて高すぎるだろうし日本人には無料のメールが一番適切な予約方法だと感じた。送信先のメールアドレス、送った英語の文章は以下のようなものだった。

 

 

・アトス予約への道のり:最初のメール

送信先のメールアドレス:athosreservation@gmail.com

送った予約の文章:Hi my name is Mizuiro living in Japan.
I am so interested in Mount Athos and I hope to get the entrance permit.

If possible I would like to visit Mount Athos in September or October 2022 for 4days.

I am a man and not a Christian.

Could you please tell me how to get the permit.

Thank you for reading my e-mail and I am waiting for your reply.

Mizuiro

(訳:こんにちは私は日本在住の水色と申します。
アトス山に非常に興味があり、入山許可証を取得したいと考えています。
可能であれば、2022年の9月か10月に4日間アトス山を訪れたいと考えています。
私は男性で、キリスト教徒ではありません。
どのように許可証を取得すればいいかご教示いただけると幸いです。
お返事をお待ちしております。)

聖地の予約のメールなんてどうやって書いたらいいか全く分からなかったが、とにかくアトスに行きたいという思いが伝わればいいという思いでメールをしたためた。また男性しか入れないので自分が男性であることをしっかりと伝え、異教徒は1日10人以下しか入れないという掟があるらしいので自分がキリスト教徒ではないということも書き足した。巡礼は3泊4日しかできないらしいので、最大の4日間巡礼したいと伝えることも忘れなかった。さてこれで本当に返事は返ってくるのだろうか。

 

・アトス事務所からの最初の返信

2022年6月26日に送った最初のメールへの返信は、ありがたいことに翌日の6月27日には送り返されてきた。しかしその内容は実に愛想がなく、非常に事務的な印象を受けた。返信された文章は以下の通り。

Send the copy of your passport and the exact entrance date (not earlier than 3 months) to proceed

ふむふむ…とりあえずパスポートのスキャンをメールに添付しなければならないらしい。そしてアトスを訪れたい正確な日付を提示してくれということだった。さらに受付は、その入山希望日の3ヶ月前からしか受け付けていないらしい。つまり10月1日に入山したければ、その3ヶ月前の7月1日からしか受付をしていないということだ。これはインターネット上の最低でも6ヶ月前から予約という情報とはかなり異なっている。コロナで状況が変わったのだろうか。内容を理解し、以下のように返信した。

 

・アトス予約への道のり:パスポートの添付と正確な日付の提示

Thank you for your reply. Here is my passport copy and I hope to enter Mount Athos on October 13 in 2022.

10月13日にアトスに入山したいという希望なので、その3ヶ月前の7月13日になってから返信した。またこのメールにはパスポートのスキャンも添付した。するとその日のうちには次のようなメールが返信された。

 

・アトス事務所からの2回目の返信

The reservation is OK for 13/10
Call us 2 weeks earlier for the last confirmation 2310 252578

Chris Neokazis
pilgrims office of Thessaloniki

やったー!アトスの予約が完了した!!!!!え!でも予約を確定するために2週間前に電話して来いと書いてある!!!めんどくさ!何のために?!しかも電話代もかかるやん!しかしそう命じられている以上、こちらには2週間前に電話するという選択肢しかなかった。電話するのを忘れないよう、スマートフォンのカレンダーアプリの2022年9月30日の予定に「アトス山に電話」としっかりと書き留めておいた。何て変な予定だろう!

そしてこのメールはギリシャ第二の都市であるテッサロニキの巡礼者オフィスから送られていることが記されていた。どうやってアトスへ行けばいいのか、宿はどうしたらいいのかなど、数々の疑問はアトスを訪れる前に実際にここを訪れて質問するしかなさそうだ。ギリシャの旅をするのなら、テッサロニキは避けては通れない大きな街なので、その滞在中に立ち寄ることにしよう。ちなみにこのテッサロニキの巡礼者オフィスは、グーグルマップでは「HOLY EXECUTIVE OF THE HOLY MOUNT ATHOS – PILGRIMS’ BUREAU」という名前で登録されている。

 

 

・アトス予約への道のり:2週間前にアトス事務所に国際電話

2022年9月30日、ぼくはギリシャに旅立つためにシンガポールにいた。国際電話なんて高いから滅多に使わないが、仕方がないのでシンガポールからギリシャの国際電話番号「+30」をつけて「+302310252578」に電話をかけた。ギリシャ語は話せないので、もちろん英語で会話するしかない。

電話口ではメールと同じように、事務的で愛想のない印象の男性が対応してくれた。何だか雰囲気としては「え?なんでわざわざ電話なんてしてきたの?」という感じがしないこともなかったが、「いやいやあんたが電話しろって言ってきましたやん!だからわざわざしたくもないのに電話してるんやん!」とツッコみたい気持ちを抑えて、何とか無事に予約を確定することができた。詳細な会話の内容は忘れてしまったが

Hello, I’m Mizuiro from Japan. I want to confirm my reservation to enter Mount Athos and my entering date is 13th October.

(訳:こんにちは、私は日本出身の水色です。アトスへ入るための予約を確定したいです。私の入山予定は10月13日です。)

という出だしで会話を始めれば問題なくスムーズに予約を確定することが可能だった。何はともあれこれでアトスの予約が正式完了したのだ。いやーめんどくさかった!長かった!

 

 

・アトスの入山許可証を予約するための手続きまとめ

まとめると、アトスの入山許可証を予約するための手続きは以下の通りとなる。

1.athosreservation@gmail.comにアトスの入山許可証を取得したいとメールを送る。
2.パスポートのスキャンをメールに添付し、また正確な入山希望日を伝える。
3.仮予約が完了する。
4.入山の2週間前にアトス事務所へ電話して、予約の確定をする。

非常に長くて困難だけれど、アトスを訪れたい巡礼者は頑張って予約しよう!困難な道のりの後にはきっと素晴らしいアトス巡礼の旅が待っている!

 

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